田口トモロヲ監督、映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』大阪舞台挨拶に登壇

峯田和伸(銀杏BOYZ)と若葉竜也がW主演を務める映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』の舞台挨拶が2月26日に大阪・TOHOシネマズなんば本館で実施され、田口トモロヲ監督が登壇した。

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本作は、地引雄一「ストリート・キングダム」を田口トモロヲが映像化。脚本は宮藤官九郎が務めた。共演には吉岡里帆、仲野太賀、間宮祥太朗、大森南朋、中村獅童、中島セナらが集結。

大きな拍手に迎えられ、「監督を務めました田口トモロヲです」と挨拶すると、「あれ?今日峯田くんは?若葉くんは?どこかに隠れてるでしょ。吉岡さーん。宮藤くーん」と呼びかけ、返事がないと知ると「本当に僕一人ですね。僕一人しか来なくて申し訳ありません(笑)」と観客に謝罪して会場を沸かせた。

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今朝出演した、関西のご長寿番組「よ~いドン!」について「円さんの洗礼を受けさせていただいた」と苦笑いし、「座る位置が真ん中だとは知らなくて緊張した」そうで、「大阪の重鎮に囲まれちゃって最後までトイレを我慢するしかないと思った」と、思いもよらない裏事情を明かした。

続けて、「円さんが本作を観て「すごく面白かった。若い時を思い出して身体が熱くなって興奮した」と放送外で言ってくれた」と明かし、「てっきり番組でその熱を語ってくれると思ったら、番組が始まったら一切言ってくれなかった」と笑わせながらも、「すごく面白かったと言ってもらえて嬉しかった」と語った。

田口は「10年前ぐらいに原作を読んで、僕にとってはストライクな物語だったので、すぐに地引さんに電話した」そうで、「脚本は宮藤くんしか書けないと思ってお願いした」と明かし、「当初は原作リスペクトのドキュメンタリータッチの脚本だった」そうで、「そこから何年も試行錯誤と改訂と迷走を繰り返しました」と苦笑い。

ミュージシャンである峯田がミュージシャンではない役を演じていることにMCが触れると、田口は「峯田くんは僕の映画には全部出てもらっているけど、受けのお芝居をやったことがない。表現する役はたくさんやってるけど、相手の芝居や熱を受けるのを見たことがないので、まず僕が見たいと思った」と明かした。

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一方、「いつか田口組に」と思っていたという若葉について、「別の現場で俳優として会った時に、「そういう作品に出たいと思って俳優をやってきました」と僕自身が感激するぐらい『アイデン&ティティ』への思いを語ってくれた」そうで、「いつか僕が監督する作品に出てもらおうと思って、今回実現しました」と、若葉の熱い思いを受け止めて本作に至ったそう。さらに、東京でのジャパンプレミアでの舞台挨拶で若葉が感極まる姿を見て、監督も感激したそうで、「出てもらって良かったという思いでいっぱいになった」と明かした。

また、キャスト達には「過去のレジェンドの話なんですが、現代の人がやる意義を考えると、そっくりさんにしてほしくなかった」と言い、「過去にいた実際の人たちのスピリットを演じてほしい」と伝えていたそうで、「たくさん資料をお渡しして学習してもらった」という。初めて現場で見た時は「どんな解釈で演じてくれるのか楽しみだったし、初めて見られるのは役得だな」と感じたそう。

「田口監督が音楽映画を撮ると聞いて、なんとかして出たい」と言っていたという間宮については「現場に入ってから間宮さんも『アイデン&ティティ』が好きだと聞いたんです。間宮さんとは共演したことがなかったので、もっと早く言ってよ。だったら、もっと早くこの映画が実現したかもしれないのに」と言いながらも、「見事でした」と称賛。

また、苦労したことについては「準備に時間がかかっていたので、比較的冷静な気持ちでインしたつもりだったのに、峯田くんと若葉くんがインタビューで「監督がめちゃくちゃピリピリしてた」と言っていて、バレてたな、と(笑)。スタッフさんもこの時代を知らないんです。お客さんのノリも今の時代と違う。そこは口酸っぱく言って、そういう意味ではピリピリしてしまって、苦労と言えば苦労」だと言いながらも、「自分の好きな世界観を実現できる高揚感の方が強かった」と振り返り、「この時代を知ってるから嘘はつきたくないし、妥協したくない」と、当時を知っている監督ならではのこだわりを語った。

「日本ではロック・フェスがたくさん行われていて、何万人もの人達を集めていますが、最初のシステムの礎を作ったのはこの人達なんです。この人達のことがあまりにも語られてないので、まず知ってほしい。いかに攻めていて前衛的でポップだったかを知らない方達に伝えたいという思いだった」と、本作に込めた思いを熱弁。

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タイトルにも入っている「自分の音を鳴らせ。」という本作のメッセージについて田口は、大切なのは自分が本当にやりたいことをやっているのかどうか。DIYの精神で自己表現していた東京ロッカーズの時代と、一人一人がSNSを持っていて、自由に発信できる今の時代について、近しいと語る。「僕が今の若者だったらYoutuberになってる。物理的にすごく恵まれてるけど、気持ちはこの頃の人達と一緒で、物質的なことだけが違うんだと思ってます。だからこそ、この映画は今の人達にも伝わるんじゃないかと思ってます」と思いを明かし、「こんなに自由な時代があったんだ。自分は自分でいい。個人個人が違ってて、いいんだという考え方がこの時代にあったことが伝わると嬉しいです」と本作に込めた思いを語った。

『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』は、3月27日より公開。

『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』
出演:峯田和伸 若葉⻯也 吉岡里帆 仲野太賀 間宮祥太朗
監督:田口トモロヲ
原作:地引雄一「ストリート・キングダム」
脚本:宮藤官九郎
音楽:大友良英
エンディング曲:「宣戦布告」(峯田和伸/若葉竜也)
企画製作・配給宣伝:ハピネットファントム・スタジオ 
(C)2026映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』製作委員会
https://happinet-phantom.com/streetkingdom

3月27日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開

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