映画『君の顔では泣けない』で主演を務める芳根京子と共演の髙橋海人、そして監督の坂下雄一郎が、10月27日に開催された第38回東京国際映画祭 レッドカーペットに登場した。昨年は『雪の花』のキャストとして着物姿でレッドカーペットに登場した芳根が、2年連続で登場し、髙橋は自身初のレッドカーペットイベントの参加となった。

原作は、2021年9月に発売され、瞬く間に話題となった君嶋彼方によるデビュー作「君の顔では泣けない」。
高校1年生の坂平陸と水村まなみは、プールに一緒に落ちたことがきっかけで心と体が入れ替わってしまう。そこから15年、一度も元に戻ることのなかったふたり。しかし、30歳の夏、まなみは「元に戻る方法がわかったかも」と陸に告げる。リアルとフィクションの境を繊細に編み、入れ替わったまま大人になっていくふたりの時間を切なく、瑞々しく描き出す。入れ替わってしまうふたり、坂平陸と水村まなみを、今回が初共演となる芳根と髙橋が演じる。
大勢の報道陣と観客に見守られる中、作品のイメージカラーに合わせ、純白のドレスに青いハイヒールの芳根京子、ネイビーのシックなスーツ姿の髙橋海人、坂下雄一郎監督がレッドカーペットに登場。

観客を前にプロップスを持って笑顔で映画をアピールしながら、映画祭の雰囲気を楽しんだ様子。芳根は「レッドカーペットは昨年初めて歩かせてもらって、今回2回目だったので2年連続参加できたことも嬉しかったですし、去年はすごく緊張していたので、『今年は楽しむ!』っていう余裕を持ちながら歩けて楽しかったです!映画にはたくさんの方の愛があって、それがあって私たちも頑張れているなというのを体感できる機会をいただけてすごく嬉しかったです」とコメント。

髙橋は「気合をグッと入れて望んだ作品でしたし、『たくさんの方に届け!』っていう思いが強い作品でもあるので、歴史のある東京国際映画祭のレッドカーペットを歩けて、強いエネルギーを持った映画好きの方々と挨拶できた感覚が嬉しかったです。皆さんがそのエネルギーでこの映画を見てくれたら嬉しいなと、強く思いました。記念すべき日になりました」とそれぞれレッドカーペットの感想を明かした。
『君の顔では泣けない』は11月14日より公開。
『君の顔では泣けない』
出演:芳根京子 髙橋海人 西川愛莉 武市尚士 中沢元紀 林裕太 石川瑠華 前野朋哉 前原滉 ふせえり 大塚寧々 赤堀雅秋 片岡礼子 山中崇
監督・脚本:坂下雄一郎
原作:君嶋彼方「君の顔では泣けない」(角川文庫/KADOKAWA 刊)
音楽:Inyoung Park
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
配給:ハピネットファントム・スタジオ
(c)2025「君の顔では泣けない」製作委員会
https://happinet-phantom.com/kiminake/
11月14日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー