映画『さとこはいつも』15歳の聡子役・姫野花春と沖田修一監督が大阪での舞台挨拶に登壇

映画『さとこはいつも』の関西先行上映が8月27日に大阪・TOHOシネマズ なんばで行われ、15歳の聡子を演じた姫野花春と沖田修一監督が舞台挨拶に登壇した。

画像1

沖田監督の長編映画デビュー20周年となるアニバーサリーイヤーに贈る完全オリジナル新作映画。沖田監督が本作で描くのは、年齢も、育った環境も異なる、3人の「さとこ」という女性たち。初めての恋を持て余し、妄想が暴走していく中学3年生、15歳の中井聡子(姫野)。不倫も仕事もスランプ気味、迷走中の映画配給会社勤務、35歳の西田沙都子(有村架純)。子育てがひと段落し、久々の自分時間で夢に目覚めた55歳の飯島里子(石田ひかり)。そんな“さとこ”たちが、自由で、みっともなくて、愛おしい日々を【自分の物語】として書き始めたとき、3人の人生が交差していく。

本作において、初の関西圏での舞台挨拶となった関西先行上映。トリプル主演のひとりを担う姫野は、おととい自身初の舞台挨拶を一人でこなしてきたばかり。「平日の夜のお忙しい時間に観に来てくださってありがとうございます。すごい緊張しています」と感謝の気持ちと共に現在の心境を明かすと、沖田監督も「僕も緊張しています」と続けて会場の笑いを誘った。

画像2

姫野は、京都出身ということでトークの話題は“関西”。姫野は、「中学の頃に、親友と共に大阪の中華料理屋へ美味しい小籠包を食べに行ったり、習い事に通っていた。大阪は自分にとってすごくキラキラしている」と語った。一方の沖田監督は、万博公園を訪れた話を披露。太陽の塔の中を登るという貴重な経験をした監督は「岡本太郎さんの頭の中をのぞいているようですごかった。その近くにある国立民族学博物館も何時間でも居られる」と公園内の魅力を熱弁。

さらに、関西の好きなものや場所などを訊かれた2人。姫野は、「習い事や映画館に行くときに自転車で移動していて。よく通る鴨川で、人がいないところで歌を歌いながら自転車をこいでいた。学校で音楽の歌のテストのために練習がてら川で歌ったり、ある意味練習場になっていたかもしれない」という京都らしい話が飛び出した。MCからの「誰か聞いているのかいないのか、鳥でもきいているかもしれない」という発言にも、姫野は「シジュウカラが聞いているかもしれない!」と返し、劇中に登場する鳥の名を挙げ、本作を観終わった直後の観客からは温かな笑い声が上がった。

画像3

さらにトークは、撮影現場の雰囲気に関する話に。特に、姫野演じる聡子、かなぶん(泉有乃)、嶋っちょ(大月美里果)の仲良し三人組の関係性については、3人に任せていたと明かす沖田監督。劇中の小道具として登場するプリクラなども、沖田監督が3人に仲良くなってもらうという意図のもと、実際に新大久保へ赴いて撮ってきてもらったものだという。また、より良い掛けあいを生むうえで沖田組では独特な方法を取り入れていたようで、姫野は「台本を読み合うわけでなくジェンガやカードゲームをしたり遊びながらセリフを順々に言っていくということをして。セリフがなるべくポンと口からでてくるような状態を3人で作っていた」と明かした。

また、本作を通して、観客にどんな気持ちになってほしいかという質問に対して沖田監督は「この映画を観て何でもいいから始めてみようかなと思ってくれたらいいなと思う。映画としてワクワクしながら観てもらえる作品になるといいなと思い作った」と語った。続けて姫野は、「自分の人生って思い出す度にその都度変わっていくのかなって。もしかしたら自分の口から出る本当のことってほんの僅かで自分で勝手に想像して付け足して日々過ごしているのではと思う瞬間がある。それだけ物語ってずっとそばにあるのでは、あらすじがあって大きい出来事があることだけが物語ではないと思うし、今こうやってお話している瞬間もその一部だったりするのではないかと思う。本作をみてそういう気持ちになってくれたら嬉しい」と語り、大人顔負けの姫野の発言に思わず「僕より年上なのかな?」と沖田監督が突っ込む場面も。

画像4

最後に姫野は、「自分の地元に近いということもあって、まさか自分が出演している映画で関西に戻ってこられると思っていなくてとても楽しい時間だった。『さとこはいつも』を応援してくれたら嬉しい」としみじみとした様子で語った。さらに沖田監督は、「『さとこはいつも』がいろんな場所でいろんな人にみられたら嬉しいなと思う。大阪でも公開したときに周りにもたくさん広めてくれたり応援してくれたら嬉しい。また会いましょう」とイベントを締めくくった。

『さとこはいつも』は、9月18日より公開。

『さとこはいつも』
出演:有村架純 石田ひかり 姫野花春 黒田大輔 宮部純子 泉有乃 大月美里果 小川冬晴 青木柚 川瀬陽太 島田桃依 中井友望 中村優子 細田佳央太 鳴海唯 髙田万作 古舘寛治 吉田羊 オダギリジョー 筒井道隆
監督・脚本:沖田修一
音楽:柴田聡子
主題歌:折坂悠太「シミレ(feat.柴田聡子)」
製作幹事:アミューズクリエイティブスタジオ
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
(C)2026 「さとこはいつも」製作委員会
https://happinet-phantom.com/satoko/

9月18日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

目次