【レポート】『潤一』志尊淳ら豪華キャスト&監督登壇の舞台挨拶を開催!志尊淳「幸せですね!」と意欲作の劇場公開に笑顔

潤一

日本を代表する映画監督、是枝裕和。その彼を中心に設立された制作者集団“分福”が手がける渾身のプロジェクト「潤一」がついに始動。カンヌの国際ドラマの祭典“カンヌシリーズ”のコンペティション部門に日本作品として初めて出品され、公式上映がされると現地の関係者から絶賛を浴び、注目を集めた「潤一」が、ドラマ配信・放送に先駆け、ひと足早く映画『潤一』として6/14(金)より丸の内ピカデリーにて1週間限定限定で公開中だ。

このたび映画の公開を記念し、舞台挨拶が行われ、主演の志尊淳をはじめ、藤井美菜、夏帆、原田美枝子、蒔田彩珠、伊藤万理華と各話で共演した女優陣、そして北原栄治監督、広瀬奈々子監督が登壇した。

『潤一』公開記念舞台挨拶 概要

【日時】6月14日(金曜日) 18:30より舞台挨拶開始
【場所】丸の内ピカデリー シアター1(千代田区有楽町2丁目5-1 9階)
【登壇者(敬称略)】志尊淳、藤井美菜、夏帆、原田美枝子、蒔田彩珠、伊藤万理華、北原栄治監督、広瀬奈々子監督
【司会】mic

共演した女性陣に囲まれステージに登壇した志尊は「良い気持ちですね(笑)。ドラマといえ短編映画のように。いつか映画館にかけられたらいいねと話を撮影途中からしていたので、幸せですね。」と万感の様子。「大きなスクリーンで観ていただけて嬉しい」と藤井も話せば、原田も「最初はTVで放送されると話を聞いていたので、劇場で公開されると聞いて驚きました」と劇場公開に嬉しそうな様子。

志尊は自身初となるヌードに挑戦し、新たな一面が垣間見える作品となったが「(依頼をいただいて)小説を読ませていただき、今まで感じたことがない感情だったり、自分の中で強く感じていたものを覆される瞬間がありました。僕が感じたイメージの潤一を遥かに超えるものを、このすばらしいキャストとスタッフのみなさんと作り上げられたら」と出演を決意したときの心境を告白。

藤井は志尊との競演について「お若いのにとてもしっかりされていて、結構引っ張っていただいて」と振り返った。
夏帆の撮影初日はインパクトのあるシーンから撮影が始まったそうで「初日からなかなか飛ばしていましたね(笑)」と笑い、志尊も「夏帆さんとは一番最初に会ったシーンは衝撃的なシーンで。『はじめまして。よろしくお願いします』って言った10分後には『うわ~』みたいな(笑)」と会場を驚かせた。
志尊との自転車の二人乗りのシーンを見せた原田は「楽しかったですね。いつまででも続けばいいなと思いました」と照れ、「この作品は詩のような作品で言葉にならない感覚が映像にぴったり」と作品の出来に満足の様子。

本作は対応の違う6人の女性たちの前に風のように現れて、一瞬で心をつかみ、満たし、また雲のように去っていく主人公の潤一が一番の魅力になっている。志尊自身は「ぜんぜん違うタイプ」と語るが、ここで共演した女性陣に潤一と志尊さんの共通点を質問し、「ギャップが多い方で可愛らしい方かなと思っていましたが、男っぽい方。ギャップが魅力的な方だなと思いました」とコメント。

この撮影では役柄的にコミュニケーションをあまり交わさなかったという志尊。初共演となった夏帆も「潤一=志尊さんというイメージがありますね。今日はよく喋っているな、こんなに喋っているところ初めて見ました!」と驚きの様子。
原田は「観る度に顔の印象が違うので、この役はすごくあっていると思います」と原田が絶賛すると、志尊は照れて「最後まで聞きますか?」と困り顔。観客の大きな要望に応え続けることになると、蒔田は「現場での志尊さんは常に周りを見ていて、さーと来てさーと帰る。本当に潤一だなと思いました。」とコメントし、伊藤も「潤一みたいな方と思っていましたが、どうなんでしょう(笑)。ねこっぽい。動物的で本能的な潤一そのままのイメージ」と女優陣からの絶賛が続いた。

最後に志尊はファンに向けて、「この作品を観てくださいって想いは僕には一切なく、みなさんが感じ取ったそのままの気持ちで感じ取ったものを楽しんでいただけたらと思います。官能的な部分が先行していますが、人間ドラマの部分や登場する女性の方々も本当に美しいので、魅了されていく作品だと思います」とメッセージを寄せ、舞台挨拶が終了した。

イントロダクション
主演は「自分の概念が否定された」と本作原作に感銘を受けた志尊淳。6人の女性たちを虜にする妖艶な青年”潤一”を華麗に演じ、自身初となるヌードに挑戦、そして官能的なベッドシーンを惜しげも無く披露し、俳優として新境地を切り拓く。“潤一”の虜となる女性陣に扮するのは、藤井美菜、夏帆、江口のりこ、蒔田彩珠、伊藤万理華、原田美枝子。原作は直木賞作家の井上荒野の連作短編集、監督は「歩いても歩いても」以降の全ての是枝作品を支えてきた北原栄治と、是枝の愛弟子「夜明け」の広瀬奈々子が務める。脚本は同じく分福の砂田麻美(「エンディングノート」)と日本映画界最高峰のキャストスタッフが集結した。

ストーリー
潤一26歳、雲のごとく流れゆく6つの恋――。その激情は、女を潤す。
無職・宿無し、気まぐれに女から女へと渡り歩く潤一。出産をひかえた妊婦、映子。妹の旦那と寝る姉、環。亡くなった夫の不倫を疑う未亡人、あゆ子。夫に束縛された装丁家の女、千尋。処女を捨てたい女子高生、瑠依。毎日男漁りに出掛ける女、美夏…。それぞれの孤独な日常の隙間に、潤一はいつの間にか現れて、消える。寄る辺ない日常に埋れていた女たちの人生は、潤一との刹那の愛で輝きを取り戻す。だが、潤一は、一人の女のそばには決してとどまらず、ふらりと去っていく。小さな波紋だけを残して…。潤一はどこから来て、どこへ行くのか。潤一が女たちに残すものとは?

作品タイトル:『潤一』
出演:志尊淳 藤井美菜 夏帆 江口のりこ 蒔田彩珠 伊藤万理華 / 原田美枝子
監督:北原栄治・広瀬奈々子 「夜明け」
脚本:砂田麻美「エンディングノート」
原作:井上荒野「潤一」
エグゼクティブ・プロデューサー:河村光庸「あゝ、荒野」
企画:分福 / 北原栄治 是枝裕和 「万引き家族」
音楽:Koji Nakamura 制作プロダクション:スターサンズ
製作:2019「潤一」製作委員会
配給:スターサンズ

コピーライト:(c)2019「潤一」製作委員会

6/14(金)より丸の内ピカデリーにて1週間限定上映。
Amazonプライムビデオ、iTunes他にて6月26日(水)よりデジタルセル先行配信開始
※ドラマ「潤一」は、関西テレビにて7月12日(金)25:55~放送、
放送終了後国内プラットフォームにて見逃し配信予定。
日本映画専門チャンネルにて7月13日(土)23:00~放送


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