【レポート】『まともじゃないのは君も一緒』監督&脚本家による映画トーク生配信!タイトル候補案は驚愕の約160個!

まともじゃないのは君も一緒

成田凌、清原果耶がW主演し、『婚前特急』『わたしのハワイの歩きかた』の監督・前田弘二、脚本・高田亮コンビによるオリジナルストーリー、映画『まともじゃないのは君も一緒』が大ヒット上映中だ。

この度、オンライントークイベントが3月25日(木)に「共感シアター」で生配信され、監督の前田弘二、脚本の高田亮がゲスト出演した

映画『まともじゃないのは君も一緒』公開記念 
監督&脚本家に聞いてみよう!まともじゃない映画トーク!
オモテ&ウラ オンライントークイベント

■配信日時:3月25日(木):21:00~22:30(生配信)
■配信サイト:共感シアター
■アーカイブURL:https://www.youtube.com/watch?v=gWAvJxB-9wg
■ゲスト:前田弘二(監督)、高田亮(脚本)※敬称略
■MC:伊藤さとり(映画パーソナリティ)

MCを務める伊藤さとりの呼びかけによって、前田弘二(監督)高田亮(脚本)が登場。まず、前田は「撮影は2年前、公開延期もあったがようやく公開できて嬉しい」と感無量な表情を浮かべ、続いて高田から「公開されて良い感想も寄せられ、感謝感謝です(笑)」と喜んでいる様子。早速、視聴者からは「前田弘二監督は舞台挨拶でも普通のにいちゃん感がとてもいい!」とコメントが寄せられ、少し緊張がほぐれた様子の二人。

さらに「本年No.1です!」とコメントが視聴者から寄せられ、高田は「やっぱり本が良いんですかね(笑)」と自画自賛。
「Filmarks映画初日満足度ランキング」においては第1位、Filmarksで4.0点(3月25日時点)、Yahoo!映画で4.24点(3月25日時点)、映画.comで4.1点(3月25日時点)という高評価を獲得し、新聞や映画のプロである劇場や業界関係者の方々からは「人生でベスト5に入る」「早くも今年のベスト作品」という意見が寄せられている。

実際にどういった評価をされているのか目の前で発表する運びになり、期待と不安で複雑な面持ちの前田と高田。北川れい子(評論家)、稲垣吾郎(俳優)、笠井信輔(フリーアナウンサー)、某劇場関係者、某映画監督からの評価を読み上げていくMC。絶賛の嵐にまんざらでもない高田は「素晴らしい~(笑)」「おっしゃる通りです(笑)」と喜びを爆発させ、評価が読み上げられる度に二人からは終始「ほぉ~、あぁ~、」と喜びの吐息が漏れ、前田は「本当にありがたいです!」と明かし会場からは拍手が起こり次の企画に。

本作の最大の見どころの一つであるのが、大野(成田凌)と香住(清原果耶)の全く噛み合わない会話の応酬から生まれる可笑しみどのように脚本を作り上げていったのかを聞かれた前田は「永遠噛み合わないセリフで最後までいききってみましょう。そういう映画があったら見たいですよね。というノリで始まりました(笑)」とコンセプトを説明すると高田は「言うのは簡単だが、それは至難の業で…(笑)」と本音を明かし、見事な会話の応酬の誕生裏には想像もできない苦労があったようだ。

続いて「成田君は引き算の演技を心がけたと仰っていましたが、監督のアドバイスですか?」と視聴者からの質問があると、前田は「コメディだが笑わすような、ギャグとかは脚本にないので、余計なことをしないような感じはあった。大野本人にとっては真剣で“ふつう”なので、成田さんには自然な演技を意識してもらっていた」と説明。
MCから(大野の笑い方について)どういう笑いを妄想していたか聞かれた高田は「コメディ映画だったらロボットのような笑いを想像していたが、監督はギャグにする気はなくて、僕が想像していたこととは根底から違っていた(笑)」と回想。

続けて前田は「今回どういう育ちなのかも描かれていなくて・・」と切り出し、「なぜ描いていないのか?」とMCから聞かれた高田は「大野が予備校の生徒とデートするも上手くいかないとか、それが彼の出発点で。香住も友達といるけど馴染めていないとか、それが彼女の出発点。正体は明かさないで先入観なく物語をみてほしい」と本作に込めた狙いをアピール。

そして、絶妙なキャスティングについて問われた前田は「大野をイメージした時に、自然にしっくり来たのが成田さんです」と回想し、清原のキャスティングについては「清原さん主演の『愛唄 -約束のナクヒト-』を試写会で観て、清原さんが香住をやったら面白いなと閃いたんです」とバチッと決まったそうだ。
成田の印象深い作品を聞かれた前田は「どの映画というのはないが、無理なく浮かんだ」と回想し、高田は思い出したかのように「コードブルーかな、、」と告げると前田も「そうだ!そうだ!」とうなづいていた。
視聴者から「清原果耶ちゃんは抜群に良い!」などとコメントが寄せられ、イベントも終盤に近づくにつれて盛り上がりを見せていく。

いよいよ、「監督、脚本家が選ぶ!映画『まときみ』のまともじゃないシーンはこれだ!」と題した目玉企画の時間に。前田と高田に本作の中でもここは「まともじゃない!」というシーンを厳選してもらい、そのシーンを実際に観てトークをすることになりソワソワする前田と高田。

まずは高田から発表することに。高田は「料亭での大野と美奈子のデートシーン」だと明かすと前田は「ここのシーン、セリフが凄いですね(笑)」と明かし改めて驚いた様子。そのセリフに話が及ぶと高田は「脚本書いている時に,延々とありえそうなセリフを書いていたが、悪ノリしてしまい、、この映画成立しないな。(笑)半年がかかりでこんなセリフ書いているのか(笑)」と当時の心境を吐露。ある日の深夜、高田自身が美奈子になりきり台詞を読み上げてみせたそうで、電話越しの前田は「良いじゃないですか!もっと書いてください!」と言ってくれて嬉しかったと回想し「僕の中の女子が目覚めた(笑)」と照れ笑いする高田。視聴者からは「ピュアJKなんですね(笑)」とツッコミが入り会場からは笑いが起こった。

続いて前田は「大野と香住が喫茶店で口論するシーン」と発表。「噛み合わない掛け合いのこのシーン、大野が皮肉に対して皮肉で返していて、大野が成長しているのが感じられて良かった。お二人の掛け合いは素晴らしかった」と回想し、高田は「香住の表情は見ていてうっとりする(笑)」と感慨深い様子。
MCからカメラワークについて聞かれると前田は「二人の言葉のやり取りと表情から、感情の変化がアクションとなって画面がつながるのが見えたんです。カットバックはバシッと決まるとかっこいいんです。それもまた演技の魅力の一つですよね」と続けて「一発勝負のワンテイクで撮っていた」と撮影の舞台裏を明かした。

次に、高田は「香住の同級生が働くスナックを自暴自棄になった香住が訪れ常連のおじさんに慰めてもらっているシーン」だと明かし、「なぜ、香住が飲んでいた飲み物はエナジードリンクだったか?」とMCから聞かれた高田は「未成年なので(笑)」とありのままの理由を説明。前田は「ここのシーン、物語を一回振り返るのは斬新だと思った(笑)」「若い女の子とおっさんたちの画は面白くて、昔の喜劇みたいで懐かしいし面白い(笑)」と回想。視聴者からも「ここのシーン大好き!」「メンツが濃すぎる!」というコメントが相次いだ。
前田監督は「清原が酔っ払いみたいな芝居ができるかどうか不安そうだったが、新橋の酔っ払いを観察しに行ったみたいで、いざ本番になると絶妙な演技を見せていた」と撮影秘話を明かした。

続いて、前田は「成田演じる大野が泉里香演じる才色兼備な美女・美奈子とお近づきになる為の作戦を計画し、美奈子の友人がやっている陶器ショップに向かい、入念なシュミュレーションをしてその友人と仲良くしようと試みるシーン」と続けて「実は、あのシーンも大野のセリフはアドリブだったんです(笑)」と明かし「その後の清原さんのリアクションもアドリブで(笑)」とテイクを重ねるごとに良い掛け合いに仕上がったそうだ。

イベント終了時間まで残りわずかとなり、事前に公式Twitterなどで募集した視聴者からの質問コーナーへ。早速、視聴者から「このタイトルになった経緯を教えてほしい」と聞かれた前田は「約160個出して、一番良い今のタイトルになった(笑)」と答えて、高田は「毎日5個ぐらいタイトル案が送られてきていて、全然止まらなかった(笑)」と語り、続けて前田は「最初は『婚前教育』と出したり、『グリーンホーン』は結構気に入っていたんですけど、、(笑)」と軽快なテンポで笑いを起こしたが「このタイトルでよかった」と“まともじゃないのは君も一緒”は絶妙なタイトルだったようだ。

最後に前田は「是非、劇場で見てください。初めての体験で緊張したが(番組出演は)楽しかった」、高田は「前田監督と同じです(笑)まだふわふわしています(笑)」と感謝し、イベント最後には1万5千以上の共感ポイントを達成。最後の最後にMCが視聴者からの「高田さん大好きです(笑)」というコメントを読み上げて会場は笑いに包まれ大盛況のままイベントは幕を閉じた。


ストーリー
外見は良いが、数学一筋で〈コミュニケーション能力ゼロ〉の予備校講師・大野。彼は普通の結婚を夢見るが、普通がなんだかわからない。
その前に現れたのが、自分は恋愛上級者と思い込む、実は〈恋愛経験ゼロ〉の香住。全く気が合わない二人だったが、共通点はどちらも恋愛力ゼロで、どこか普通じゃない、というところ。そして香住は普通の恋愛に憧れる大野に「もうちょっと普通に会話できたらモテるよ」と、あれやこれやと恋愛指南をすることに。
香住の思いつきのアドバイスを、大野は信じて行動する。香住はその姿に、ある作戦を思いつく。大野を利用して、憧れの存在である宮本の婚約者・美奈子にアプローチさせ、破局させようというのだ。絶対にうまくいくはずがないと思っていたが、予想に反して、少しずつ成長し普通の会話ができるようになっていく大野の姿に、不思議な感情を抱く香住。ある時、マイペースにことを進める大野と衝突した香住は「もうやめよう」と言い出す。すると大野は「今変わらないと、一生変われない。僕には君が必要なんだ!」と香住に素直な気持ちを伝える。初めて誰かに必要とされた香住は、そんな大野の言葉に驚き、何か心に響くものがあり、初めての感情に「これって何!?」と悩み始める。二人の心がかすかに揺らぎ始めた時、事態は思わぬ方向へと動き出す。二人が見つけた《普通》の答えとは?

作品タイトル:『まともじゃないのは君も一緒』
出演:成田凌 清原果耶 小泉孝太郎 泉里香
監督:前田弘二(『婚前特急』『わたしのハワイの歩きかた』)
脚本:高田亮(『婚前特急』『そこのみにて光輝く』)
主題歌:THE CHARM PARK 「君と僕のうた」
音楽:関口シンゴ
プロデューサー:小池賢太郎(『キセキ ―あの日のソビト―』『愛唄 ―約束のナクヒト―』)
根岸洋之(『リンダ リンダ リンダ』『さよならくちびる』)
製作:「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会
共同幹事:エイベックス・ピクチャーズ ハピネット
企画製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ マッチポイント
配給:エイベックス・ピクチャーズ

公式サイト:matokimi.jp
公式Twitter:@matokimi_movie
公式Instagram:@matokimi_movie
コピーライト:(c)2020「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会

大ヒット上映中

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