【レポート】『哀れなるものたち』ロンドンプレミアに豪華キャスト集結!エマ・ストーンが“ブルー”のドレスで会場を魅了

映画『哀れなるものたち』(2024年1月26日(金)公開)のロンドンプレミアが実施され、エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォーら豪華キャスト陣が集結した。

先日行われた第80回ヴェネチア国際映画祭で惜しみない大絶賛を受け、最高賞である金獅子賞を見事受賞、さらにアカデミー賞の前哨戦として注目される第81回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)を含む6部門7ノミネートを果たし、早くもアカデミー賞(R)最有力との声が鳴り響く本作。

主演のエマ・ストーンを始めマーク・ラファロウィレム・デフォーら豪華主要キャストが参加した本プレミアには、世界的巨匠のテリー・ギリアム監督やエマ・ストーンと『アメイジング・スパイダーマン』で共演のアンドリュー・ガーフィールドなどまさかの人物たちも来場し大盛り上がり。レッドカーペットでは作品のイメージカラーでもあるルイ・ヴィトンの薄いブルーのスリップドレスに身を包んだエマ・ストーンに会場中が釘付け。そんな彼女らを一目見ようと駆けつけたファンとの記念撮影やサインに、キャストらが終始笑顔で快く応じる場面も見受けられた。

エマ・ストーンは本作について「素晴らしきプロダクションデザイン、映像、音楽。それらの魅力がこの作品に詰まっています。インスピレーションや思想、ユーモアを感じてもらえたら嬉しいです」と作品の魅力と注目ポイントについてコメント。また、お気に入りのセリフを聞かれると「それは『ベラ・バクスターにとって悪い日よ(It’s a bad day for Bella Baxter)』というものです。(頭韻法を用いた)ちょっとした楽しい言い回しですよね」と遊び心を交えたものをチョイス。

マーク・ラファロは本作と主演のエマ・ストーンについて「この作品自体が一つの世界なのです。どのセットもとても美しい。たくさんの想いが込められており、とても刺激的です。そしてすべてが少し歪んでいます。衣装も素晴らしく、エマ・ストーンは象徴的とも言える本当に素晴らしい演技を見せてくれています」と作品が持つ美しくも不思議な唯一無二の世界観を振り返りつつ、その中で存在感を発揮し続けた彼女に称賛の声を送った。

ウィレム・デフォーは本作と監督のヨルゴス・ランティモスについて「視覚的にも、セットも、すべての要素が並外れています。どの映画もそうだとは言えないでしょう。とにかくすべてが素晴らしいのです。そしてそれは、監督であるヨルゴスがどのようにさまざまな部門と仕事をしているかに関係しています。彼はあまり仕事を人に任せず、彼の監督としての手腕と協力はあらゆるところに及んでいるのです」と本作の並外れた完成度の高さは、監督自身の丁寧な仕事ぶり、そして各スタッフとの信頼関係の元に成り立っているからこその出来栄えとなっていることをヨルゴス・ランティモスへのリスペクトを込めて語った。

さらに、同日、別会場(複合文化施設のBarbican Centre)では本作で実際に使用した劇中衣裳の数々が陳列された衣裳展も実施。本衣裳展にはエマ・ストーン自身も訪れ、衣裳デザイナーのホリー・ワディントンによって製作された美麗なコスチュームに囲まれ晴れやかな笑顔を見せた。エマ・ストーンを含め確かなキャリアを積んできた豪華キャスト陣だからこそ着こなせた本衣裳の数々は本作を鑑賞する上で見逃せないポイントの1つといえるだろう。

ストーリー
自ら命を絶った不幸な若き女性ベラ(エマ・ストーン)が、天才外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)の手によって奇跡的に蘇生することから始まる。蘇ったベラは“世界を自分の目で見たい”という強い好奇心に導かれ、放蕩者の弁護士ダンカン(マーク・ラファロ)の誘いに乗り、壮大な大陸横断の冒険の旅へ出ていく。やがて貪欲に世界を吸収していくベラは、平等と自由を知り、時代の偏見から解き放たれていくのだった。

作品タイトル:『哀れなるものたち』
出演:エマ・ストーン、マーク・ラファロ、ウィレム・デフォー、ラミー・ユセフ ほか
監督:ヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』『ロブスター』
原作:「哀れなるものたち」(早川書房刊)
製作年:2023年
製作国:イギリス
原題:Poor Things
北米公開:2023年12月8日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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2024年1月26日(金) 全国ロードショー

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