【インタビュー】海外ドラマ「S.W.A.T. シーズン3」日本ロケエピソード第13話出演!サニー斎藤オフィシャルインタビュー

米CBSで2017年秋に放送をスタートし、映画並みの迫⼒あるアクション・シーンが話題となり、放送直後から人気を獲得している世界で大注目のアクション・ドラマの最新シーズン「S.W.A.T. シーズン3」が、『スーパー︕ドラマTV』にて6月26日(⾦)22:00より独占日本初放送される
さらに、本作の独占日本初放送に先駆け、東京で撮影が⾏われ、サニー齋藤、小澤征悦、福島リラら日本人俳優がゲスト出演する第13話「液体らしく」が、6月21日(日)21:00より特別先⾏放送されることが決定した

本作は、ロサンゼルスを舞台に、強盗事件やテロリズム、麻薬取引、ギャング抗争といった凶悪事件に挑む特殊武装戦術部隊S.W.A.T.の活躍を描く。
第13話「液体らしく」では、東京の街を舞台に、S.W.A.T.チームと警視庁が協⼒して、移送中に脱走した日本人ヤクザを捕まえるべく奔走し、警察の情報提供者・サトウ役の小澤征悦や、事件のカギを握る人気⼥性プロレスラー・リオ役の福島リラも登場する。

この度、第13話「液体らしく」に日本の警察責任者・ヨシダ役として出演し、起業家兼俳優という異⾊の経歴を持つサニー齋藤に、役作りや本作の⾒どころ、アメリカと日本の撮影の違いなどについて語ってもらった

―― 「S.W.A.T. シーズン3」の第13話「液体らしく」にゲスト出演することになった理由や経緯を教えてください。

ハリウッドの作品はオーディションが⾏われることが多いのですが、ちょうど僕がハワイで撮影をしていたときにエージェントから「S.W.A.T.」のゲスト出演の話が来ました。そこでオーディション用の映像を自分で撮影した“セルフテープ”を先方に送ったところ、数週間後に出演決定の返事がもらえました。それがちょうどハワイでの撮影を終えて仕事のためにいったん日本に帰る頃だったのですが、日本に着いた朝に「すぐに来られるか?」と連絡が来て、また急いでロサンゼルスに飛ぶことになったのです。僕の出演シーンは多かったので、直ちに脚本を送ってもらい、飛⾏機に乗る前から読み進めて役作りを始め、現地に着いたらすぐに⾐装合わせをして、気づけば出演決定から4、5日後にはこのドラマの撮影現場に⽴っていました。


―― 日本の警察責任者・ヨシダ役を演じるにあたり、役作りで意識したポイントはどのようなところですか?
脚本を読むと、ヨシダは過去にS.W.A.T.チームのロバート・ヒックス(パトリック・セント・エスプリト)と一緒に仕事をした経験があって、2人の間には友情があるという設定だったので、それをヒントに役作りをしていきました。そこを起点にして彼のモチベーションやシーン1つ1つのリアクションやアクティングを考えていったわけです。
意識したポイントは、ヨシダという役はこれまで演じてきた日本人キャラクターとは違うということですね。ハリウッド作品で日本人が登場する場合、あくまでサブの弱い⽴場だったり、メインキャラクターをサポートする役だったりするケースが多いのですが、ヨシダは日本の警部として対等にヒックスと戦いながら、話し合いながら、協⼒しながら、事件を解決していく人物です。彼は「これが日本のやり方なんだ」と自分を通すところもあれば、“液体らしく”柔軟性をもってアメリカのやり方を理解するところもあります。そんなヨシダを日本人に恥じないキャラクターにすること、オーセンティック(本物らしい)な人物にすることを心がけました。


―― サニー齋藤さんは俳優、起業家など幅広くお仕事されていますが、俳優を志すことになったきっかけは何でしょうか?
小学⽣から⾼校⽣まで舞台をやったり、若い頃はバンドやモデルをやったりもしていたのですが、その時は役者を目指す勇気がありませんでした。でも、大学を卒業してから⾦融業界に⼊って30歳を過ぎた頃、自分の人⽣は一度きり、自分のやりたいことをやってみたいと思うようになりました。そこで、また役者の学校に戻って、⾊々なメソッドを学びトレーニングをすることからスタートしたのです。現在、“スターヴィング・アクター(貧乏役者)”では食べていけないので(笑)、他の仕事とも両⽴しながらやっているわけです。
ただ、「一つのことだけにこだわる必要はない、それをやりながら他のこともやっていいんだ」とは考えています。ゴルフがやりたいと思ったときに、「私はゴルフしかやらない」というのではなくて、テニスも野球もやっていいわけじゃないですか。僕自身、音楽で言えばギターもピアノもドラムもやりますし。好きなことはいくつでもやっていきたいと思っていますね。


―― ホンドー役のシェマー・ムーアをはじめ、S.W.A.T.チームのメインキャストと共演されていかがでしたか?
アメリカのドラマにゲスト出演してきて、これまではメインキャストと共演するといっても2人ぐらいでしたが、今回の「S.W.A.T.」はメインキャスト4人と共演することができて特別な経験となりました。年齢が近いシェマー・ムーアとはすっかり仲良くなりましたね。僕も俳優のスタートは彼と同じソープオペラ(昼ドラ)だったので、撮影の空き時間ではそんな話で盛り上がったりしました。
また、4人の中でも特に親しくなったのは、役の上でもパートナーだったパトリックです。彼とは一緒にいろんな話をしたり、ウエートトレーニングをしたりしました。そんな風にプライベートでも親しくしてくれたので、役に⼊ってもすごくやりやすかったです。

写真左より:シェマー・ムーア、サニー齋藤、ジェイ・ハリントン 


―― 「S.W.A.T.」の現場は色々なことにチャレンジできる雰囲気だったのでしょうか?

このドラマは、今まで僕が出演してきたドラマと比べても、カバレッジ(1つのシーンを様々なアングルから撮影する方法)のテイクが多かったのです。あらゆるアングルから撮っていくので、どのタイミングで試したい演技やリアクションをやってみせたほうがいいかなど、パトリックがその場で具体的にアドバイスしてくれました。おかげですごく勉強になりました。
ただ、カバレッジのテイクが多いというのは大変な部分もありました。ヨシダという役は、ストーリーの進⾏役で日本人とアメリカ人をつなぐ橋渡しのような存在。S.W.A.T.チームのガイドにもなり通訳にもなるわけです。例えば、情報提供者・サトウ役の小澤征悦さんが登場して野茂英雄選手のバットを巡るやり取りが⾏われる居酒屋のシーンでも、ヨシダは日本語と英語の通訳をしながら状況を説明する役回りです。そのシーンの撮影は時間がなかったので、時間差のある2つのシーンを同時に撮影することになり、カバレッジがランダムに⾏われて、「今度はどちらのシーンの何語のセリフを話すんだっけ︖」とわからなくなってしまう瞬間がありましたね(笑)。

写真左より:デヴィッド・リム、ジェイ・ハリントン、シェマー・ムーア


―― その他にも、撮影方法や現場の様子などで、「S.W.A.T.」ならではと言えるようなことはありましたか?
東京のオープニングシーンのスケールの大きさと、東京都庁が警視庁に変わってしまったことには、僕自身びっくりしました。ヨシダ率いる警視庁のメンバーが歩いてきて、反対側からはアメリカから来たS.W.A.T.チームが歩いてきて、対⾯して合流するシーンなのですが、ヘリコプターを使った空撮ショットからクレーンを使ったショットに変わる。そして今度はステディカムのショットになって、そこで日⽶チームが挨拶をして警視庁に⾒⽴てた東京都庁に向かって歩いていくという。実際やってみたら、そのショットのつなぎのタイミングとセリフが合わないということがわかって、監督からセリフを10秒増やしてほしいとお願いされました。そこで、僕とパトリックで相談してアドリブでセリフを足すことになりました。そんな風に現場でアドリブのセリフを足すというのは、アメリカのテレビドラマでは非常に珍しいことですね。


―― 小澤征悦さんや福島リラさんと共演されて、いかがでしたか?

今回初めてご挨拶して共演させていただきましたが、日本ではお二人の方がずっと先輩です。アメリカのドラマではスタッフもキャストも1つのチームとして出来上がっている中に、初対⾯の自分が1人で飛び込んでいくゲスト出演が一番大変で、ましてやアメリカ人の中に⼊っていくのはすごく大変だったと思いますが、お二人ともその大変さを乗り越えて素晴らしい演技だったと思います。
その他にも、このエピソードには僕と同じようにアメリカを拠点にして頑張っている日本人の役者の方々が出演しているので、ぜひ彼らにも注目していただけると嬉しいですね。

写真左より:小澤征悦、パトリック・セント・エスプリト、サニー齋藤、ジェイ・ハリントン


―― 第13話「液体らしく」で特に注目してもらいたいシーンや⾒どころを教えてください。
これまでにない⾒どころは、1つめは東京都庁が警視庁になってしまったスケールの大きなオープニングシーン。2つめは⼥⼦プロレスラーが登場する歌舞伎町のロボットレストランのシーン。3つめは日本人がS.W.A.T.チームと対等に協⼒して事件を解決するストーリー。
また、個人的には、この役をやる前に⽴て続けに悪役のボスを演じていたので、悪役のボスと警察のボスとの違いをどうやって出すかを考えながら演じることにやりがいを感じていました。ですから、ヨシダがタンを差別したことをヒックスに非難されて「君とは友人だが一線を踏み越えるな」と反発するくだりにも、ぜひ注目していただきたいですね。そこは初めて2人が衝突するシーンで、どの程度までやり合うのかというのを監督ともよく話し合ったところです。


―― 最後に、これから「S.W.A.T. シーズン3」をご覧になる日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

「S.W.A.T. シーズン3」の第13話は、日本人がアメリカのS.W.A.T.チームと対等のレベルで協⼒し合って事件を解決していくというアクション満載のエピソードです。リアリズムを追求して実際に渋谷や新宿などで撮影を⾏っています。皆さんが日常で⾒て経験している場所が、ハリウッドのレンズを通してどのような映像になっているのか観られるのはすごく⾯白いと思います。そんな日本ロケの映像だけでなく、アメリカでのセット撮影の映像も混ざっているので、このシーンはどこで撮っているのかなと考えながら観ていくのもきっと楽しいと思います。ぜひ皆さんに楽しんで観ていただければ嬉しいです。

 

■ 「S.W.A.T. シーズン3」ストーリー
S.W.A.T.チームは、ロサンゼルス市警察ハリウッド署の警部補パイパー・リンチと協⼒して、爆発装置としてドローンを使用した連続爆撃機の停止にあたる。一方、ホンドーは友人リロイの息⼦ダリルの法的後⾒人に落ち着いたころ、いままで疎遠だった⽗親が家にやってくる。
⽗親がやってきたことによって、彼の家庭⽣活がより複雑になっていった。さらに連続爆撃事件が解決したころ、リンチはロサンゼルス市⻑がS.W.A.T.チームの戦略コンサルタントに指名したことがわかり…。

■ 第13話「液体らしく」ストーリー
S.W.A.T.チームのホンドー、ディーコン、タン、ヒックスはロサンゼルスでヤクザのキムラを確保、警視庁へ引き渡すために来日する。しかし輸送途中でキムラが逃走。チームは警視庁の責任者ヨシダや特殊部隊とともに逃走の協⼒者を探しながら犯人を追跡することになり―。

■ 作品データ
●原題︓S.W.A.T.
●データ︓シーズン3 (2019年〜現在放送中)/アメリカ
二カ国語&字幕・5.1ch サラウンド/60分/HD作品

●製作総指揮︓ショーン・ライアン、アーロン・ラサーン・トーマス

●キャスト︓ダニエル・“ホンドー”・ハレルソン︓シェマー・ムーア(TV「クリミナル・マインド」)
ジム・ストリート︓アレックス・ラッセル
デヴィッド・“ディーコン”・ケイ︓ジェイ・ハリントン
ドミニク・ルカ︓ケニー・ジョンソン
クリスティーナ・“クリス”・アロンゾ︓リナ・エスコ
ヴィクター・タン︓デヴィッド・リム
ロバート・ヒックス︓パトリック・セント・エスプリト
パイパー・リンチ︓エイミー・ファーリントン

「S.W.A.T. シーズン3」公式サイト:
https://www.superdramatv.com/lineup/SN0000001541.html

「S.W.A.T. シーズン3」
海外ドラマ専門チャンネル スーパー!ドラマTV にて
6月26日(金)22:00より独占日本初放送!

「S.W.A.T. シーズン3」 日本ロケエピソード第13話「液体らしく」
6月21日(日)21:00より特別先行放送!

(c) 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved.

 

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