『悪なき殺人』本編冒頭1分間解禁!鹿を背負ってアフリカの道を自転車で進む男…「鹿」は何を目撃するのか― 公開中

2019年、第32回東京国際映画祭にて観客賞と最優秀女優賞(ナディア・テレスキウィッツ)を受賞したドミニク・モル監督によるミステリー『悪なき殺人』(12月3日(金)より劇場公開、12月4日(土)よりデジタル公開中)より、本編冒頭映像が解禁された。

フランスの山間の人里離れた町で、吹雪の夜にある女性が行方不明となる事件が発生。この失踪事件を軸にした5人の男女が思いもよらない形で繋がっていき、フランスからアフリカへとまたがる壮大なミステリーに発展、事件に絡んでいた事実が次第に明らかになっていく…。幾重にも重なる「偶然」という「必然」を通して人間の本能と滑稽さをも内包した、極上のサスペンスドラマが繰り広げられる。

今回解禁されたのは、冒頭1分間、詐欺師のアルマンが鹿を抱えていくシーン。舞台はフランスの山間であるが、冒頭ではアルマンが鹿を背負って自転車でアフリカの道を走るシーンから始まる。フランス映画なのに?と思う人も多いかもしれないが冒頭数分ですぐにフランスの山間部のシーンへと変わる。そのアフリカからスタートする意味とは。

そして『Only The Animals』という原題からも分かるように、飼い犬や農家の牛などの動物たちだけは私たち観客と同じように彼らの本当の姿と事件の真実を“目撃”している本作。果たしてアフリカで詐欺師をしているアルマンに背負われているこの「鹿」は、一体何を目撃するのか。最初から最後まで一秒たりとも目が離せない本作の冒頭1分間のシーンとなっている。

この物語は、ある女性の殺人事件から始まる…はずだった。

ストーリー
フランスの山間の人里離れた町で、吹雪の夜にある女性が失踪し、殺された。
疑われたのは農夫・ジョゼフ。
ジョゼフと不倫する女・アリス。
そしてアリスの夫・ミシェル。
そう、我々はまだ知らない…
たったひとつの「偶然」が連鎖し、悪意なき人間が殺人者になることを。
この失踪事件を軸にして、男女がリアルタイムで繋がっていることが紐解かれていき、壮大なミステリーに絡んでいた事実が次第に明らかになっていく…。
フランスの雪深い山間の田舎で起きた事件は、遠くアフリカのコートジボワールと繋がっていたのだった。
偶然は奇跡にもなり得るが、絶望にもなり得る。
幾重にも重なる「偶然」という「必然」を目の当たりにし、私たちは“神の目”で人間の本能、滑稽さ、そして運命の危うさの一部始終を目撃することになる。

作品タイトル:『悪なき殺人』
出演:ドゥニ・メノーシェ(『エンテベ空港の7日間』『ジュリアン』)/ロール・カラミー(『女っ気なし』)/ダミアン・ボナール(『ダンケルク』『レ・ミゼラブル』)/ナディア・テレスキウィッツ/バスティアン・ブイヨン/ギイ・ロジェ・“ビビーゼ”・ンドゥリン/ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
監督:ドミニク・モル(『ハリー、見知らぬ友人』セザール賞受賞 『マンク 破戒僧』)
2019年/116分/カラー/シネスコ/5.1ch/R15+/フランス語、ヌシ語/フランス、ドイツ合作/原題:Seules les Bêtes/英題:Only the Animals/日本語字幕:高部義之
配給:STAR CHANNEL MOVIES

公式サイト:akunaki-cinema.com
コピーライト:(c) 2019 Haut et Court – Razor Films Produktion – France 3 Cinema visa n° 150 076

12月3日(金)新宿武蔵野館ほか全国順次公開
12月4日(土)デジタル公開

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