『誰もがそれを知っている』妻ペネロペ・クルスとの共演について語るハビエル・バルデムのインタビュー映像解禁! ―6/1公開

誰もそれを知っている

アカデミー賞受賞『別離』『セールスマン』のアスガー・ファルハディ監督最新作『誰もがそれを知っている』が、6/1(土)Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開となる。

2010年代で2度のアカデミー賞に輝く名匠アスガー・ファルハディ監督。その最新作は、国際的スター俳優夫婦であるペネロペ・クルスハビエル・バルデムとの念願のタッグが実現した。

そして、この度、妻ペネロペとの共演について語るハビエル・バルデムのインタビュー映像が解禁となった。
それにあわせ、共演6作目、デビューから27年にわたる夫婦の歴史を振り返る。

ともにスペイン出身のペネロペ・クルスとハビエル・バルデムが初共演したのは、当時16歳だったペネロペの映画デビュー作『ハモン・ハモン』(92)。アンダルシアの片田舎を舞台に、6人の男女によって展開する恋愛ドラマだ。またその5年後、ペネロペをミューズとして多くの作品で起用し、今年もカンヌ国際映画祭に最新作『Dolor y Gloria』が出品されているスペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督『ライブ・フレッシュ』(97)でも共演。

ここからペネロペは、同じくアルモドバル監督で、ゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞で外国語映画賞を受賞した『オール・アバウト・マイ・マザー』(99)への出演をきっかけに一躍ハリウッドでも注目の若手女優となり、活躍の場を世界に広げていく。2006年、『ボルベール<帰郷>』ではスペイン人女優として初めてアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞。また、『バニラ・スカイ』(01)での共演をきっかけに交際していたトム・クルーズと一時は結婚目前と伝えられたり、その後交際したマシュー・マコノヒーをはじめ、ジョニー・デップ、マット・デイモンなど、大物ハリウッドスターが次々と美しいペネロペの虜になったと報じられ、私生活も注目の的になった。

一方でハビエルも、英語作品に初主演した『夜になるまえに』(00)でヴェネチア国際映画祭男優賞を受賞、アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされ、一躍世界にその名を轟かせる。そして、コーエン兄弟監督『ノーカントリー』(07)では冷酷な殺し屋を怪演し、スペイン人俳優として初となるゴールデン・グローブ賞助演男優賞、アカデミー賞助演男優賞に輝いた。

ともにスペインを代表する国際的スターとなった2人は、2008年、ウディ・アレン監督『それでも恋するバルセロナ』で9年ぶりの共演を果たす。ペネロペは本作でハビエル扮する画家の元妻で激情的な天才肌のラテン女性を熱演し、アカデミー助演女優賞を受賞した。この共演をきっかけに2人の交際がスタート!2010年5月、ハビエルがカンヌ国際映画祭のスピーチで「この喜びを、友であり仲間であり愛するペネロペと分かち合いたい。とても感謝しているし、愛している」と公の場で愛を語ったこの年、2人はめでたくゴールインし7月にバハマで挙式をあげ、その後2人の子どもを授かった。私生活については秘密主義で多くを語ることのない2人だが、映画祭や授賞式などにはツーショットで出席し、いつも変わらぬおしどり夫婦ぶりを見せている。

結婚後も俳優としての勢いは衰えず、人気シリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン』では4作目のヒロインとしてペネロペが(ちなみにこのとき妊娠中にもかかわらず激しい撮影をこなしたとか!)、5作目の敵役としてハビエルが出演し話題を呼んだ。また、スクリーンでの相性の良さも健在で、リドリー・スコット監督『悪の法則』(13)、メキシコの麻薬王パブロ・エスコバルとその愛人の物語『Loving Pablo(原題)』(17・未)、6月1日に公開される本作で通算6作目の共演となる。

本作のインタビューでハビエルは、「ペネロペは新しい役を演じるたびに成長する女優だ。同じ現場で花開く彼女を見るのはとても嬉しい。お互いをよく知っているから、仕事がしやすいし、それが大きな助けになっている。」と、女優として、そして妻としてのペネロペに対する愛に溢れたコメントを語った。また、今回解禁となった映像の中では、「実生活では夫婦であるペネロペ・クルスとの共演は大変でしたか?」という質問に対し、「もちろん苦労する時もあるよ。『Loving Pablo(原題)』を撮影してた時は特に大変だった。僕だけじゃなく彼女にとってもね。(その作品で)演じた僕たちの関係性はもっと残酷だった。今回の作品は穏やかで優しい。ただ、どちらの作品でも現実の僕らとは違う。異なる人物になり切ってお互い接してるよ。あくまでも役柄であってそこはハッキリさせておく。現場に行き仕事を終えたら気持ちを切り替える。意識すれば簡単に切り替えられるよ。」と、仕事場と家庭での円満なバランスの取り方を語っている。

先日5/14に開幕した第72回カンヌ国際映画祭へも夫婦ともに参加し、ハビエルは開幕宣言を務め、ペネロペはコンペティション部門出品のペドロ・アルモドバル監督最新作とともにレッドカーペットに登場。さらに、ペネロペが第67回サンセバスチャン国際映画祭で生涯功労賞にあたるドノスティア賞を受賞することが発表されるなど、映画界の第一線で活躍し続ける2人のホットな話題は尽きない。そんな夫妻が、尊敬する友人アスガー・ファルハディ監督と母国スペインで撮りあげた極上のヒューマン・サスペンス、『誰もがそれを知っている』。「2人のキャリア史上最高の演技」とも評される、緻密さと情熱をあわせ持った見事な共演を、ぜひ劇場で確かめてほしい。

誰もそれを知っている

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イントロダクション
2010年代で2度のアカデミー賞に輝き、サスペンスフルな語り口と濃密な脚本で世界中の映画ファンを魅了し続けるアスガー・ファルハディ監督が15年前のスペイン旅行で目にした行方不明の子供の写真に着想を得て以来、構想を練り上げてきた待望の最新作。今作では監督念願の“スペインで最も有名なカップル”ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムのスター俳優夫婦とのタッグが実現。企画がスタートした4年前から2人は監督への協力を惜しまず、二人のキャラクターは当て書きで執筆された。緊迫感溢れる語り口で人間社会の裏に潜むテーマを鋭く描き出し、すでに揺るぎない評価を確立している名匠が、それに甘んじることなく初めてのオール・スペインロケに挑み、新たな境地を切り開いた会心の一作。

ストーリー
スペインの故郷で久々に再会した家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、隠していたはずの真実をめぐり家族の秘密と嘘がほころび始める…。

第71回カンヌ国際映画祭オープニング作品
第43回トロント国際映画祭正式出品

作品タイトル:『誰もがそれを知っている
出演:ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデム、リカルド・ダリン
監督・脚本:アスガー・ファルハディ『彼女が消えた浜辺』『別離』『セールスマン』
2018年/スペイン・フランス・イタリア/スペイン語/133分/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch
英題:EVERYBODY KNOWS
日本語字幕:原田りえ
配給:ロングライド

公式サイト:https://longride.jp/everybodyknows/
コピーライト:(C) 2018 MEMENTO FILMS PRODUCTION – MORENA FILMS SL – LUCKY RED – FRANCE 3 CINÉMA – UNTITLED FILMS A.I.E.

6月1日(土) Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次公開


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