『帰ってきたムッソリーニ』イタリア屈指の大ヒットメーカー、ルカ・ミニエーロ監督インタビュー映像解禁!―9/20(金)公開

帰ってきたムッソリーニ

イタリア映画祭2019にて特別上映され、全席完売した『帰ってきたムッソリーニ』がいよいよ9月20日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開となる。そしてこの度、ルカ・ミニエーロ監督へのインタビュー映像が解禁となった。

イタリアの独裁者ムッソリーニが、軍服姿で現代ローマに突然現れた。彼が生きた時代から70余年前から街は大きく変わり、褐色の肌の人が市内を闊歩し、同性カップルもいる。道行く若者にスマホでの撮影をせがまれるなど、ムッソリーニが見たこともない世界がそこにあった—。しかし、人々の不満や政治への嘆きは今も昔も同じ。変わらぬカリスマ性を誇るムッソリーニの登場に、イタリアはまたしても翻弄されてゆく…。

年間No.1作品を何本も送り出すなど、イタリア屈指のヒットメーカーであるルカ・ミニエーロ監督。今なぜこの映画を作ったのか?という質問に対しては、「原作である小説「帰ってきたヒトラー」(ティム―ル・ヴェルムシュ著)を読んだ時に、この小説の枠組みを使えば現代イタリアが描けるのではないかと思った」「映画というツールを通して、真面目なテーマをコミカルな側面から描きたかった」と述べる。自信に満ちた語り口とそのカリスマ性で現代イタリア人をも魅了し、果ては繰り返される歴史の渦に叩き込もうとする劇中のよみがえったムッソリーニ。イタリア人にとってムッソリーニはどんな存在か?という質問に対しては、「今の時代、彼の存在が特段意義ある存在だということはないが、現代イタリアからファシズムが消え去ったわけではない。歴史的なファシズムではなく、人種差別や外国人排斥といった問題が大きい懸念事項でもある」と語る。そのほか、威厳溢れるムッソリーニ役のマッシモ・ポポリツィオ、彼と共に旅をする売れない映像作家カナレッティ役の人気Youtuberで俳優のフランク・マターノのキャスティングの理由についても語られる。よみがえったムッソリーニと、彼を受け入れていく市民やマスメディアの姿を通してミニエーロ監督が「イタリアの過去と現在を描いた」本作、ぜひスクリーンで行く末を見届けたい。

帰ってきたムッソリーニ

 

帰ってきたムッソリーニ

ヤツが現代にやってきた!

ストーリー
売れない映像作家カナレッティ(フランク・マターノ)が、復活したムッソリーニ(マッシモ・ポポリツィオ)を偶然カメラに収めたことから、一発逆転をかけたドキュメンタリー映画の制作を思い立つ。2人でイタリア全土を旅しながらの撮影旅行。ムッソリーニをそっくりさんだと思った若者が屈託なくスマホを向けると、彼は戸惑いながらも撮影に応じ、次第にネットで大きく拡散されていく。また、ムッソリーニが市民の中に飛び込んで不満はないか?と質問をなげると移民問題についてなど生の声があぶり出されていく。テレビに出演する機会を得ると、そのカリスマ的な演説が人々の心をつかみ、高視聴率を叩き出し、かつての統帥(ドゥーチェ)は絶大な人気を集めていく。そして、再び国を征服しようと野望を抱くが…。はたして、ムッソリーニが現代で権力を握ったらどうなるのか?

帰ってきたムッソリーニ作品タイトル:『帰ってきたムッソリーニ』
出演:マッシモ・ポポリツィオ、フランク・マターノ
監督:ルカ・ミニエーロ
2018/イタリア/カラー/イタリア語/96分
原題:SONO TORNATO 英題:I’m Back
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館
映倫:G
配給:ファインフィルムズ

公式サイト:www.finefilms.co.jp/imback
公式twitter:@iamback0920
コピーライト:(C) 2017 INDIANA PRODUCTION S.P.A., 3 MARYS ENTERTAINMENT S.R.L.

9月20日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町他にてロードショー


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