【レポート】映画『レディ・トゥ・レディ』大塚千弘、内田慈「ダンスシーンは“全集中”」公開記念舞台挨拶

映画コメンテーターのLiLiCoや俳優の鶴見辰吾が賞賛の声を寄せる映画『レディ・トゥ・レディ』が12月11日(金)から絶賛公開中

このたび、12月13日(日)に公開記念舞台挨拶がヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、W主演を務めた大塚千弘、内田慈、これが商業映画監督デビューとなる藤澤浩和監督が登壇した

生活に疲れたさえない主婦・真子(大塚)と同級生の売れない女優・一華(内田)が、前代未聞の女性同士ペアで競技ダンスに挑む。しかし二人の前には「男女ペアでなければ認められない」というルールが立ちはだかる。

内田と女性同士のペアを組んで競技ダンスに挑んだ大塚は「こんなにも体力と筋肉が必要なのかと驚いた。約2ヶ月の練習では朝から2時間くらい“全集中”で踊っていたので、ダンスの稽古だけで4キロ以上体重が落ちた。ダンス後はお腹がペコペコでした」と競技ダンスの知られざるハードさに苦戦。

内田も「大会シーンはプロのダンサーの方々が大勢いる中で、色々なダンスが同時進行する。何テイクも撮影できないので、ダンスシーンは“全集中”で臨みました。まさに“阿吽の呼吸、ダンスの形”」と大ヒットアニメ『鬼滅の刃』に引っ掛けて舞台裏を明かした。

そのダンス大会のシーンについて大塚は「大勢のダンサーの方が参加してくれて、私たちも煌びやかに着飾らせてもらいました。撮影ではダンス練習期間の想いが溢れてきて、一回目のワルツで感情が溢れ出て涙が…。二人で目を合わせながら“泣ける~!”となって、藤澤監督から『泣くのは早いです!』とNGになりました」と照れ笑い。

内田とは偶然にも誕生日が一緒で、大塚は「一ヶ月以上頑張った二人の気持ちを通い合わせながら踊ることができました」と絆を口にした。

専業主婦を演じた大塚は「自分の専業主婦の母を見て、そこから盗めるものは盗みました。例えばサンバイザーを付けたり、ウォーマーを付けたり。そういったものを衣装合わせの際に御提案しました」とこだわり回想。

一方の内田は「かつて店頭販売のバイトをしていたので、アルバイトシーンは当時を思い出しました。またオーディションのシーンでは客観的に見て下手に思われるように、緊張してちょっと声が上ずっているような演技を意識」と明かすと、大塚は「オーディションのシーンは見ていて爆笑しました」と内田の狙い通りのリアクションを取ってた。

これが商業映画監督デビューの藤澤監督は、競技ダンスを題材にしたことを「テーマは役割からの解放。その中で競技ダンスのリード&フォローの概念を知りました。そしてお互いがお互いを支えるのがダンスだと理解。女性同士でお互いを支えるという設定に辿りつきました」と説明した。

最後に内田は「映画の認知はまだまだこれからですが、沢山の方々に観てほしいです。価値観が大きく変わる世の中で、なかなか今までのようにはいかず、どうやったら希望を持てるのかわからない時代かもしれません。真子と一華は前例のないことに突破して、やりたいからやる!と言い切ります。そこに希望がある。夢を語るのはタダ!この映画がみなさんのエネルギーになれば」と力強くアピール。

大塚も「コロナ禍という暗いニュースが多い中で、今こそ『レディ・トゥ・レディ』は公開するべきだと思いました。元気をもらったり、明るくなれたり、観てくれた方がちょっとでも挑戦をしようと思ってくれたら幸せです。明るくスッキリしたスポコン映画。このエンタメで気分転換してもらえたら嬉しい」と大ヒットを祈願した。

レディ・トゥ・レディ

ストーリー
生活に追われる主婦・鈴木真子(大塚千弘)と、売れない独身女優・城島一華(内田慈)。
かつて高校時代に競技ダンスで脚光を浴びた二人だが、今は互いに人生の崖っぷち。そんな二人が同窓会で再会するもクラスメートの手前で切った大見栄がきっかけで競技ダンスカップルを組む事に。初めて家庭のためではない自分のために時間を生きる事になった真子と、傷だらけの女優生命を懸けた一華の壮絶な練習の日々が始まった。
かつてのコーチ・木村(木下ほうか)に師事しつつも簡単には取り戻せない肉体のキレ。
しかしパートナーとの衝突、肉体との対話は確実に二人の人生を変えていく。そして迎える競技ダンス大会。女性カップルの話題と共に二人の演技は大会を席巻する。しかし、女性ペアの是非を問う議論がおこり、大問題に!一方、真子には家庭の、一華には仕事の危機が迫る。果たして二人のダンスは、性差、常識を破り、世界を変える事ができるのか―!

レディ・トゥ・レディ

作品タイトル:『レディ・トゥ・レディ』
出演:大塚千弘 内田慈
新納慎也 清水葉月 朝見心 本間叶愛 オカモトジョージ 福田温子 山中敦史 九十九 一
生田智子 木下ほうか
監督・脚本:藤澤浩和
エグゼクティブプロデューサー:磯田貴彦
プロデューサー:佐藤圭一朗
アソシエイトプロデューサー:中畔弘敬
ダンス監修:堀口史朗 桜田まゆ
音楽:井上泰久 古屋沙樹
音楽プロデューサー:菊地智敦
撮影:伊藤麻樹
照明:尾下栄治
録音:木原広滋
装飾:山田好男
スーパーヴァイジング・サウンド・エディター:勝本道哲
サウンド・デザイン:紫藤佑弥
スタイリスト:岩堀若菜
ヘアメイク:小出みさ
キャスティング:下鳥真沙
助監督:塚田芽来
制作プロダクション:イングス
製作:イングス
2020年/日本/DCP/カラー/ヴィスタ90分/5.1ch
配給・宣伝:トラヴィス

公式サイト:lady-to-lady.net/
コピーライト:(C)2020 イングス

2020年12月11日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開中

 

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