【レポート】『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開舞台挨拶に花江夏樹ら豪華声優陣&[Alexandros]がサプライズ登壇!

監督・いしづかあつこ、制作・MADHOUSE、キャラクターデザイン・吉松孝博によるオリジナル劇場アニメーション『グッバイ、ドン・グリーズ!』(公開中)の公開記念舞台挨拶が開催され、本編の上映後に、声優を務めた花江夏樹、梶裕貴、村瀬歩、花澤香菜、いしづかあつこ監督、そして、主題歌を担当した[Alexandros]がサプライズ登壇した。

映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念舞台挨拶 概要

■日時:2月19日(土)
■会場:TOHOシネマズ日比谷 スクリーン5
■登壇者(敬称略):花江夏樹、梶裕貴、村瀬歩、花澤香菜、いしづかあつこ監督、[Alexandros]

まず初めに、本作の主人公・ロウマを務めた花江が「まだ気持ちの整理がついていないかと思いますが、傷をえぐるような形で思い出をしゃべりたいなと思っています。」とユニークに挨拶。
ロウマの親友で「ドン・グリーズ」のメンバー・トト役のが、すかさず「みんなで共有したいということね!」とフォローし、息の合ったコンビネーションを見せた。続いて、梶は「今、皆さんの中で色々な思いが沸き起こっているところだと思います。短い時間ではありますが、作品について一緒にお話しできればなと思っています。」と挨拶した。
ドン・グリーズの新しいメンバー・ドロップ役の村瀬は「作品の魅力をこのメンバーで語れることを楽しみにしております。」とキュートな笑顔で挨拶。
そして、ロウマ憧れの同級生・チボリ役の花澤が「みんな、涙拭いてるー?!」と元気いっぱい客席に向かって呼びかけた。
いしづか監督は、自身の元に「もう一度観たい」という声が届いているようで、も映画監督の堤幸彦から「こういう作品に出会いたかった!」という熱のこもったメールをもらったという。「堤監督、ありがとうございます!」と監督はご満悦になった。

自身が演じた役について、花江は「ロウマは段々と自身の意志を見つけていく少年だったので、初登場時と最後で精神的な成長があったんじゃないかと思うので、それを大事にしながら演じました。」と述べた。
は、「ご覧になった方が感じ取ったものがすべてだと思います。その上で、同じテーマでも、人によって見方、考え方が変わるということを教えてくれる作品。世代問わず、すごく学べる作品になっていると思います。」と、作品について熱く語った。
村瀬は、ドロップについて「背負ったものとか覚悟がヘビーだったけれど、自分が定めた目標に向かって頑張る姿を見ていて、背中を押してもらえるようなところがありました。」と述べた。
花澤は、来場者特典のブックレットに掲載されているチボリのエピソードに絡めて、「彼女なりにいつも一生懸命だったんだけれど、ロウマから与えてもらったものがたくさんあったことが見えてきました。これまで私も、出会ってきた色んな人に支えられてきたなと共感するところがあって、前を向いて生きていこうと背中を押してもらえる作品だと思います。」と話した。

制作にあたってこだわったポイントについて、いしづか監督は、一人のキャラクターを色んな方向から見ることができるところを挙げ、「見方を変えるだけで、ポジティブにも捉えることができるという新しい目線を入れようと思った。」と秘話を披露。そして、「それがキャストに伝わっていたことが嬉しいです。二度目観たいと思ってもらえるきっかけとして、になっているのがありがたいです。」と、感謝の思いを伝えた。

花江は、演じてみて印象深かったシーンに、「日常的な会話」「真正面から向き合っていない会話が多い」ことを挙げ、テンポの良さが気持ち良かったという。また、「大人になった今、子どもからふと言われて突き刺さるような一言が散りばめられていて、印象に残っています。」と述べた。

そして、主題歌を担当した[Alexandros]がサプライズ登壇し、会場の熱気が一気に高まった。川上(Vo&Gt)と花江は、以前食事をしたことがあるといい、川上が映画好きということから、おすすめの映画を教えてもらったというエピソードを披露。花江から、【カワカミー賞2021】という独自の映画ランキングが存在していることが明かされ、「図々しく(笑)」とはにかんだ。

主題歌「Rock The World」(最新シングル「Rock The World / 日々、織々」発売中)に込めた思いについて川上は、「Rock The Worldは“ぶちかませ”という意味なんですけど、物事は捉え方ひとつで何とでもなるということを散りばめています。」と語った。そして、監督からは「世界を見下ろす」というキーワードをもらっていたといい、「夢って意外と遠くない」「つかめる」と、自身のアーティストとしての経験から「世界」を表現した。

主題歌制作に向けて事前に話し合ったことや、川上から上がってきた楽曲を聞いた第一印象を聞かれた磯部(Ba&Cho)は、「洋平らしいメロディーだと思いました。アレンジはメンバーで考え、空気が震えるような熱量を込めることができました。」とコメント。白井(Gt)は、最終的に「世界に飛び立つ」というところが、自身たちの活動と映画とがリンクしたと話した。リアド(Dr)は、メロディーについて「ストーリーの中に星空が綺麗なシーンがあったと思うんですけど、すごい美しく輝いているように聴こえました。」と絶賛した。

本作のキャッチコピー【“LIFE”(生き方)を変える】に関連して、自身の人生を変えた出会いやモノ、出来事やきっかけについて聞かれたいしづか監督は、自身の母親の余命宣告を挙げ、「他人にとっての”宝物”であるという自分のアイデンティティが実感できた」という。
川上は、照れながらも「メンバーに出会ったこと」とメンバー愛を見せた。
花澤は、自身が声を担当したアニメーション「宇宙(そら)よりも遠い場所」(以下、「よりもい」)だといい、客席に観たことがある人がいることが分かると、「やったね!」と喜びを表した。そして、川上もさりげなく手を挙げていたことを知らされ、「嬉しい!」と満面の笑みになった。そして、「よりもい」に参加した際に、「キャラクターと同じ時間を刻んでいう実感」があったそうで、再びいしづか作品に関われることに歓喜したという。
村瀬は「芝居を始めたこと」とし、それぞれ「社会性を得ることができた」「同じ夢を志す仲間に出会えた」と、声優という職業が自身の人生の変えたことを伝えた。
一方、花江は「梶さんですね」とさらっと言い、事務所に入ったばかりの頃にマネージャーから「お前は梶裕貴になれ!全部真似しろ!」と言われていたことを暴露した。しかし、当時は「ふざけんな!」と反発していたことを正直に話し、梶の凄さを知ってからは「梶さんと僕は違うんだ」と思う反面、「梶さんから少しでも吸収してやろう」と思っていた時期もあったという。現在は、「梶さんの良さは自分には出せないので、”梶裕貴は花江夏樹じゃない“という結論になりました。」と会場の笑いを誘い、からは「これからもよろしくな!」との茶目っ気のある先輩らしいレスポンスが。

最後に、花江から「見方によって色んな感じ方ができる作品です。心が温かくなる、未来が明るくなる作品なので、この作品が宝物になってくれれば。」と挨拶があり、イベントは終了した。

またイベント後には、花江、梶、村瀬、[Alexandros]が出演する「トクバン、ドン・グリーズ!」が配信され、公開記念ビジュアルが発表された。公開記念ビジュアルは、ロウマ、トト、ドロップのドン・グリーズ3人の中学時代を描いたもので、本編の重要なシーンに繋がる貴重な画となっている。

公開記念ビジュアル

また、併せて発表された第2弾入場者特典は、映画では描かれなかったロウマ達のその後のエピソードを楽しめる書き下ろし小説「グッバイ、ハイスクール」に決定。いしづか監督による描き下ろしイラストや、作品の裏話が掲載されている第1弾入場者特典のブックレットは、2月24日(木)まで。第2弾特典は2月25日(金)~3月3日(木)で配布される。数量限定のため、無くなり次第終了となる。

第2弾入場者特典

映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』公開記念「トクバン、ドン・グリーズ!」概要

【公開期間】2月19日(土)~2月25日(金)
【出演】花江夏樹、梶裕貴、村瀬歩、[Alexandros]
【視聴URL】
ニコニコ生放送:https://live.nicovideo.jp/watch/lv335679775
YouTube:https://youtu.be/BDumfRTdE2E

イントロダクション
その感動は世界へ――。
日本を飛び越え、世界中で絶賛された大ヒット作『宇宙よりも遠い場所』を手掛けたいしづかあつこMADHOUSEによる最新作『グッバイ、ドン・グリーズ!』。
本作で描かれるのは、少年たちの奇跡のような出逢いの物語。誰もがあの時期に感じた痛みや喜びが、ユーモラスにも瑞々しく描き出される。少女たちが南極大陸を目指した『宇宙よりも遠い場所』と同じく、今回の舞台も日本だけにとどまらない。いつもと違う夏休みから始まる冒険の果てに、ロウマたちがたどり着くのは、炎と氷の国・アイスランド。自らを見つめ、世界を超えて、その先で手にしたものとは……。
『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』でも話題を博したいしづかは、今回が劇場オリジナル作品初監督で脚本担当。また、キャラクターデザインには、『宇宙よりも遠い場所』でもいしづかとタッグを組んだ吉松孝博。声の出演には、花江夏樹梶裕貴村瀬歩花澤香菜など実力・人気を兼ね揃えた声優陣が集結。主題歌を[Alexandros]が担当。運命的なめぐり合わせをきっかけに、物語においても、映画作りにおいても、〈ドン・グリーズ〉は小さな場所から大きな世界へ広がり、新たなステージを目指すこととなる。
誰もが共感できて、誰もまだ触れたことのない世界。本作で描き出される冒険が、少年たちのこれまでとこれからだけでなく、観る人の物語観と人生観も今とは違ったものにしていく。

ストーリー
東京から少し離れた田舎町に暮らす少年・ロウマ。周囲と上手く馴染むことができないロウマは、同じように浮いた存在であったトトと二人だけのチーム“ドン・グリーズ”を結成する。
その関係はトトが東京の高校に進学して、離れ離れになっても変わらないはずだった。
「ねえ、世界を見下ろしてみたいと思わない?」高校1年生の夏休み。それは新たに“ドン・グリーズ”に加わったドロップの何気ない一言から始まった。
ドロップの言葉にのせられた結果、山火事の犯人に仕立て上げられてしまったロウマたちは、無実の証拠を求めて、空の彼方へと消えていったドローンを探しに行く羽目に。
ひと夏の小さな冒険は、やがて少年たちの“LIFE(生き方)”を一変させる大冒険へと発展していく。

作品タイトル:『グッバイ、ドン・グリーズ!』
出演:花江夏樹 梶裕貴 村瀬歩
花澤香菜 / 田村淳(ロンドンブーツ1号2号) 指原莉乃
監督・脚本:いしづかあつこ
キャラクターデザイン:吉松孝博
美術監督:岡本綾乃 美術ボード制作協力:山根左帆 美術設定:綱頭瑛子、平澤晃弘
色彩設計:大野春恵 撮影監督:川下裕樹 3D監督:廣住茂徳、今垣佳奈 編集:木村佳史子
音楽:藤澤慶昌 音響監督:明田川 仁 音響効果:上野 励
アニメーション制作:MADHOUSE
主題歌:[Alexandros] / 「Rock The World」」(ユニバーサルJ / RX-RECORDS)
製作:グッバイ、ドン・グリーズ!製作委員会
配給:KADOKAWA

公式サイト:https://donglees.com/
公式Twitter:@gb_donglees #ドングリ
コピーライト:(c)Goodbye,DonGlees Partners

2月18日 全国ロードショー

関連記事:
映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』東野幸治、松岡禎丞、茅野愛衣、日笠陽子、能登麻美子ら著名人から絶賛コメント到着!
【レポート】『グッバイ、ドン・グリーズ!』監督が梶裕貴、村瀬歩らのアフレコを絶賛「びっくりするぐらい合ってた!」
『グッバイ、ドン・グリーズ!』水瀬いのり、花澤香菜、井口裕香、早見沙織「宇宙よりも遠い場所」キャストよりコメント到着
『グッバイ、ドン・グリーズ!』田村淳&指原莉乃が声優として夫婦役で参戦!本予告映像&本ポスターも解禁
映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』[Alexandros]の新曲「Rock The World」が主題歌に決定!PVも公開
『グッバイ、ドン・グリーズ!』追加声優に花澤香菜が決定&コメント到着!コミカライズ連載もスタート ―2022年公開
『グッバイ、ドン・グリーズ!』花江夏樹、梶裕貴、村瀬歩の出演が決定&コメント到着!特報映像&ティザービジュアルも
映画『グッバイ、ドン・グリーズ!』いしづかあつこ×吉松孝博×MADHOUSEによる劇場プロジェクトが始動!2022年公開

↑上に戻る