【レポート】『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』山田涼介&寺田心から内野聖陽へ“父の日”プレゼント&感謝の手紙も

鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成

映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』が公開中、そして映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』が6月24日(金)より公開となるのを前に、舞台挨拶付き完成披露先行上映が実施され、主演の山田涼介と、寺田心、内野聖陽が登壇した。

映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』舞台挨拶付き完成披露先行上映

■日時:6月13日(月)19:00~
■場所:新宿ピカデリー スクリーン1
■登壇者(敬称略):山田涼介、寺田心、内野聖陽

ついにシリーズのフィナーレを飾る『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』が6月24日(金)に公開となるが、一足早く『最後の錬成』を鑑賞した観客の前に主人公エドワード・エルリック役の山田涼介、セリム・ブラッドレイ役の寺田心、ヴァン・ホーエンハイムと“お父様”の二役を演じた内野聖陽が大きな拍手に迎えられて登場。

山田は「僕は皆様より一足早く観させていただいたんですが、原作ファンの自分として、エド役の自分としても、内容を知っているのにウルっとしてしまった自分がいました。自分が映っている作品を観て初めての感覚だったので、それぐらい思い入れの強い作品だと思いましたし、撮影が終わったのが2年前で、2年という月日をかけて監督やスタッフさんが作ってくれた作品に感動したんだと思います。」と挨拶。

寺田は「実は学校の友達と一緒に『復讐者スカー』を映画館に観に行ったのですが『最後の錬成』も友達と観に行きたいなと思います!自分が普段目にすることのないものを想像することが難しくて、映画の中で上手く表現されていてすごいなと思いました!」とコメント。

“お父様”とホーエンハイムのみならずフラスコの中の小人など幾つもの役を演じ分けた内野は「2年前の撮影で日々グリーンバックの中で、ひたすら漫画と監督の絵コンテを見ていた頃が懐かしいです。まさかこんな凄まじい作品になるとは夢にも思わず、『最後の錬成』を観て度肝を抜かれています。親子の情愛のパートが皆さんにどのように受け止めていただけるかドキドキしていますし、大人が考えるべきテーマを持った漫画で、大事にしてきた作品です。どのように受け入れていただけるか不安でもあり、楽しみであります。」と『最後の錬成』の出来栄えに自信をのぞかせ、観客の反応にドキドキしているとコメントを寄せた。

先月より公開中の『復讐者スカー』だが、作品を観たファンから「感動してじわじわ泣けてきた。最後の錬成楽しみすぎて眠れません」、「原作ファンとして心から素晴らしかったと、胸を張って言えます」、「エドとホーエンハイムの親子シーン、二人とも原作から出てきた感じの再現!続きはもっと迫力だろうし、泣けるよな絶対!」といった声があがっている。

これについて山田は「やっぱり実写化するときに一番気にするのは原作ファンの方々の声でした。どのように受け入れてくれるのかは座長としても気になるところであったので、原作ファンの方が喜びの声を届けてくれるのは非常に感無量で嬉しいです。」、寺田は「CGだったり、映像の迫力が劇場にいる方にものすごい臨場感を与えるので、そのようなご意見を頂けてセリムは嬉しいです!」、内野は「いよいよ最後の巨悪との戦いになるので観てくださった方もそうだと思いますが、すごくすっきり終われると思います。親子ともども戦って、悪の野心に打ち勝つというクライマックスを楽しみにしていただきたいです。」とコメントを寄せる。

続いて一足先に『最後の錬成』を鑑賞した原作の荒川弘からコメントが。山田は荒川のコメントに「ハガレンの生みの親の先生にそういうお言葉をいただけるのが本当にありがたいですし、やらせていただいて良かったと思います。」と感無量の表情を見せた。

また、『最後の錬成』ならではの魅力について話が及ぶと、内野は「最後の敵である”お父様”にエルリック兄弟が立ち上がり、父が加勢する最終局面の戦いは見どころたっぷりです。ここまでCGを使った映画は日本映画史上中々ないと思いますし、大スペクタクルなアクションが収められた戦いを十分に楽しんで欲しい。」と本作をアピール。

更に、兄弟が体を取り戻し、新たな旅に出るまでの伝説の最終話を描いている本作で、ラストカットを演じてみての感想について問われると、山田は「監督がこだわったワンシーンで1回クランクアップした後に、陽の当たり方ひとつで見え方が違うから撮らせてくれと言われ、別日で撮り直して2回クランクアップしたんです。原作の最後のページも写真なのでそこにはこだわってラストカットも撮っているので満足です。」と原作ファンである山田も満足の出来栄えであったことを明かす。

そして、今回初共演となった山田について問われると寺田は「山田さんに頭を掴まれるシーンがあったんですが、気迫がすごくてマネージャーさんのところに行って『やばい』と言っていました(笑)。カッコいいので見られるとダメで、ずっと恥ずかしくなってました…言葉では表せないんです。」、内野は「ファンの方もご存じかもしれませんが、ハガレンの世界を愛していて、第1作目からこの作品を良くしたいという信念を持ち、それを背中から共演者みんなに醸し出している感じがして立派だなと思って見ていました。中性的な魅力を持ってらっしゃるので、漫画ではエドははっちゃけているキャラクターですが山田君が演じると色気があって素敵だなという瞬間が多かったです。」と振り返り、山田は2人のべた褒めっぷりに「恥ずかしい・・・(笑)」と赤面する一幕も。

今週末6/19は父の日。内野が演じるホーエンハイムと“お父様”はそれぞれ山田が演じるエドの父親であり、寺田演じるセリムなど7人のホムンクルスたちの生みの親ということで山田と寺田から内野に向けてサプライズで父のプレゼントが。山田からはエド、アル、ウィンリィ、ピナコら仲間たちの写真が飾られたコルクボード、寺田からは“お父様”の子どもたちであるホムンクルス達の写真が飾られたコルクボードが贈られ、内野は「共演者から父の日のプレゼントを貰うのは初めて!」と嬉しそうな表情を見せた。更に、コルクボードに内野への感謝の手紙が用意されており、山田と寺田が読み上げると内野は「こんなに心のこもった手紙で嬉しいです!」と感激の様子。

最後に山田が「完成してお客さんに僕たちが育て上げた映画が届くということなので、正直もう僕から言うことはないのですが、ただ楽しんで欲しいという一言に尽きます。原作ファンの方も、原作を見たことないよという方も『鋼の錬金術師』実写版はエンターテインメント作品として素晴らしい作品になっているのではないかと思っていますので、全国の皆様にたくさんたくさん見ていただいてこの映画を愛していただきたいと思います。是非、今日観て頂いた方にはお力添えとして、ご家族や友人、恋人に『最後の錬成』面白かったと伝えて頂きたいです。『最後の錬成』を皆で育てていければと思います。」とメッセージを贈り、会場は熱気に包まれた中、イベントは終了した。

■荒川弘コメント全文
ジェットコースターに乗っているみたいでした!
感動するシーンが繋がっていて、全編見どころだらけでした。
オープニングも意外なところから始まって、面白いと思って見ていたら、そのまま二時間あっという間で楽しませていただきました。

山田君は見ている途中から山田涼介という名前がどっかに飛んで行ってしまうくらいエドでびっくりしました。
体のつくりから仕草すべてが、エドそのものでした。クライマックスのシーンは完璧の一言。
若かりしホーエンハイムの全部諦めているような表情や、若いお父様のムキムキ具合がエドとはまた違って、一人三役も素晴らしかったです。
内野さんはキーパーソンであるホーエンハイムとお父様を、一人二役で演じ切られていて、とにかくすごかったという言葉しか出てこないです!
寺田心君はセリム=プライドのクソガキっぷりがすごくよかったです!悪い心君も良いなと思いました。

アルが戻ってくるシーンは連載初期からどうしようかずっと考えていたので、実写で描かれているのを見て感無量でした。
ラストはいつあのセリフを言うのかニヤニヤしながら見ていました。気持ち良く終われて本当に良かったです!

■山田涼介から内野聖陽への手紙全文
クソ親父へ

今回ご一緒させていただき、内野さんのお芝居へのアプローチの仕方を1番近くで見させていただいてとても勉強になりました。

内野さんが、遠慮気味な僕に、
もっとこい。もっとこい息子よ。と仰ってくださって
そこからエドとしてのギアがもう一段階強く入りました。

ホーエンハイムとエドの関係を創り上げるのは、絶対に難しいお芝居になるだろうなと、、撮影が入る前には不安もありましたが、内野さんが
優しく、強く、まるで本当の親子のように接してくださったおかげで、
凸凹な原作通りの親子を演じれたのではないか。と思っています。

ホーエンハイムが内野さんで沢山救っていただきました。共演させていただけて本当に幸せです。
ありがとうございました。
ホーエンハイムは内野さん以外考えられません。素敵なクソ親父でした。
この先もずっと芸能界の尊敬する父として慕わせてください。

またご一緒出来る日を楽しみにしています。

生意気な息子より。

■寺田心から内野聖陽への手紙全文
内野のお父様へ

少しの間でしたが撮影でご一緒させて頂いて、とても嬉しかったです。
最初にホムンクルスの役と言われた時は人間ではない役をどう演じるんだろうと不安になりましたが
舘さんや本郷さんが演じるホムンクルスたちの長男として一生懸命演じました。
内野さんのように色々な役を演じられる俳優さんになれるように頑張りたいと思います。


イントロダクション
国家錬金術師ばかりを狙った連続殺人事件が起きる中央(セントラル)をれたエドとアル。犯人は正体不明ながら、額に十字傷を持つことから”傷の男(スカー)”と呼ばれていた。兄弟も命を狙われ応戦するものの、圧倒的な強さの前に機械鎧(オートメイル)を破壊され、絶体絶命となる。果たして二人はこの危機を乗り越え、元の身体を取り戻すことができるのだろうか。隠されたこの国の秘密と”約束の日”、そしてエドとアルの父親の過去。幾重にも重なる謎と真実が解き明かされ、物語は圧巻のフィナーレへ。最後に兄弟が出した答えとは…?
原作の最終話まで描き切った”完結編”―伝説は二部作で完結する。

2001年に月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載が開始するや、魅力的なキャラクター、緻密に練られたストーリー、圧倒的で唯一無二な世界観で、大ベストセラーとなった漫画「鋼の錬金術師」。連載開始20周年新プロジェクトとして発表された今回の実写映画では、エドとアル兄弟の物語の最終章を、原作のままに映像化することにこだわった。国家錬金術師の抹殺を誓う男、スカーとの対決を描く『復讐者スカー』、国家を揺るがす巨大な陰謀に導かれていく『最後の錬成』の二部作で、物語の壮大なラストが描かれる。

作品タイトル:『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』
出演:山田涼介 本田 翼 ディーン・フジオカ
蓮佛美沙子 本郷奏多 / 黒島結菜 渡邊圭祐
寺田 心 内山信二 大貫勇輔 ロン・モンロウ 水石亜飛夢
奥貫 薫 高橋 努 堀内敬子 丸山智己 遼河はるひ 平岡祐太
山田裕貴 麿 赤兒 大和田伸也
舘 ひろし(特別出演)
藤木直人 / 山本耕史 / 筧 利夫
杉本哲太 栗山千明 風吹ジュン
佐藤隆太 仲間由紀恵 ・ 新田真剣佑
内野聖陽
原作:「鋼の錬金術師」荒川 弘(「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
監督:曽利文彦
脚本:曽利文彦 宮本武史
製作:映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会
企画・制作プロダクション:OXYBOT
配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:hagarenmovie.jp
公式Twitter:@hagarenmovie #ハガレン完結編
コピーライト:(c)2022 荒川弘/SQUARE ENIX (c)2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会

大ヒット上映中「復讐者スカー」6月24日(金)「最後の錬成」
完結編二部作連続公開

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