
制作スタジオはQzil.la株式会社、製作とプロデュースを株式会社KADOKAWA とアーチ株式会社がそれぞれ担当。監督を務めるのは、沓名健一。脚本に佐藤卓哉、キャラクターデザインに岸田隆宏とベテランが脇を固める。キャストは、原作に引き続き狼役を浪川大輔、九郎役を佐藤みゆ希、葦名弦一郎役を津田健次郎が務める。音楽を担当するのは、蓮沼執太。主題曲には、坂本龍一の「Blu」(『The Best of ‘Playing the Orchestra 2014’』)が起用された。
本作の大きな見どころの一つとして、非デジタルの手法を多く取り入れたこだわりのアートワークがある。「キルラキル」「王様ランキング」『サカサマのパテマ』『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』など数々の話題作を支えてきた美術スタジオ「青写真」の代表であり、アナログの筆致にこだわり続ける背景美術界の名匠の名を称される美術監督・金子雄司の手によって一枚一枚の画用紙に絵の具を乗せ、筆描きで丁寧に描き上げられた本作の背景美術。手描きならではの温度と重厚感が、厳しい戦国の世を舞台に儚い物語を紡ぐ本作の唯一無二の世界観を築き上げている。
金子は、本作での背景美術の制作に関して「「映画らしい黒」を上手く活かすことを、今作の美術では意識していました」と語る。(※金子のコメント全文は本記事下に掲載)

解禁された場面カットには、雪深い山々に黒くそびえる「葦名城」の荘厳な姿が写し出されている。空の淡い光や瓦の質感、凍てつく空気の湿り気までをも表現。物語の中心にして、この国の運命を象徴する天守が、水墨画を思わせる重厚な筆致で描かれている。
さらに、ススキが風にそよぐ平原に佇む狼と九郎。筆致の一本一本が本作の“静”を象徴するようなカットや葦名城の大広間で対峙する狼と弦一郎の姿も。荘厳な空間の静けさが、2人の間に流れる緊張感を際立たせている。


灯火の柔らかな光が主従の静謐な絆を照らし出す座敷のカットでは、畳や襖の質感、差し込む光の温度まで丹念に描かれた空間が、主従の静かな絆を包み込むような画になっている。どの場面を切り取っても、手描きによる豊かな色彩と緻密な陰影が施され、作画の質感を活かした深みのある仕上がりを見せている。

あわせて公開された、お米の日にちなんだ変若の御子のビジュアルは、白い光のようなものに包まれながら両手で大切そうにお米を持つ姿が描かれており、温かみを感じさせる仕上がりとなっている。変若の御子(CV. 清水理沙)は米を生み出す力をもつキャラクターであり、本作においても重要な鍵を握る。

場面カットでは、一点をじっと見つめる変若の御子の芯の強さを感じさせる眼差しや、どこか切なげな表情を見せる姿も切り取られている。さらに、両手にお米を包み、祈りを捧げるような場面や暗闇の中で不安げに視線を向ける横顔など本編への期待がより一層高まる新規カットとなっている。




さらに、『SEKIRO: NO DEFEAT』公式Xでは、記念イラストを使用した特別パッケージのお米が当たるプレゼントキャンペーンを開催中だ。

美術監督・金子雄司 コメント全文
アナログの絵の具には、「黒」という色はありません。デジタルツールだと「#000」で完全なブラックが表現できるのですが、絵の具はいろいろな色を混ぜて、あくまで「黒っぽく見える」表現をします。それにくわえて、映写機でスクリーンに映すことによる色の変化もあります。そのような意味での「映画らしい黒」を上手く活かすことを、今作の美術では意識していました。また、監督からのオーダーで、筆のタッチや絵の具の臨場感もあえて残すような形で、今回の美術は仕上げています。

ストーリー
時は戦国。雪深い峠を越えた先に、「葦名」という国がある。
狼は、葦名の戦場で拾われ、忍の技を仕込まれた熟達の忍びである。狼が仕える少年・九郎は、「竜胤(りゅういん)」と呼ばれる特別な血を引く一族の末裔。二人は寄る辺なき孤独な主従であった。
九郎の竜胤の血は、人を不死に変える力を持つ。それを狙う葦名の侍から逃れる狼と九郎だったが、そのさなか竜胤が不死の見返りに人々に「竜咳(りゅうがい)」という致死の病をもたらしていることを知る。
竜咳を治める方法を探す九郎は、自らの命を代償にそれがなせることを知り、苦悩の末に竜胤断ちを決意する。一方、九郎が隠していた覚悟を知った狼は、独り九郎の運命を変えるべく苦難に満ちた戦いへ――
『SEKIRO: NO DEFEAT』
声の出演:浪川大輔 佐藤みゆ希 津田健次郎 浦山迅 伊藤静 高瀬右光 土師孝也 金尾哲夫
原作:SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE(株式会社フロム・ソフトウェア)
監督:沓名健一
脚本:佐藤卓哉
キャラクターデザイン:岸田隆宏
副監督:福井俊介
総作画監督:茂木海渡
アクション作画監督:向田隆
美術監督:金子雄司
色彩設計:佐々木梓
撮影監督:野澤圭輔
編集:村上義典
音楽:蓮沼執太
主題曲:坂本龍一「Blu」(『The Best of ‘Playing the Orchestra 2014’』より)
レーティング:PG12
プロデュース:ARCH
アニメーション制作:Qzil.la
配給:ANIMEC
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(C)KADOKAWA/Sekiro: No Defeat PARTNERS
http://sekiro-anime.jp/
2026年9月4日(金)より3週間限定上映