橋本忍さん、加藤剛さんを偲ぶ『砂の器』シネマ・コンサート追悼公演決定、7月26日(木)より先行予約販売がスタート

砂の器

先日、惜しまれながらも逝去された脚本家・橋本忍さん、俳優・加藤剛さんを偲び、映画『砂の器』シネマ・コンサートの追悼公演が決定した。

映画『砂の器』は松本清張原作、橋本忍・山田洋次脚本、野村芳太郎監督により1974年に劇場公開された日本映画史に燦然と輝く不朽の名作。加藤剛さんは気鋭の音楽家・和賀英良を演じ、本作は加藤剛さんの代表作ともなった。橋本忍さんと共に脚本に携わった山田洋次監督は、「構成の鬼といわれたこの人から、シナリオの根幹はフレーム(骨組み)にあるということを、ぼくは叩きこまれるように教わった。まさに”師”の名に値する人だった。黒澤明と共に『羅生門』や『七人の侍』を世に出した、日本が世界に誇るに足る偉大な映画人を、ぼくたちは失った」とコメントしている。

映画『砂の器』シネマ・コンサートは、2017年夏に東京で初演され、今春には東京・大阪で再演。この度の橋本忍さん、加藤剛さんの訃報を受け、急遽再々演が決定された。シネマ・コンサートは劇中のセリフや効果音はそのままに音楽パートをオーケストラが生演奏する映画上映とコンサートの複合型イベントである。

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『砂の器』といえば、後半40分のクライマックス・シーン全編に渡って流れる組曲「宿命」。物語中で加藤剛さん演じる気鋭の音楽家・和賀英良が作曲、自ら指揮・演奏するシーン、緊迫した捜査会議シーン、和賀の回想として描かれる、お遍路姿の親子が四季折々の全国を旅するシーン、この3つのシーンを交互に織り交ぜながら、背景に演奏されるのが、オリジナルで書き下ろされた組曲「宿命」。ラスト40分のあいだに綴られる音楽と映像の融合によるカタルシスが、映画『砂の器』シネマ・コンサートの真骨頂ともいえる。

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コンサートの演奏は国内屈指の名門、東京フィルハーモニー交響楽団。指揮はスコアの復刻を担当した作曲家・和田薫が自らタクトを振り、ピアノは近藤嘉宏が担う。チケットは、8月11日(土・祝)の一般発売に先駆け、本日(7月26日)より先行予約の販売がスタート。詳細はコンサート公式サイトを参照ください。(http://promax.co.jp/sunanoutsuwa/

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映画『砂の器』追悼シネマ・コンサート/公演概要

日時:2018年9月16日(日・祝前日)
開場17:00/開演18:00(終演21:00予定)
会場:東京国際フォーラム ホールA

コンサート出演
指揮:和田薫
ピアノ:近藤嘉宏
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

チケット価格(税込/全席指定)
S席9,800円
A席7,800円 ※未就学児入場不可

お問い合わせ ディスクガレージ 050-5533-0888 (平日12:00-19:00)

チケット一般発売日:8月11日(土・祝)
オフィシャル最速先行予約(先着):7月26日(木)正午12:00~

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上映映画
作品:映画『砂の器』(松竹・橋本プロ=提携作品/1974年10月19日劇場公開)
上演時間:2時間23分(途中休憩20分あり/上映作品は2005年リマスター版)
出演:丹波哲郎/加藤剛/森田健作/島田陽子/山口果林/加藤嘉/緒形拳/佐分利信/渥美清 他
監督:野村芳太郎
原作:松本清張
脚本:橋本忍、山田洋次
撮影:川又昻
音楽監督:芥川也寸志
作曲:菅野光亮

映画『砂の器』シネマ・コンサート公式サイト:http://promax.co.jp/sunanoutsuwa/
コピーライト:(c)1974・2005 松竹株式会社/橋本プロダクション

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