映画『オデュッセイア』のワールドプレミアが、イギリス・ロンドンのオデオン・ラックス・レスタースクエアで現地時間の7月6日に実施され、主演のマット・デイモンほかキャスト陣とクリストファー・ノーラン監督が集結した。さらに、US版最終予告が公開され、IMAX(R)での同時上映も決定した。

本作は、最新のIMAX(R)の技術を用い世界各地で撮影された神話的アクション超大作。古代ギリシャの詩人ホメロスの原点ともいえる叙事詩を、史上初めてIMAX(R)フィルムスクリーンで映像化した。トロイア戦争の英雄オデュッセウスの10年に及ぶ壮大な故郷への帰還の旅を描く、愛と勇気の物語。
会場には、劇中で圧倒的な存在感を放つ巨大な「トロイの木馬」のモチーフをはじめ、荒れ狂う海や砂浜をイメージしたカーペットや壁面セットが大胆に設置され、作品の壮大な世界観が見事に再現された。会場周辺には大勢の熱狂的なファンと世界各国から集結したメディアが殺到。ドレスアップしたキャスト陣が放つ華やかなオーラも相まって、一帯は異様なまでの熱気と興奮に包まれていた。

カーペット上でのインタビューに応じたオデュッセウス役のマットは、「この役を演じられたことは非常に幸運で、現場にいることに毎日喜びを感じていました。全編IMAX(R)撮影は決して簡単ではありませんでしたが、カメラチームはF1のピットクルーのように素早く機材を入れ替え、俳優同士で技術的な課題を乗り越え、チーム一丸となって限界に挑んだ経験は素晴らしいものでした。これほど誇りに思えるチームの一員になれたことはありません」と感慨深げにコメント。

オデュッセウスの息子・テレマコス役のトム・ホランドは、「ノーラン監督のファンとしても歴史的な瞬間の一部になれたことに興奮しています。撮影現場では、監督が作り出す家族のような連帯感と、全スタッフが卓越したものを目指して懸命に働く姿に驚かされました。今回が青年を演じられる最後のチャンスでしょうし、青年から大人へと成長する旅路を演じられたこと、そしてマット・デイモンの背中を追うことができたことを誇りに思っています」と敬意をにじませた。

オデュッセウスの妻・ペネロペ役のアン・ハサウェイは「ノーラン監督の現場なら、壺の役でも喜んで受けるというほど熱望していました。私が演じたペネロペというキャラクターは、非常に複雑で多面的な女性として描かれており感銘を受けました。主演のマット・デイモンは私たちのヒーローであり、彼の身体的な献身とリーダーシップから多くを学びました」と、ノーラン監督そしてマットへの絶大な信頼を明かす。

アンティノオス役のロバート・パティンソンは、「ノーラン監督は、野心に溢れ、俳優に寄り添い、演技を引き出すことに長けてる最高の監督です。再び組めたことを光栄に感じています。本作の撮影の規模は、(私が出演した)前作『TENET テネット』の5倍ほどに感じました。今回演じたアンティノオスは、自分の望みに忠実でペネロペを深く愛する“現実主義者”。悪役ではあるけど悪人ではないキャラクターです」と、規格外の現場と自身の役どころの深みを語った。

また、ヘレネとクリュタイムネストラという一人二役を演じたルピタ・ニョンゴは、「特にヘレネについては、美しさという象徴の裏側にある“一人の女性としての苦悩や重荷”を探求しました。また、IMAX(R)カメラの大きな作動音対策や、相手役と目を合わせるためのミラーシステムなど、特殊な撮影環境がむしろ演技への深い没入感をもたらしてくれました」と、謎に包まれたキャラクターの背景と、全編IMAX(R)撮影の驚くべき舞台裏を明かした。

女神アテナ役のゼンデイヤは、「長年のノーラン監督ファンとして、革新的というだけでなく、映画製作や劇場に行くべき理由の核心を大切にするチームの一員になれたことに感謝しています」と想いを語った。

女神カリュプソ役のシャーリーズ・セロンは、「ノーラン監督との仕事は夢が叶った思いです。カリュプソを演じる上では、単なる悪役や悲劇的な人物といった二元的な存在ではなく、多面的で、感情的に美しく生々しいキャラクターとして表現することに注力しました。ノーラン監督の演出は非常にニュアンスに富み、明確で、俳優を安心させてくれる素晴らしいものでした」と、役への強い思いと監督の卓越した演出手腕を称えた。

そしてメガホンを取ったノーラン監督は、「ホメロスの原案を現代に翻案するにあたり、ペネロペやカリュプソといった女性キャラクターの内面やリアリティを深く追求することを重視しました。アン・ハサウェイやシャーリーズ・セロンといった知的な俳優たちとの共同作業が、キャラクターに命を吹き込むインスピレーションになりました」と手ごたえを明かす。そして「本作は、史上最高の冒険物語の一つです。ぜひ大きなスクリーンで、大勢の観客のみなさんと一緒に、この壮大な世界に没入して楽しんでほしいです」と、劇場での鑑賞を強く呼びかけた。


そして、この度公開されたUS版最終予告は、難破の末に打ち上げられた海辺でオデュッセウスが目を覚ます劇的なシーンから始まる。女神アテナから「覚えてないの?」と雷、炎、そして死の記憶を突きつけられたオデュッセウス。過酷な運命を思い出しながらも、「覚えているのは妻と、息子、故郷だ」と家族の元へ生きて還るという強い意志を言葉に宿す。
一方、故郷のイタケ王国では、不在の王オデュッセウスに代わり国を支配しようと、王妃ペネロペに迫る求婚者アンティノオスの冷徹な影が忍び寄る。一度も会ったことのない父親を想う息子テレマコスを「腰抜け」と容赦なく罵るアンティノオスに対し、テレマコスは「私が王位に就く」と果敢に立ち向かい、ペネロペもまた「王は帰還します」と気高く言い放つ。
さらに映像には、兵士を引き連れて荒波を突き進むオデュッセウスの姿や、すべてを呑み込む巨大な渦潮、そして圧倒的な迫力で迫り来る巨人兵たちなどの姿も。神々の過酷な試練に見舞われるなか、「ならば私は神に抗う」と壮絶な覚悟を見せるオデュッセウスの咆哮が響き渡る。
なお、7月10日から7月16日の1週間限定で、グランドシネマサンシャイン池袋と109シネマズ大阪エキスポシティにて、ノーラン監督作品の『インターステラー』と『TENET テネット』のIMAX(R)特別上映も決定している。
『オデュッセイア』は、9月11日より公開。
『オデュッセイア』
出演:マット・デイモン、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・パティンソン、ルピタ・ニョンゴ、ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロン
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン
エグゼクティブプロデューサー:トーマス・ヘイスリップ
配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画
(C) 2026 UNIVERSAL STUDIOS
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9月11日(金)日本公開