『aftersun/アフターサン』A24注目の新星シャーロット・ウェルズ監督が英国アカデミー賞《英国新人賞》を受賞!

aftersun/アフターサン
シャーロット・ウェルズ監督

第76回英国アカデミー賞授賞式が本日(日本時間:2月20日)ロンドンで開催され、『aftersun/アフターサン』(5月26日(金)公開)のシャーロット・ウェルズ監督が《英国新人賞》に輝いた。

11歳のソフィが父親とふたりきりで過ごした夏休みを、その20年後、父親と同じ年齢になった彼女の視点で綴る本作。アカデミー賞(R)作品賞など3冠を獲得した『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスらプロデューサー陣が彼女の脚本に惚れこみ、2017年から構想を練り上げ完成した本作は、昨年のカンヌ国際映画祭・批評家週間での上映を皮切りに評判を呼び、次々と話題作を手掛けるスタジオA24が北米配給権を獲得。

昨年末には複数の海外メディアが<ベストムービー>に挙げ、毎年映画ファンが注目するオバマ元大統領のお気に入り映画にも選出されるなど、本年度を代表する1本となった。その波はアワードシーズンを迎えてなおも押し寄せ、父親を演じたポール・メスカルがアカデミー賞(R)主演男優賞のノミネートを果たした。

本作の脚本・監督を務め、あざやかなデビューを飾ったのは、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。若き父親と娘のひと夏のかけがえのない記憶を辿る物語は、よく兄妹に間違えられたという自身と父が過ごした実際の夏休みの思い出がベースとなっている。

ポール・メスカルは、「一気に脚本を読んで、すぐに『よし、何がなんでもこの役を手に入れるぞ』と思った」といい、シャーロットとの仕事については、「彼女は自分の脚本とまわりの人たちの仕事を全面的に信用して、一からサポートしてくれるんだ。俳優へのアプロ―チもすごく丁寧だったよ」と語っている。

昨日(日本時間:2月19日)行われた第75回全米監督組合賞の初長編映画監督賞に続き、連日の受賞となったシャーロット・ウェルズ。今年の賞レースは、まだまだ彼女の若き才能が快進撃を見せそうだ。

イントロダクション
多くを語らず、ミニマリスティックな演出で観る者に深い余韻をもたらす本作は、誰しもの心の片隅に存在する、大切なひととの大切な記憶を揺り起こす。陽光注ぐ海辺、日焼け止めの香り、大きな波音、そして今も残るカラムの手の感覚……。クイーン&デヴィッド・ボウイ「アンダー・プレッシャー」、ブラー「テンダー」等のヒットソングに彩られながら、まばゆさとヒリヒリとした痛みを焼きつける、いつまでも忘れ得ぬ一編となることだろう。

ストーリー
トルコの陽光降り注ぐリゾート地。11歳のソフィが父親と過ごした、宝もののような夏休み。
―――20年後、記憶の断片を手繰り寄せたソフィは、あの夏の父を「再生」する。

11歳の夏休み、思春期のソフィ(フランキー・コリオ)は、離れて暮らす31歳の父親・カラム(ポール・メスカル)とトルコのひなびたリゾート地にやってきた。
まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、ふたりは親密な時間をともにする。
20年後、カラムと同じ年齢になったソフィは、懐かしい映像のなかに大好きだった父との記憶を手繰り寄せ、当時は知らなかった彼の一面を見出してゆく……。

作品タイトル:『aftersun/アフターサン』
出演:ポール・メスカル(ドラマ「ノーマル・ピープル」『ロスト・ドーター』)、フランキー・コリオ、セリア・ロールソン・ホール
監督・脚本:シャーロット・ウェルズ(初長編監督作品)
プロデューサー:バリー・ジェンキンス(『ムーンライト』)ほか
原題:aftersun/2022年/イギリス・アメリカ/カラー/ビスタ/5.1ch/101分/映倫:G
字幕翻訳:松浦美奈
配給:ハピネットファントム・スタジオ

公式サイト:happinet-phantom.com/aftersun/
公式Twitter:https://twitter.com/aftersunjp
コピーライト:(c) Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022

5月26日(金)
ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国公開

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