モノクロで描かれる美しき20世紀の幕開け―イルディコー・エニェディの傑作映画『私の20世紀』4Kレストア版予告編解禁!

私の20世紀
アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作『心と体と』の鬼才監督イルディコー・エニェディの伝説的デビュー長編『私の20世紀』4Kレストア版は3月30日(土)より新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開となる。この度本作の予告編が解禁された。

本作は1989年カンヌ国際映画祭でカメラドールを受賞し、エニェディの名が世界に知られるきっかけを作った。当時のニューヨーク・タイムズ紙は「F.フェリーニ監督の『8 1/2』以来、最も素晴らしく美しいモノクロ映画」と絶賛した。『鏡』『ノスタルジア』などタルコフスキー作品でお馴染みのオレーグ・ヤンコフスキーが謎めいた男Zを、ポーランド人女優ドロタ・セグダが双子とその母の3役を演じている。物語は19世紀末から20世紀の始まりを辿る。マッチから電球へ、ロバから汽車へ、伝書鳩から電報へ。夢のような技術の発展とともに人間は何を失ったのか――。怒涛の20世紀の幕開けを告げる奇跡の映画が、21世紀の今蘇る。

この度解禁された予告編は、1880年、エジソンの電球お披露目の場面から始まる。同じ頃ブダペストで生まれ、幼くして生き別れていた双子の姉妹は、時を経て気弱な革命家と華麗な詐欺師に。彼女たちを同一人物と思い込み恋をする謎の男を交えて、20世紀の幕開けとともに姉妹の運命が再び重なり合っていく様子が切り取られている。
併せて作品公式サイトも本オープン。予告編や劇場情報に加えて、ストーリーやエニェディ監督・キャストのプロフィールなど作品詳細を確認できる。新宿シネマカリテ、シネ・リーブル梅田では、映画の印象的な場面を切り取ったオリジナルポストカード2枚付き特別鑑賞券(税込1,400円)を発売中だ。

新しい時代へ向かって列車は走り出した――
ストーリー

エジソンが発明した電球のお披露目に沸き立つ1880年、ハンガリー・ブダペストで双子の姉妹が誕生した。リリ、ドーラと名付けられた双子は孤児となり幼くして生き別れる。1900年の大晦日、気弱な革命家となったリリと華麗な詐欺師となったドーラは偶然オリエント急行に乗り合わせた。ブダペストで降りた双子は謎の男性Zと出会う。Zは彼女たちを同一人物と思い込み二人に恋をするのだが…。おとぎ話のようで、風刺が散りばめられたきらめく傑作!

作品タイトル:『私の20世紀』
出演:ドロタ・セグダ、オレーグ・ヤンコフスキー、パウルス・マンカー、ガーボル・マーテー、ペーテル・アンドライ
監督・脚本:イルディコー・エニェディ『心と体と』
撮影監督:ティボル・マーテー
1989年|ハンガリー、西ドイツ|ハンガリー語|103分|モノクロ|1:1.37|2chモノラル|原題:Az en XX. szazadom|英題:My 20thCentury|日本語字幕:西村美須寿|ハンガリー語監修:バーリン・レイコーシャ|R15+
後援:駐日ハンガリー大使館
配給・宣伝:サンリス

公式サイト:http://www.senlis.co.jp/my20th
Twitter:https://twitter.com/My20th_movie
Facebook:https://www.facebook.com/My20th.movie
コピーライト:(c)Hungarian National Film Fund-Film Archive/photo:István Jávor

3月30日 (土) 新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

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