映画『楽園』繊細さと狂気を併せ持つ綾野剛の特別インタビュー映像解禁!”役作りはしない”という作品への向き合いかたとは

楽園

国内外で多数の映画賞を受賞した『悪人』(10)、『怒り』(16)と映像化が続くベストセラー作家・吉田修一の新たな最高傑作「犯罪小説集」が、『64 -ロクヨン-』(16)を大ヒットさせた瀬々敬久監督により映画化。心えぐられる衝撃のサスペンス大作、映画『楽園』がいよいよ10月18日(金)より全国公開となる。

青田に囲まれたY字路で起こった少女失踪事件から12年後、事件は未解決のまま再び惨劇が起こった。事件の容疑者として追い詰められていく青年・中村豪士(たけし)に綾野 剛。消息を絶った少女と事件直前まで一緒だった親友・湯川 紡(つむぎ)に杉咲 花。罪の意識を背負いながら成長し、豪士と互いの不遇に共感しあっていく。Y字路に続く集落で、村八分になり孤立を深め壊れていく男・田中善次郎(ぜんじろう)に佐藤浩市。次第に正気は失われ、想像を絶する事件へと発展する。そして、柄本 明、村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、根岸季衣、石橋静河と、豪華かつ個性溢れる面々が揃い、作品世界を完成させた。Y字路から起こった二つの事件、容疑者の青年、傷ついた少女、追い込まれる男―。三人の運命が繋がるとき、物語は衝撃のラストへと導かれる。彼らが下した決断とは─。 “楽園”を求める私たちに、突き付けられる驚愕の真実とは─。

そしてこの度、本作の主演である綾野剛が自身の演技論について語っている特別インタビュー映像が解禁となった。

綾野が本作で演じた“豪士(たけし)”を演じるにあたって役作りについて問われると「役作りはしていないです。豪士にとって必要なものをひたすら“土地”から吸いあげる。事前に豪士の住んでいる家やY字路にも行くことができましたので、そこから必要なものを吸いあげました。そうすると覚悟が決まってくるんですよ。これからストーリーで起こることは私たちも分かっているので、そこに向かっていく覚悟を“土地”に決めさせる。だから役を作っていくということはなかったです。」と綾野流の役への向き合い方を語っている。

そして、綾野とは映画『64-ロクヨン-前編/後編』(2016)以来のタッグとなる瀬々敬久監督「綾野君は、僕の映画美学校時代の教え子の作品に出てくれた時から知っていますが、その頃から一貫して、繊細さと狂気を持ち続けている。苦労を重ねて今に至り、売れっ子になっても変わらぬインディーズ魂を持っていて、豪士のような難しい役を面白がって演じてくれる。自分の設計図的なものを予め持って入ってくるが、現場では相手に応じて柔軟性を持って変わっていくんですよ。」と綾野の役者としての姿勢を称賛している。10月18日(金)の公開日が迫ってきた本作への期待と、確かな実力で迫真の演技をみせる綾野剛の活躍から目が離せまない。

また、本作の主題歌「一縷」が10月14日(月)より配信開始となった。作詞・作曲・プロデュースの野田洋次郎はTwitter上で「期せずして、このような時期に配信になりました。でも、懸命に今を生きる『あなた』にただ届いてほしいと願って作った曲です。少しでも伝わるものがありますように。」と発信、早速多くのファンから反響が多く寄せられており、『君の名は。』、『天気の子』の新海誠監督「嫉妬するくらい素敵です」とコメントを寄せている。

第76回ヴェネチア国際映画祭公式イベント“Focus on Japan”正式出品作品
第24回釜山国際映画祭“A Window on Asian Cinema”正式出品作品

ストーリー
あるY字路で起こった少女失踪事件。未解決のまま、家族や周辺住民に深い影を落とし、直前まで一緒にいた少女の親友・紡(杉咲 花)は罪悪感を抱えたまま成長する。12年後、またそこで少女が姿を消し、町営住宅で暮らす青年・中村豪士(綾野 剛)が容疑者として疑われた。互いの不遇に共感しあっていた豪士を犯人とは信じ難い紡だったが、住民の疑念が一気に暴発し、追い詰められた豪士は街へと逃れ、思いもよらぬ自体に発展する。その惨事を目撃していた田中善次郎(佐藤浩市)は、Y字路に続く集落で、亡き妻を想いながら、愛犬・レオと暮らしていた。しかし、養蜂での村おこしの計画がこじれ、村人から拒絶され孤立を深めていく。次第に正気は失われ、想像もつかなかった事件が巻き起こる。Y字路から起こった2つの事件、そして3人の運命の結末は―。

作品タイトル:『楽園』
綾野剛 / 杉咲花
村上虹郎 片岡礼子 黒沢あすか 石橋静河 根岸季衣 柄本明
佐藤浩市
主題歌:上白石萌音「一縷」(ユニバーサルJ)
作詞・作曲・プロデュース:野田洋次郎
原作:吉田修一「犯罪小説集」(KADOKAWA刊)
監督・脚本:瀬々敬久
制作プロダクション:角川大映スタジオ
配給:KADOKAWA

公式サイト:rakuen-movie.jp
公式Twitter:@rakuen_movie
コピーライト:(C)2019「楽園」製作委員会

10.18[FRI]全国ロードショー


関連記事:
【レポート】『楽園』綾野剛、佐藤浩市、瀬々監督登壇!大阪で熱く映画とスポーツを語る!CS中の阪神タイガースにもエール
【レポート】『楽園』イベントで綾野剛「まだまだ吉田ワールドの中で生きたい」原作小説の続編〈逃亡小説集〉も映画化熱望!

映画『楽園』綾野剛、杉咲花がアジア最大規模の国際映画祭に登場!綾野「世界に日本の映画を届けられるのは素晴らしいこと」
【レポート】現代社会において、タイトルに込めた想いとは・・・映画『楽園』瀬々敬久監督らが学生を前に制作秘話を語る!
『楽園』上白石萌音が歌う野田洋次郎 作詞・作曲・プロデュースによる主題歌「一縷」配信シングルとして10/14リリース!
“心えぐられる衝撃作”に癒やしを添えるユップ・ベヴィンの美しいピアノの音色『楽園』オリジナル・サウンドトラック発売決定
【レポート】映画『楽園』綾野剛が“くまもん”をイメージした色調の衣装で登場!TOHOシネマズ 熊本サクラマチオープン記念
【レポート】映画『楽園』豪華キャスト・監督登壇の完成披露イベント実施!綾野剛「『楽園』は“初めての感情”を抱いた作品」
映画『楽園』第76回ヴェネチア国際映画祭公式イベント「ジャパン・フォーカス」に選出!村上虹郎らが合同記者会見登壇
映画『楽園』本予告&本ポスター解禁!主題歌は歌:上白石萌音×作:RADWIMPS・野田洋次郎の「一縷」に決定-10/18公開
【応募終了】吉田修一の最高傑作が映画化!キャスト登壇予定綾野剛×杉咲花×佐藤浩市『楽園』完成披露試写会20組40名様
日本映画界を支える名優たちが魂の熱演!映画『楽園』感情を剥き出しにした圧巻の姿を捉えた場面写真解禁!―10/18公開
心えぐられる衝撃作『楽園』第76回ヴェネチア国際映画祭公式イベント「ジャパン・フォーカス」に上映作品として選出!
映画『楽園』綾野剛、杉咲花、佐藤浩市が表情で魅せる迫真の演技!壮絶なドラマを予感させる場面写真解禁 ―10/18公開
綾野剛×杉咲花×佐藤浩市が鬼気迫る演技で贈る、心えぐられる衝撃作『楽園』第2弾特報映像&ポスター解禁! ―10/18公開
映画『楽園』豪華追加キャスト発表!柄本 明、村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、根岸季衣、石橋静河ら個性溢れる面々に
綾野剛×杉咲花×佐藤浩市ら豪華俳優が作家:吉田修一の最高傑作「犯罪小説集」を映画化―映画『楽園』2019年全国公開

↑上に戻る