渡辺あや脚本ドラマ映画化『ワンダーウォール 劇場版』劇場再開に先駆けて本日5/15(金)より限定オンライン公開決定!

2018年にNHKBSプレミアムなどでの放送後、多くの反響をよび、追撮など行い映画化された『ワンダーウォール 劇場版』。しかし4月に都内上映が延期、京都・出町座やシネマ尾道のみ上映スタートするも緊急事態宣言により上映自粛となってしまった。

そこで劇場公開再開に先駆け、本日5月15日(金)よりオンライン映画館「STAY HOME MINI-THEATER powered by mumo Live Theate」にて限定公開が決定した。

2020年4月29日(金)~5月1日(日)のプレオープンで第1弾として齊藤工総監督『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』、『眉村ちあきのすべて(仮)』を上映し、大きな反響を得たオンライン映画館「STAY HOME MINI-THEATER powered by mu-mo Live Theater」(SHMT)の第2弾となる今回は、5月15日(金)~17日(日)、22日(金)~24日(日)の2週に渡って開催される。

さらに、SHMT第1弾でも大好評だったZOOMでの収録によるアフタートークも開催。須藤蓮岡山天音三村和敬中崎敏らキャストや、渡辺あや(脚本)岩崎太整(音楽)前田悠希監督らスタッフらによる製作時の裏話のほか、リモート収録により、京都出町座・田中誠一支配人シネマ尾道・河本清順支配人による、地域を超えたトークが実現した。

また、5月17日(日)には秘蔵メイキング・ドキュメンタリーも公開される。

▲ZOOMで行われた対談の模様を採録

▲メイキングより

TIME TABLE

■5月15日(金)19:00 上映+TALK① 須藤蓮、岡山天音、三村和敬、中崎敏、河本清順(シネマ尾道/支配人)
■5月17日(日)20:00 上映+秘蔵メイキング・ドキュメンタリー
■5月22日(金)19:00 上映+トーク② 前田悠希監督、渡辺あや、岩崎太整、田中誠一(出町座)
■5月23日(土)14:00 上映+トーク③ 須藤蓮、岡山天音、三村和敬、中崎敏、河本清順(シネマ尾道/支配人)
■5月24日(日)20:00 上映+トーク④ 前田悠希監督、渡辺あや、岩崎太整、田中誠一(出町座/支配人)

コメント(トークより抜粋)

◎須藤蓮
「ワンダーウォール」は、【対話】と【場所】っていうのがキーワードの作品だと思っていて、こういう状況でコミュニケーションの大切さを日に日に感じている今、オンラインで観てもらえるのは、個人的に嬉しいです。その上で、この作品とともにコミュニケーションをとれることが願いです。
僕にとっては配信と劇場で観るのは、Yotubeで観るのと実際のライブに行くことと同じぐらい違って、劇場で観た映画は記憶に残るし、家では出せない感情になったりする。配信から映画をみることが好きになって劇場に足を運ぶ人が増えると良いなと思います。

◎岡山天音
撮影が始まる前からリハーサルをやったり、京都に入ってからも名物の居酒屋さんにいったりとかコミュニケーションをとったりとか、普段のドラマや映画とは違う現場だったので、2年経った今でも自分の中に生きてる感じがします。豊かな現場、特別な体験ではありました。
歴史的にこれだけ大きなことが起こった分、ちょっとずつ火がつき始めてると思うんですけど、趣向やアイデアを出し合って色んなことが生まれてくると思いますので、落ち着いて新しくなった世の中を楽しみにしています。ストレスがたまったり、悲しい思いをしたりあると思いますが一緒に頑張っていきたい、気持ちよくみなさんと映画館で会えたらと思います。

◎渡辺あや
今日に至るまで、前田監督をはじめスタッフ、キャストたち、公開に向けて協力してくださった方々も含めて、たくさん仲間ができたなと感じています。本当はスムーズに公開できてたらよかったんですけど、それを含めて経験をさせてもらっているなっていう、見たことのない世界を見せてもらっているなって気がしています。
オンライン上映がこの先ひとつの形として続いていくとしたら、映画に対する物理的なハンディがある映画館がない地域とか、そのハンディを超えて映画に親しんでいけるひとつの可能性を感じました。そこに新しく観客層を開拓できるっていうことは、もしかしたら全国的にひとつの作品を同時に盛り上げていくことができるかもしれないっていう、結構画期的な出来事なんじゃないかなと思ってワクワクしています。

◎岩崎太整
この映画はジャーナリズムの映画だとは思っていなくて、人の繋がりを表現した作品だと思います。壁を壊すというのも、単に暴力的に壊すのではなく、人のつながりの温度でその壁が溶ける様なことじゃないかなと思いました。だから仲間が増えていったんじゃないかな。劇場版のセッションを撮ったあとに、音楽とか、俳優とか、監督とか、肩書きを外して何度も話し合いが行われました。そういう間柄を作れたことが、この劇場版を作る原動力になった気がします。緊急事態宣言が解除されて公開出来る折には、この映画だけではなくて様々な映画が観たいという気持ちが溜まった人が劇場に来てくれるという気もしています

“STAY HOME MINI-THEATER powered by mu-mo Live Theater” について

“STAY HOME MINI-THEATER powered by mu-mo LIVE THEATER”では、キュレーター(企画者)と劇場をつなぐオンライン興行を目指し、現時点で上映がストップしている映画や今後の上映展開が危ぶまれている作品を中心に、今後も定期的に上映イベントを開催していく予定です。(企画:SPOTTED PRODUCITONS|提携協力:ミニシアターエイド、SAVE the CINEMA)


今回の企画では、6日間に渡りオンタイム上映を行い、興行収入から必要経費を差し引いた額を、対象劇場と配給・製作サイドで5:5で分配します。


[mu-mo Live Theater とは]
エイベックス・エンタテインメント株式会社の協力を得て、この企画の為にmu-mo Liveという無観客ライブ・プラットフォームをカスタマイズしたものになります。

チケット購入方法など詳細は、公式サイトへ:http://stayhome-minitheater.com

イントロダクション
本作は、2018年の放送後、SNSを中心に多くの反響をよび、劇中写真集の発売やトークショーの開催など異例の広がりをみせたドラマ「ワンダーウォール」に追加撮影を加えた劇場版。京都の歴史ある学生寮「近衛寮」を舞台に、寮の建て替えを迫る大学側と、どうしてもそこを残したい寮生たちの葛藤が描かれる。

映画『ジョゼと虎と魚たち』や「その街のこども」の渡辺あやが手掛けたオリジナル脚本に1500人のオーディションから選ばれた須藤蓮岡山天音三村和敬中崎敏若葉竜也成海璃子らが参加。『モテキ』『全裸監督』ほか数々の映画、ドラマを手がける音楽の岩崎太整が、今回の映画化にあたってドラマ版の続きとなるテーマ曲を書き下ろし、クライマックスに“作品に共感した人”が参加したセッションが追加されている。

ここがあってよかった。
そんな未来を探している。

ストーリー
古都・京都の片隅に、100年以上の歴史を持つちょっと変わった学生寮がある。一見無秩序のようでいて、“変人たち”による“変人たち”のための磨きぬかれた秩序が存在し、一見めんどうくさいようでいて、私たちが忘れかけている言葉にできない“宝”が詰まっている場所。そんな寮に、老朽化による建て替えの議論が巻き起こる。新しく建て替えたい大学側と、補修しながら現在の建物を残したい寮側。双方の意見は平行線をたどり、ある日、両者の間に壁が立った。そして両者を分かつ壁の前に、ひとりの美しい女性が現れて……。

作品タイトル:『ワンダーウォール 劇場版』
出演:須藤蓮 岡山天音 三村和敬 中崎敏 若葉竜也 山村紅葉 二口大学/成海璃子
監督:前田悠希 脚本:渡辺あや 音楽:岩崎太整 制作統括:寺岡 環
撮影:松宮 拓 照明:宮西孝明 録音:中村真吾 衣装:松本和子 ヘアメイク:福岡由美 編集:大庭弘之
サウンドデザイン:畑奈穂子 キャラクターデザイン:澤田石和寛 スチール:澤寛 宣伝美術:trout
劇場版プロデューサー:上野遼平 製作・著作:NHK 企画:2020「ワンダーウォール」上映実行委員会
2018/日本/アメリカンビスタ/5.1ch/68min
配給:SPOTTED PRODUCTIONS

公式サイト:wonderwall-movie.com
コピーライト:(C)2018 NHK

6月19日より、新宿シネマカリテ、渋谷シネクイントほか全国順次
(6月6日よりシネマ尾道にて上映再開)

 

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