アナ・デ・アルマス、キアヌ・リーブスらがロンドンに集結 『バレリーナ:The World of John Wick』ワールドプレミア

『ジョン・ウィック』シリーズ最新作『バレリーナ:The World of John Wick』のワールドプレミアが、イギリス・ロンドンのレスター・スクエアにて現地時間5月22日(日本時間:5月23日)に行われ、レッドカーペットならぬブラックカーペットが敷かれた会場に、アナ・デ・アルマス、キアヌ・リーブス、イアン・マクシェーン、ノーマン・リーダス、シャロン・ダンカン=ブルースターら豪華キャスト、スタッフが登壇した。また、本作の日本公開日が8月22日に決定した。

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シリーズ第三作となる『ジョン・ウィック:パラベラム』(19)とクロスオーバーした時系列で描かれる本作。『パラベラム』と重なるシーンも登場させながら、ジョン・ウィックの独自な世界観の中に、全く新しい復讐のヒロインの物語を生み出した。

プレミアのこの日、作品のテーマカラーとなるネオンピンクやセルリアンブルーのモチーフが様々な場所に施された会場には、『ジョン・ウィック』ファンが集結。

幼い頃に殺された父親の復讐に立ち上がる主人公・イヴを演じるアナは「キアヌとチャドが創り上げたこのシリーズに力強い女性の姿とカッコよさを吹き込めたのは素晴らしい経験でした。ずっとこのシリーズの一部になりたいと思っていたので!」と興奮を抑えられない様子。

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アナ・デ・アルマス

また「才能が溢れるたくさんの方達と仕事ができて光栄でした。皆がそれぞれ準備をし、責任を持って最高の仕事をしているので信頼できました。とても楽しかったし、クリエイティブな撮影現場で、毎回新鮮でした。素晴らしかったです!」と撮影を振り返り、満面の笑顔で作品の出来栄えに胸を張った。

さらに、約10年ぶりとなるキアヌとの共演について「まだ英語すら喋れない私にとってキアヌと共演した『ノック・ノック』は私にとってキャリアの突破口だったんです。それが今、このプレミアで彼と並んでいるなんて本当にクレイジー!撮影は体中、痣だらけで大変だったけど、彼はいつもサポートしてくれたわ」とキアヌへのリスペクトも明かし、彼のサポートに心から感謝していた。

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(左から)アナ・デ・アルマス、キアヌ・リーブス

ジョン・ウィックを演じるのは本作で5度目となるキアヌは、「最高だよ!とても興奮してる!」とアナ同様に大興奮の様子。自身が築き上げてきた『ジョン・ウィック』ワールドが『バレリーナ』として拡大していくことについて、「この作品は『ジョン・ウィック』の世界観を完璧に守りつつ、さらに新たなキャラクター、より深い物語によってその世界観が探求されている。何よりもアナが役に燃やしてくれた情熱に感謝したい。彼女は本当に楽しそうだったよ」とアナのプロフェッショナルな仕事ぶりと、作品への深い愛情がこもった賛辞を贈った。

さらに、あなたにとって『ジョン・ウィック』とは?という質問には、感慨深く頷きながら「生涯の役だね。映画製作という作業の中で生まれた友情と絆の結晶だ。僕のキャリアに大きな変化と衝撃を与えてくれた役なんだ」と語った。

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キアヌ・リーブス

そんなキアヌとも長年親交があり、本作では謎の暗殺教団の手がかりを握るパインを演じたノーマンは「最高だね。普段僕みたいな、野蛮で、血にまみれて、人を刺し殺す役を得意とする役者がこの世界観に参加するのは自然な進歩だよね?」と茶目っ気たっぷりにシリーズへの参加を喜んでいた。

そして、かねてより『ジョン・ウィック』シリーズのファンでもあったノーマンは、「シリーズは100万回見てるけど、さらにこのシリーズが大好きになったよ!」と『ジョン・ウィック』ファンにも納得の出来栄えだと語った。

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ノーマン・リーダス

一貫してシリーズを監督してきたチャド・スタエルスキからメガホンを継承した、レン・ワイズマン監督は、本作を作るにあたり意識した点について「たくさんあるけど、最も意識したのは作品の“トーン”、雰囲気かな。このような作品の場合、アクションが素晴らしいだけではなく感情を意識して作らなければいけない。たとえば、アクションのシーンを撮影している時にウィンクやスマイルを入れることでライトな瞬間を作りたい時もあれば、感情に突き動かされるようなシーンではそういう仕草は入れない」と、アクションシーンへのこだわりを明かした。

また、お気に入りのシーンについて「たくさんあるけど、手榴弾で戦うシーンかな。私が脚本を展開するにあたって初めて考察して作成したシーンだから」と既に日本でも解禁されている特報でも披露された、過激なアクションシーンを挙げた。

さらに「日本の皆さんこんにちは!皆さんに会ってこの作品をお届けするのを楽しみにしています。ぜひこの作品を楽しんで、カッコよさを実感してください」と日本のファンへの愛溢れるメッセージを贈った。

そして、今作では製作に回ったチャド・スタエルスキは、最後に「アナと一緒にこの愛すべきシリーズを拡大する作業は本当に最高だったよ。アナはこのシリーズにさらなる強靭さとユーモアを加えてくれた」と新たな復讐の女神を演じ切ったアナを賞賛。

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チャド・スタエルスキ

また、イベントには『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(23)で盲目の殺し屋・ケインを演じたドニー・イェン、そしてペドロ・パスカルもゲストとして来場。アナの晴れ舞台を祝福した。

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(左から)アナ・デ・アルマス、ドニー・イェン
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(左から)アナ・デ・アルマス、ペドロ・パスカル

ストーリー
孤児を集めて暗殺者とバレリーナを養成するロシア系犯罪組織:ルスカ・ロマ。裏社会に轟く伝説の殺し屋:ジョン・ウィックを生み出した組織で殺しのテクニックを磨いたイヴは、幼い頃に殺された父親の復讐に立ち上がる。しかし、裏社会の掟を破った彼女の前に、あの伝説の殺し屋が現れる…

『バレリーナ:The World of John Wick』
出演:アナ・デ・アルマス ノーマン・リーダス アンジェリカ・ヒューストン ガブリエル・バーン イアン・マクシェーン キアヌ・リーブスほか
監督:レン・ワイズマン『ダイ・ハード4.0』
製作:チャド・スタエルスキ『ジョン・ウィック』シリーズ
2025/アメリカ/原題:From the World of John Wick: Ballerina
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
(R), TM & (C) 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

公式サイト:Ballerina-jwmovie.jp
公式X:@ballerina_jw

8月22日(金)全国公開

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