インドのロマンティック・コメディ映画『With Love』(原題)が『冴えないボクと映えるキミ』の邦題で、9月4日より公開されることが決定した。

主人公の青年サティヤは、リモートワークで働くインドア派。性格が暗いわけでもなく、生活に不自由もない、今どきの快適な「おひとり様」ライフを満喫している。そんな彼を心配したおせっかいな姉が紹介したのは、インスタグラムで日常を発信する有名インフルエンサーのモニシャだった。チェンナイのカフェで初めて出会った、全く正反対のふたり。しかし、偶然にも同郷だったことから共通の思い出話で大盛り上がり。明るくケラケラと笑うモニシャの「だったら、お互い学生時代に告白できなかった初恋のあの人に会いに行こうよ!」という突拍子もない提案から、彼らの新たな時間が動き出す。
インドの都市部で暮らす若者たちのリアルな日常や“あるある”を描きながらも、本作の核心にあるのは「あの日言えなかった本音を伝える」という、大人世代にも響く普遍的なテーマ。長年、胸の奥に仕舞い込んでいた「言えなかった言葉」という“人生の宿題”に向き合うことで世界が動き出していく。インド新世代が放つ、未熟さを笑いで包み込みながら成長に寄り添うロマンティック・コメディだ。

本作は、製作費4000万ルピー(約6800万円)という比較的コンパクトな予算ながら、世界興収はその10倍となる4億ルピーを記録。若手映像作家が主導する作品が市場でも充分に通用することを圧倒的興収で実証し、タミル語映画界における新世代ロマコメの到達点として世界的に大ヒットしている。
本作の大きな見どころは、日本でも映画ファンの心を掴んだ『ツーリストファミリー』(25)の制作陣が再集結している点。『ツーリストファミリー』で監督デビューを飾った1999年生まれのアビシャン・ジーヴィントが、本作では映画初主演としてスクリーンに登場。ヒロイン役のアナスワラ・ラージャンと共に、10代の高校生から20代の社会人までを自在に演じ分ける。
さらに、『ツーリストファミリー』で助監督としてアビシャンを支えた2000年生まれのマダンが、本作で長編監督デビューを飾った。気心の知れた若きチームだからこそ生み出せた、巧緻な脚本と軽快なテンポ感が作品のクオリティを底上げしている。

また、本作の公開を記念して、『ツーリストファミリー』も上映されている特集上映「インディアンムービーウィーク2026」を開催中のキネカ大森に、本作のイベント限定チラシが設置中だ。
『冴えないボクと映えるキミ』
出演:アビシャン・ジーヴィント、アナスワラ・ラージャン、シャシクマール(特別出演)、カマレーシュ・ジャガン(特別出演)
監督・脚本:マダン
音楽:ショーン・ロールダン
編集:スレーシュ・クマール
製作:サウンダリヤー・ラジニカーントほか
撮影:シュレーヤース・クリシュナ
製作会社:ザイオン・フィルムズ、MRPエンターテインメント
2025年/インド/タミル語/141分/原題:With Love/字幕:大西美保/字幕監修:小尾淳
配給:SPACEBOX/ラビットハウス
(C) Zion Films (C) MRP Entertainment
https://spaceboxjapan.jp/saebae/
9月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開



