映画『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』の本編映像、劇中のドレスのデザイン画、メイキング写真、イメージ画像が公開された。併せて、著名人からのコメントも到着した。

1970年代のローマ、姉妹が営む衣装工房。豪華で美しい衣装制作の裏側にはそれぞれに事情を抱えるお針子たちの人生の物語があった――。本作は、困難を乗り越え幸せを掴んでいく女性たちを愛情深くユーモラスに描き出し、イタリア国内で批評家と観客の高い支持を得た。

物語の原点は『カプチーノはお熱いうちに』や『あしたのパスタはアルデンテ』で知られるイタリアの名匠フェルザン・オズぺテク監督が、助監督だった時代の記憶。手がけた衣装がアカデミー賞に何度も受賞・ノミネートされている老舗衣装工房「ティレッリ」で出会った著名なデザイナーや俳優たちとの思い出だ。監督はそこで働く女性たちの勤勉さや知恵、美への献身を目の当たりにし、「あらゆる困難に耐えうる抵抗力を持つ女性は、何ものにも負けず輝き続けるダイヤモンドのような存在だ」と感じたと語る。


今回、解禁されたのは、映画監督や衣装デザイナーと衝突を繰り返しながらも、細かなディティールまでお針子たちの手作業で作り込まれた「奇跡の1着」が完成する瞬間の本編映像。本作の衣装を担当したのは、2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックの閉会式の衣装を手がけた新進気鋭の衣装デザイナーのステファノ・チャミッティ。近年はNetflixの人気ドラマシリーズ『リディア・ポエットの法律』なども担当している。映画の終盤で圧倒的な存在感をみせるこの赤いドレスは、2025年大阪・関西万博のイタリア館で展示され話題となった。
併せて公開されたデザイン画、メイキング写真、イメージ画像からは、劇中と同様に多くのスタッフたちのひらめきや努力で完成された完璧なドレスの制作過程が垣間見える。



また、一部上映劇場にて公開初日(6月19日)に、デザイン画のオリジナル・ポストカードの先着プレゼントが決定。配布劇場は公式サイトでご確認を。

デザイン画のオリジナル・ポストカード
また、是枝裕和監督の『箱の中の羊』や大河ドラマ「べらぼう」などの衣装を担当したファッションクリエイターの伊藤佐智子、羽生結弦のコスチュームを手がける衣装デザイナーの伊藤聡美ら、各界の著名人よりコメントが到着した。

コメント(五十音順・敬称略)
ファッションがもたらす贅沢な時間の歴史。
創り手たちの試行錯誤の日々と人生が織りなす色彩豊かな時間。
ドレスに込められたプロの、愛と情熱が強く伝わる、目線ではなく視線を感じるイタリアならでは!の展開に拍手。
伊藤佐智子(ファッションクリエイター)
本作が描いているのは、華やかな衣装そのものではなくその裏側で生きる衣装工房の女性たちの苦悩や葛藤、そして喜び。普段は“素敵”と見惚れて終わってしまうドレスにも作り手たちの人生や想いが宿っていることに気付かされる。映画も衣装も、作り手の魂を宿しながら形として残り続けるもの。そんな仕事に自分も携われていることを、改めて光栄に感じた。
伊藤聡美(衣装デザイナー)
色彩豊かな布たち
伝統的な舞台衣装
庭では桶で足を踏みながら染色をしてる。
美しい衣装工房にうっとりしてると、
意外にもお針子たちは
日本と同じような問題を抱えている。
干渉を疎みながらも
互いの身に何か起きんものなら
すぐさま駆けつけて
支えて抱きしめるような
熱く柔らかい連帯と
逞しく清々しい女たちの姿に
震えていた。
池辺葵(漫画家)
この舞台となったアトリエは、まさに私がアカデミー賞受賞の衣装デザイナーの先生について学んだ工房をモデルにしている。最高の衣装を作り出そうと格闘する人達のヒューマニズムが根底にあり、衣装への深いオマージュに感動を覚えた。
大町志津子(杉野服飾大学 服飾表現学科 特任教授)
イタリア衣装文化の誇り、技術の継承、職人の尊厳―『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』は、
それらを未来へと力強く手渡すための記録であり、同時に現代の観客に向けて、
衣装と人生を重ね合わせて見るまなざしを更新してくれる作品なのです。
中野香織(服飾史家)
お洒落を愛する私の最大の武器は洋服だと改めて確信した!
そう、『衣装は俳優を飾るだけでなく役に入り込むための手助けをする』まさにその通りだわ。
そして、真っ赤なドレスが出来上がるまでのお針子たちのダイヤモンドのようなドラマ!!
女は強く美しい。『大事なのは心に残るものだけ』
萬田久子(俳優)
イタリア映画のファンにはとても嬉しい作品だと思います。何人もの才能溢れるイタリア女優が同じ映画に登場するのは、衣装を含め話題になる程の大きな見所でしょう。
女性同士が助け合って、強い繋がりを持って生きて行く作品が大好きです。楽しく観賞させていただきました。
結城アンナ(タレント)
衣装作り現場とタレントのヒリヒリした関係と現場の人達それぞれのドラマが交錯する物語を、映画作りと重ね合わせた入れ子構造がめちゃくちゃ効果的。なにより素晴らしいのは、女優・女優・女優!(敢えての表現)
よしひろまさみち(映画ライター)
『ダイヤモンド 私たちの衣装工房』
出演:ルイーザ・ラニエリ ジャスミン・トリンカ ステファノ・アコルシ
監督:フェルザン・オズペテク
衣装:ステファノ・チャミッティ
2024年 | イタリア|原題:Diamanti | 135分 | シネスコ | 日本語字幕:杉本あり
後援:イタリア大使館
特別協力:イタリア文化会館
提供:チャイルド・フィルム/オンリー・ハーツ
配給:チャイルド・フィルム
(C) 2024 Greenboo Production – Faros Film – Vision Distribution
https://child-film.com/films/diamanti



