BD・DVD発売3日間でランキング1位の快挙!『ジョーカー』の魅力を『AI崩壊』入江悠監督が語るインタビュー到着!

ジョーカー

ワーナー・ブラザース テレビジョン&ホームエンターテイメントより、衝撃サスペンス・エンターテイメント『ジョーカー』のデジタル配信、ブルーレイ&DVDが発売・レンタル中だ。この度、映画『ジョーカー』の魅力を、映画『AI崩壊』(1月31日(金)より全国公開)の入江悠監督が語り尽くしたインタビューが到着した。
『ジョーカー』公開当時、撮影のため海外滞在中で現地で映画を観たという入江監督が、本作の魅力を分析、また、自身の『AI崩壊』とも共通する映画の根底に描かれていることなどについて語った。

入江悠監督インタビュー

売れない孤独なコメディアンのアーサー・フレックが、悪のカリスマ、ジョーカーに変ぼうするまでを描き出した本作。ヒース・レジャー、ジャック・ニコルソン、ジャレット・レトなど、歴代オスカー俳優たちが演じてきた悪のカリスマ、ジョーカーを演じているのは、『ザ・マスター』『ビューティフル・デイ』のホアキン・フェニックスだ。そんな本作について「もともとホアキン・フェニックスの大ファンだったので。彼がジョーカーをやると聞いた時点で必ず、これは面白いだろうと思っていました」という入江監督は、「一見、とっつきにくい映画なのかなと思われるかもしれませんが、でも誰もが持っているような孤独や、他者と触れあえない苦しみというものがしっかりと描かれているので、のめり込みやすい。観客が自分のこととして観ることが出来る。それはいい映画の条件じゃないかなと思っています」と語る。

本作はR指定(日本はR15+)作品ながら、全世界で興収1000億円を突破する大ヒットを記録している。その理由について「やはり本物を見たいという観客が増えたんじゃないかという気がするんです。生ぬるいものではなく、本当に自分のこととして感じられるような映画を求めているんじゃないか」と切り出した入江監督は、「近年はDCやマーベルなどのアメコミ映画が大ヒットを記録していて、観客にある種の安心感が生まれてきている。ジョーカーというキャラクターもある種のブランドになっていましたし。でも、そんな安心感の中で、この『ジョーカー』という映画は違和感を抱かせた。この作品は他のアメコミ作品とはひと味違うぞ、突然変異的なものだぞと。そうしたところがお客さんに期待感を抱かせたんじゃないかなと思うんです」と分析してみせる。

さらに「今回、ブルーレイを見直してみたんですが、意外と映像がポップだなと思いました。衣装や美術の配色が、暖色と寒色のコントラストになっていて。視覚的にも楽しい画面になっているので。そこら辺で、ずっと観ていても飽きないような工夫がされているなと思いました。アーサーの家なども、いろいろな小道具も含めて、かなり工夫されている。衣装や髪型、髪の色などもそうですが、やはりポップカルチャーをちゃんと踏まえた上で、大人もちゃんと楽しめるように作られていて、センスがいいなと。最先端のプロの仕事をしている」と感じたという。

主人公アーサーを演じるホアキン・フェニックスの鬼気迫る演技には、世界中で絶賛の声が相次いだ。1月に発表されたゴールデングローブ賞のドラマ部門では主演男優賞を獲得。さらに本年度アカデミー賞(R)でも主演男優賞が有力視されている。「もちろんこの映画の芝居は本当に素晴らしいので、僕としてはアカデミー賞(R)をとってほしいなと思っています」と期待を寄せる入江監督は、「ホアキン・フェニックスは世界最高峰の俳優だと思っていて。なんてことないアップのカットひとつを見ても、すごくいろんな感情がそこから溢れてくる。最近、いい演技ってなんだろうなと考えるんですけど、きっと情報量が多い演技じゃないかなと思うんです。ひとつの表情の中に、楽しいし、悲しいし、ワクワクしている、といった相反する感情が入り乱れる。そういう演技は情報量が多いなと感じるんですが、その究極がホアキン・フェニックスの演技だと感じますね。今回、ブルーレイで見直してみると、笑いが止まらないシーンでも、先にちょっとだけ悲しい顔をちゃんと入れてから笑っているんですよね。笑いと哀しみが同居しているということを、きちんと計算しながらやっているんだなというのがすごいですよね。この人の心の中で何が起きているんだろうと、観客の想像がどんどんかきたてられていく。本当に希有な俳優さんです」と語ってみせる。

さらに本作の音楽にも魅了されたという入江監督「作曲しているのはヒルドゥル・グーナドッティルという女性なんですが、弦を使った音楽が心地良かった。とてもストイックな曲になっていて。アーサーに寄り添ったような、自分の琴線に触れるところがある音楽でしたね。アカデミー賞(R)では作曲賞にノミネートされているので、楽しみですね」

そんな入江監督の最新作は、大沢たかお主演の近未来サスペンス『AI崩壊』同作の舞台は、AIが全国民の個人情報、健康を管理し、生活に欠かせない存在となっていた今から10年後の世界。だが、人に寄り添うはずのAIが暴走し、生きる価値のある人間、生きる価値のない人間を選別し始める…。「『SR サイタマノラッパー』のような等身大の映画が、入江の原点だと言われることが多いんですが、実は幼少期から、こうした『AI崩壊』のような、近未来パニック映画が好きだったんで。こういうジャンルが自分の映画的な原点ですし、ようやくここに戻ってこられたなと思いますね」という入江監督「大沢たかおさん演じる主人公の桐生もそうなんですが、ある種、社会から拒絶されてひとり漂う人物に関心があります。今までも自分の映画では、コミュニティから分離してしまった主人公が、自分の存在意義やアイデンティティを見失うようなさまを描いてきましたが、それは『ジョーカー』にも共通するところがあると思うんです」と語る入江監督

『AI崩壊』も『ジョーカー』も、描いている題材こそ違えど、その根底には貧困や格差といった問題が流れている。「世界的な潮流として、優れた監督やプロデューサーたちが、そういったテーマをきちんと見つめて作品を生み出そうとしているなと感じます。でも『ジョーカー』はその上で、ちゃんと娯楽作品として楽しめるようになっているのがすごいなと思うんですよね。ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』にもそういったものを感じます。『AI崩壊』もそういった映画になっていたらいいなと思います」と付け加えた。

ジョーカー

イントロダクション
劇場公開以来、R指定映画ながら異例の大ヒット、数々のアワードを受賞している本作。アカデミー賞(R)の発表を2月10日(米・現地時間)に控え、ますます注目を集めており、1月29日(水)の発売からたった3日間で1月の月間販売ランキング洋画部門第1位を獲得(集計期間:2020年1月、TSUTAYA調べ)、【初回仕様】ブルーレイ&DVDセット(2枚組/ポストカード付)は、週間販売ランキング総合で初登場第1位を獲得した(集計期間:1月27日(月)~2月2日(月)、TSUTAYA調べ))。

さらに、2月7日(金)からは『ジョーカー〈アカデミー賞R最多ノミネート記念〉』として、IMAX(R)、ドルビーシネマでの再上映が決定している(一部劇場を除く)。全世界興行収入1,000億円を突破し、各賞レースを席巻するなどR指定映画では異例の大ヒットとなった本作が、再び大スクリーンに帰ってくる。

『ジョーカー』
2月7日(金)よりIMAX(R)、ドルビーシネマにて再上映決定!

■ブルーレイ&DVD好評発売中、レンタル中
【初回仕様】ブルーレイ&DVDセット \4,980(税込)

■デジタル好評配信中
※R-15:本作には、一部に15歳未満の鑑賞には不適切な表現が含まれています。

発売・販売元:ワーナー・ブラザースホームエンターテイメント
ワーナー・ブラザース公式サイト:https://warnerbros.co.jp/

劇場情報:
≪全国のIMAX(R)、ドルビーシネマにて(一部劇場を除く)≫
https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=jokermovie

TM &(C) DC. Joker (C) 2019 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited and BRON Creative USA, Corp. All rights reserved

 


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