シルヴィオ・ソルディーニ監督による『ヒトラーの毒見役』のアザービジュアルと本編映像が公開された。

本作は、2012年に「私はヒトラーの毒見役を務めていた」と告白したドイツ人女性マルゴット・ヴェルクの証言に基づいて書かれた、世界的ベストセラー小説を映画化。彼女はヒトラーの協力者とみなされることを恐れ、長い間自分の過去について誰にも語らずにいたが、晩年に打ち明けた。ナチスに運命を翻弄されたある女性の衝撃的な実体験である。
1943年の第二次世界大戦末期。ベルリンの爆撃を逃れ、ポーランドの田舎町で戦地にいる夫の帰りを待つローザ。その場所は“狼の巣”と呼ばれる、ヒトラーが総統大本営「ヴォルフスシャンツェ」を置いていた森の近くだった。ある日、彼女はヒトラーの毒見役に命じられ、他の若い女性たちとともに、親衛隊による監視のもとで、銃を突き付けられながら食事をすることに。ヒトラーが食す最高の料理を、死と隣り合わせの最悪な状況で試食する苦悩の日々。そして1944年7月、総統大本営でヒトラー暗殺を狙うクーデター(7月20日事件)が勃発。戦局が混迷を極める中、彼女たちの運命は――。舞台は戦場ではなく、戦時下を生き抜く女性の日常。女性の視点から戦争を捉え、死への恐怖と飢えの中で揺れ動く関係性を描く。
主人公のローザを演じるのは、Netflixシリーズ「皇妃エリザベート」(2022)のエリーザ・シュロット。ナチス親衛隊将校を演じるのは『マトリックス レザレクションズ』(2021)などのマックス・リーメルト。

この度公開されたアザービジュアルでは、毒見の席につく女性たちの上部に、彼女たちを見下ろすかのようにヒトラーの大きなシルエットが置かれている。戦時中の食糧難にも関わらず、彼女たちに用意された贅沢な料理たち。しかし、それには毒が含まれているかもしれないという恐怖。すべては独裁者ヒトラーに握られており、窮地に立たされた彼女たちの表情からは張り詰めた空気を感じさせる。
併せて公開された本編映像は、緊迫感あふれる毒見シーン。親衛隊が目を光らせて監視する中、黙々と料理を口に運んでいると、毒見役の一人がえずいてしまう。料理に問題がないのならば食べ続けるように命令されるが、気分が悪くて食べることができない。親衛隊は机を叩きつけながら「食べろ」と怒鳴り散らし、震え上がる女性たち。スプーンを無理やり口に押し付けられ、ひたすら毒見を強要される過酷な状況が繰り広げられる。
『ヒトラーの毒見役』は、7月31日より公開。
『ヒトラーの毒見役』
出演:エリーザ・シュロット マックス・リーメルト アルマ・ハスーン エマ・ファルク オルガ・フォン・ラックヴァルト テア・ラッシェ ベリット・ヴァンダー クリームヒルト・ハーマン
監督:シルヴィオ・ソルディーニ
原作:ロッセラ・ポストリノ「ヒトラーの毒見役」
脚本:ドリアーナ・レオンデフ シルヴィオ・ソルディーニ ルチオ・リッカ クリスチナ・コメンチーニ ジュリア・カレンダ イラリア・マッキア
製作:リオネッロ・チェッリ クリスティアーナ・マイナルディ
撮影:レナート・ベルタ
音楽:マウロ・パガーニ
美術:パオラ・ビッザーリ
2025年/原題:Le assaggiatrici/ドイツ語/123分/イタリア・ベルギー・スイス/カラー/1.85:1/5.1ch/PG12/日本語字幕:大塚美左恵
配給:アンプラグド
(c)2025 Lumière & Co. / Tarantula / Tellfilm / Vision Distribution
https://unpfilm.com/dokumi
7月31日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開



