シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』10/2公開決定!三谷幸喜コメント到着&宣材ビジュアル解禁

話題の歌舞伎の舞台を撮影し映画館で上映するシネマ歌舞伎。その最新作『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』が今年10月2日(金)より全国の映画館で公開される。

三谷幸喜松本幸四郎と再びタッグを組み、PARCO歌舞伎『決闘!高田馬場』以来13年ぶりに歌舞伎作品に挑んだ本作は、累計発行部数200万部を誇るみなもと太郎の人気歴史ギャグ漫画「風雲児たち」(リイド社)を原作とした新作歌舞伎。

見知らぬ異国の地ロシアに漂流し、様々な困難に直面しても日本へ帰ることを諦めず運命と闘い続けた実在の人物・大黒屋光太夫の物語を歌舞伎化し、約10年に及ぶ漂流の日々をコミカルかつドラマティックに描き出し、昨年6月歌舞伎座で上演されるや、連日盛況で話題の舞台となった。

宣材ビジュアルには、光太夫(松本幸四郎)を中心に、漂流した船 神昌丸の乗組員、女帝エカテリーナや彼女に仕える公爵ポチョムキンをはじめロシアで出会う人々など個性豊かな登場人物が勢ぞろい。裏面には作・演出をつとめた三谷幸喜が寄せた本作への想いも掲載されている。なお、チラシ・ポスターは6月中旬ごろより上映映画館ほかにて順次設置される予定となっている。

さらに、歌舞伎座上演時に「教授風の男」として物語をナビゲートする役どころを演じていた尾上松也が、シネマ歌舞伎版では「語り」を務めることも決定。

シネマ歌舞伎として新たに生まれ変わった『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』をぜひ映画館で楽しみたい。

三谷幸喜立ち合いのもと行われたシネマ歌舞伎編集風景

三谷幸喜 コメント(チラシ裏面より)

歌舞伎のホンを書いて演出もし、映画の脚本を書いて監督もする人間としては、
自分の関わった歌舞伎がシネマ歌舞伎として生まれ変わり、
各地の映画館で上映されるなんて、もう夢のような話で、
ワクワクを通り越してガクガクしています。
せっかくなので、舞台中継を映画館で観るという「体験」を越えて、
歌舞伎でも映画でも漫画でもない(原作はみなもと太郎さんの長編漫画です)、
新しい「月光露針路日本 風雲児たち」をお目に掛けたいと思っています。
お楽しみに。

三谷幸喜

鑑賞料金(税込)

一般:2,200円/学生・小人:1,500円

特別鑑賞券[ムビチケカード]
1,900円
6/19(金)より各上映映画館、ムビチケ通販サイトメイジャー(https://www.major-j.com)ほかにて発売予定

ストーリー
鎖国によって外国との交流が厳しく制限される江戸時代後期。
大黒屋の息子光太夫は、商船神昌丸の船頭(ふながしら)として伊勢を出帆します。
しかし江戸に向かう途中で激しい嵐に見舞われて帆は折れ、大海原を漂流することになるのでした。
海をさまよう神昌丸には17人の乗組員たち。
船頭の光太夫、経験豊富な船親司(ふなおやじ)三五郎、最年長の乗組員九右衛門、喧嘩ばかりの水主(かこ)庄蔵と新蔵、どこか抜けている小市、三五郎の息子の青年磯吉…。
光太夫はくじけそうになる乗組員を必死で奮い立たせ、再び故郷の伊勢へ戻るため方角もわからない海の上で陸地を探し求めます。

漂流を始めて8カ月─。
神昌丸はようやく発見した陸地に上陸します。ところがそこは日本ではなく、なんとロシア領のアリューシャン列島アムチトカ島。
異国の言葉と文化に戸惑いながらも、島での生活を始める光太夫たち。厳しい暮らしの中で次々と仲間を失いますが、光太夫らは力を合わせ、日本への帰国の許しを得るため、ロシアの大地を奥へ奥へと進みます。
異国から来た日本人である光太夫たちに対して、親切なキリル・ラックスマンをはじめ、行く先々でさまざまな人の助けを得て、ようやく光太夫はサンクトペテルブルグにて、女帝エカテリーナに謁見することが叶い…。

作品タイトル:シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』
出演:松本幸四郎 市川猿之助 片岡愛之助 八嶋智人 坂東新悟 大谷廣太郎 中村種之助 市川染五郎
市川弘太郎 中村鶴松 片岡松之助 市川寿猿 澤村宗之助 松本錦吾 市川男女蔵 市川高麗蔵 坂東竹三郎
坂東彌十郎 松本白鸚
語り:尾上松也
原作:みなもと太郎
演出:三谷幸喜
収録公演:2019年6月 歌舞伎座公演 本編尺:130分(予定)

公式サイト:shochiku.co.jp/cinemakabuki/
公式Twitter:@cinemakabuki

10.2(金)より東劇・新宿ピカデリーほか全国公開

 
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