映画『もち』新公開日が決定!これからの世界を生き残っていくためのヒントを日本の古来の伝統、文化から投げかける一作

mochi-movie新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が延期となっていた映画『もち』が、東京・渋谷ユーロスペースにて7月4日(土)から公開されることが決定した。
一関シネプラザでの公開は6月26日(金)からとなる。

(その他の劇場公開に関しては、決定次第、公式サイトにて発表)

映画『もち』は、上映時間1時間というコンパクトな作品ながら、「ノンフィクション」+「フィクション」というハイブリッドな映画作品で、このコロナ禍の世界へ向けて、新たな生き方、暮らし方に対しての意味を持ち始めている。これからの世界を生き残っていくためのヒントを日本の古来の伝統、文化から投げかける。

800年前の景観とほぼ近い姿で守られてきた
岩手県一関市本寺地区に実際に住む14歳の少女、ユナ。

フィクションなのかノンフィクションなのか…
実在する彼女と映画の中の彼女がシンクロしていく、奇跡の一作。

山々に囲まれ、冬には雪深くなる地で、古くから根付いているのは、「もち」の文化。
1つの臼(うす)でもちをついて、みんなで食べる― それは当たり前のように、ずっと続いて来た習慣。
おばあちゃんの葬式で、臼と杵でつく昔ながらの方法でどうしても餅をつきたいと⾔い張るおじいちゃん。家族は、そんな面倒なことをしなくても、餅つき機で同じように美味しいものができると言ったが、頑なに餅をつくという。ユナはそんなおじいさんの心の機微を感じてそっと寄り添う。

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生徒の減少から中学校の閉校が決まり、最後の1年を終えると学校もなくなる。
ユナの世界も刻々と変化をしていき、友人、憧れの人が離れていくことへの不安を覚えていく。
そして彼女は問う、「努力しないと忘れてしまうものなんて、なんだか本物じゃないみたい―」。
映画に刻まれた少女のかけがえのない瞬間が心に突き刺さるのは、「忘れたくない」思いと「思い出せない」現実の狭間-私たちはいつも、その間にいるから。

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「もち」をモチーフにみずみずしい⻘春ストーリーを紡いだのは、500本以上の映像作品のほか、蒼井優主演の映画『たまたま』(2011)を監督するなど、幅広く活躍する映像ディレクターの小松真弓。一関を訪れた小松監督が、そこで出会った少女・ユナ(佐藤由奈)の中学生活最後の1年を追いながら一関の食文化や人々の想いを伝えるという、オリジナルのストーリーを構想した。

さらに、この土地と人々によって生まれた言葉、伝統、そして感情をありのままに残すため、限りなくノンフィクションに近いフィクションという手法を選択。青春のドラマでありながらドキュメンタリーさながらにリアルな肌触りを備えた、ハイブリッドな映画を完成させた。

作品タイトル:『もち』
出演:佐藤由奈(ユナ) 蓬田 稔(おじいちゃん) 佐藤詩萌(シホ) 佐々木俊(タツ兄) 畠山育王(先生) 他
エグゼクティブプロデューサー:及川卓也
監督・脚本:小松真弓
プロデューサー:谷田督夫
音楽:Akeboshi
撮影:広川泰士 照明:タナカヨシヒロ 録音:小川秀樹 整音:丸井庸男 編集:遠藤文仁
スペック:カラー/日本/16:9/5.1ch/61分
製作:マガジンハウス、TABITOFILMS
協力:JA共済
配給:フィルムランド

公式サイト:mochi-movie.com
コピーライト:(C)TABITOFILMS・マガジンハウス

7月4日(土)よりユーロスペース他にてロードショー!

 

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