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『正欲』重要シーン満載!Vaundyの主題歌を使用した長尺予告 「呼吸のように」Ver.解禁 ―公開中

正欲

第36回東京国際映画祭で最優秀監督賞と観客賞をダブル受賞した『正欲』(公開中)より、Vaundyの主題歌と劇中の重要シーンを使用した長尺予告「呼吸のように」Ver.が、VaundyのYouTubeチャンネルで解禁された。

原作は、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウの同名小説。家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく物語を、岸善幸監督と脚本家・港岳彦のタッグにより映画化した。

検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜役に稲垣吾郎。広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役に新垣結衣。両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道役に磯村勇斗。そして佐藤寛太がダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也役を、東野絢香は大也と同じ大学に通う神戸八重子役を演じる。

そして、Vaundyにとって初の映画主題歌となった「呼吸のように」は、書き溜めた未発表の曲から映画の世界観に合うものを自身が選び提供した重要な一曲。今回解禁された長尺予告は、映画監督・岡下慶仁がディレクションし、本作の岸監督が監修を務めた。

映像は、新垣演じる夏月がプールに浮かんでいる映像から始まり、中学時代の夏月(滝口芽里衣)と佳道(齋藤潤)が登場。校舎裏で言葉を交わすことなく、とある秘密を共有しあうふたり。蛇口から噴き出す水を浴びて恍惚とした表情を浮かべている。さらに現在へと切り替わり、激しく流れ落ちる滝を見つめる夏月と磯村演じる佳道の背姿が映し出される。当該シーンはWEB初公開の映像も含んだ重要シーンだ。

そして、稲垣演じる検事の啓喜が息子の教育方針を巡って妻と衝突しているシーン、佐藤演じる大也の感情の発露そのもののダンスシーン、東野演じる八重子が涙ながらに何かを訴えるシーンも映し出される。違う場所、違う人生、違う境遇で生きる人々の人生が、誰も予想できなかった感情で少しずつ近づいていく…。

“この世界を生き抜くために”恋愛感情抜きの偽装結婚という共犯関係を結んだ夏月と佳道。彼らが本物の新婚夫婦さながら水飲み場で楽し気に戯れ、劇中でも特に多幸感溢れる開放的なワンシーンに重なる「僕の日々の中で 君がまだ息を吸うなら 僕は君の横で ずっと息を吐いてていいかい」という歌詞には、かけがえのない人とのつながりが表現されており、深い余韻を響かせる。

ラストには、取調室で向かい合う啓喜と夏月の姿が。そこで交わされる言葉、そして衝撃の結末とは──。映画を観る前と観た後では受ける印象がガラリと変わる長尺予告となっている。

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