6月27日に映画『バナ穴 BANA_ANA』公開記念特別イベントがグランドシネマサンシャイン 池袋にて実施され、主演の稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾、共演のファーストサマーウイカ、趣里、鄭亜美、小澤征悦、吹越満、そして山内ケンジ監督が登壇した。

本作は、2018年に2週間限定公開で28万人を動員し話題を呼んだ4本の短編からなるオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』の第二弾。前作同様、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人を主演に、山内ケンジが監督を務めた。共演には、ファーストサマーウイカ、趣里、古舘寛治、小澤征悦、吹越満、葉山さら、水野響心、鄭亜美が名を連ねる。
稲垣吾郎役を演じた稲垣は「稲垣吾郎を演じました稲垣吾郎です」と笑わせつつ「昨日はサッカーワールドカップで朝から盛り上がって日本中が一つになりましたが、今日は『バナ穴 BANA_ANA』公開記念イベントという事で、今日は僕らと皆さんが一つになる。そんなイベントにしたいと思っています」と意気込み十分。

草彅剛役を演じた草彅は「今日は天気が悪いのにお越しいただきありがとうございます。皆さんの筋肉に感謝です!前作から8年が経ちまして、第2弾やるやる詐欺にならなくて本当に良かったです。素晴らしい作品が完成しました」と喜びをにじませた。

香取慎吾役を演じた香取は、台風や地震に見舞われた地域を心配しながら「離れていても皆さんの事をいつも心配しています。皆さんの安心安全を願っております」と心を寄せながら「ついにこの日が来ました!本当に凄く嬉しいです。今日は皆さんとこの日を迎える事が出来て幸せです」と感慨無量の様子だった。

砂浜に吸い込まれるエミコ夫人役のファーストサマーウイカは「私自身、告知の際に言葉を詰まらせる程に何と言っていいのかわからない映画です!でもそんな不安も吹き飛ぶような楽しい時間になると思いますので、まずは楽しんでください」と呼び掛けた。

香取慎吾の絵画を収集する川島夫人役の趣里は「大尊敬する山内監督の作品で、そして大好きな皆さんと今日ここに集まっていただいた皆さんに会う事をとても楽しみにしていました」とニッコリ。

チョナン・カン好きのキム衛生兵役の鄭は「山内監督の書かれた韓国語セリフがとても面白く、ワクワクしながら撮影を過ごしたのが2025年3月。だいぶ前ですが、今でもそのワクワクを思い出します」と撮影を懐かしんだ。

香取慎吾を川島夫人に紹介するオノダ役の小澤は「迷路に迷い込むような作品でそれが本作の大きな魅力。上映前に僕らが色々なヒントを皆さんに与えることが出来ればと思いますが…多分無理です!でもこの力強いわからなさが今の時代に必要なのではないかと思います」と胸を張った。

川島夫人の執事クレハ役の吹越は「今日はみんなありがとう!まあ、客席の何人かが“お前のために来たわけじゃない!”と思っているかもしれませんが、新しい地図の3人と山内監督の映画のお陰です!みんなありがとう!」と大喜び。

山内監督は「今日は台風で誰も来れないのではないかと思ったけれど、駅を降りたら普通の土曜日と同じで街の人たちがゾロゾロ歩いているから、大丈夫なのかなあと思いました」などと挨拶した。

前作から8年もの時間がかかった理由について、香取は「前作が絶好調で、その公開中に第2弾を制作すると発表したわけです。そこの発表が浮足立ち過ぎてちょっと見切り発車みたいな。でもその後は何もない。考えた。悩んだ。困った。その8年です」と振り返った。実際の所はそれぞれが多忙だったというのも理由の一つで、稲垣が「僕ら一人一人の個々の仕事が充実していたから時間が経ってしまった」と明かすと、草彅は「その間僕は朝ドラ『ブギウギ』で趣里ちゃんと共演が出来た!もしこの映画が早く作られていたら『ブギウギ』で共演出来ていなかったかもしれない」と謎の力説。これに香取がすかさず「ちょっと待って!早く作られていたら、どうして『ブギウギ』で共演できないの?どういうタイムリープの話!?」とツッコミを入れ、会場は爆笑に包まれた。
一方、ファーストサマーウイカは稲垣、草彅、香取の撮影現場での様子を報告。「御三方がカメラの回っていない時もギターの話をされたりして、和気あいあいとお話をされている姿に目頭が熱くなりました」と打ち明けると、香取は「そんなバカな!僕ら仲悪いよ!?」と照れ隠しで笑いを取っていた。趣里は劇中に登場する香取による絵画に触れて「心の琴線に触れる香取さんの絵を間近で見させて頂いて。そりゃ川島夫人もコレクターになるよなあと思って感動しました」と述べた。
また鄭が寡黙な山内監督を「静かなカリスマ」と評すると、香取は「僕は何度も山内監督と御一緒しているので、山内監督との感じがわかる。でもそれを知らないつよぽんは『おはようございます!監督どう!?』とグイグイ行っちゃう。あれは監督どう思っていましたか?」と山内監督に質問。
すると山内監督は「ちょっとうるさかった…」と明かし、場内は爆笑となった。山内監督初体験の小澤も「山内監督は静かなカリスマなので…演出の声が聞こえない。聞こえても何を言っているのかわからない!」と明かして、これに山内監督がモゴモゴと何かを言おうとすると「え?聞こえません!」と漫才のようなやり取りでまたまた場内爆笑となった。

山内組常連の吹越は「自分から出たい、関わりたいとお願いする監督は山内さんだけ」とリスペクトしつつ、やはり「撮影後に山内監督から『95歳の役なんて初めてでしょう?』と言われて…。そりゃ初めてですよ!」とマイペースすぎる発言を明かし、会場の笑いを誘った。
映画のタイトルにかけて“バナナといったら?”でお馴染みの連想ゲーム、題して『マジカルバナ穴』に挑戦。トップバッターの稲垣が「バナ穴と言ったら…吾郎ちゃん素敵!」と草彅にパスしたのだが、草彅は「吾郎ちゃん素敵」というワードに大爆笑。これに稲垣は「バナ穴に入りたいくらい恥ずかしいよ…」と赤面していた。
仕切り直してゲーム再開となるも草彅はそもそもゲームのルールをあまり理解していないようで「吾郎ちゃんは美脚!足細い!」などと暴走し始めて、その後の香取が「もうどうやってやったらいんだよ!?」とさじを投げると、草彅は「難しいなあ」と頭を悩ませていた。
およそ1時間に及んだイベントもあっと言う間に終了の時刻に。最後に山内監督はエンドロール後にあるワンカットに触れて「それを観ると『なるほど。そういう事だったのか!』…とは思えませんが、この映画が確信犯だった事がわかると思います」と意味深アピール。稲垣は「まっさらな気持ちで皆さんのそれぞれの感性でこの映画の余白を埋めていただければ」と観客の反応を期待した。
さらに今回の映画は山内監督のこだわり満載の映画ということで、上映劇場についても、こだわりをもって映画上映を続ける全国のミニシアター多大な協力を得て公開に至っている。これを受け、出演者と山内監督は劇場への感謝を込めて、現在上映中の劇場名を1つずつ読み上げた。
かわいらしいバナナが描かれたカードに記された劇場名を読み上げる予定だったが、登壇者たちは自然と、それぞれにゆかりのある土地や訪れたことのある劇場についての思い出を語り始める一幕もあった。
草彅は「思えば3人が新しい地図を広げて初めて共演した仕事がこの映画でした。それにキャスト・スタッフの皆さんが付いて来てくれて完成しました。感慨深く本当に嬉しく思います」としみじみ。
香取は「僕ら3人で改めて人生の一歩を踏み出そうという時に始まった『クソ野郎』シリーズ。その第2弾がいよいよ公開されます。前作から8年も経ってしまいましたが、皆さんの応援のお陰で色々な仕事が出来て充実しているからこそ、ここまで来られたと思っています」と支援に感謝し、「もう一回面白くて楽しい穴に落ちるのも良いのではないかと思うので、観終わっても伏線回収はしないでください。絶対に回収できませんから。大きなスクリーンで観たらもっとわからなくなると思うので、是非とも映画館で楽しんでいただけたらと思います」と大ヒットを祈願していた。

『バナ穴 BANA_ANA』
出演:稲垣吾郎 草彅剛 香取慎吾 ファーストサマーウイカ 趣里 / 葉山さら 水野響心 鄭亜美 / 古舘寛治 小澤征悦 吹越満
監督・脚本:山内ケンジ
音楽:大城静乃
主題歌: 「バナナのうた」
エグゼクティブプロデューサー:飯島三智 小佐野保
製作:CULEN ギークピクチュアズ
制作プロダクション:ギークピクチュアズ
配給:CULEN ギークピクチュアズ
(C)2026 BANA_ANA Film Partners
https://bana-ana.com/
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