『ハスラーズ』トークイベント開催!ラジオパーソナリティー ジェーン・スー「現実のシビアさを観ている側に忘れさせない」

ハスラーズ

映画『IT/イット THE END“それ”が⾒えたら、終わり。』を押さえ初日ランキング1位(2019.9.13 付 / Box Office Mojo 調べ)を獲得、映画評論家からも絶賛の声を集め、アナリストたちの予想を大きく超え、興行収入100億円を突破する大ヒットを記録した『ハスラーズ』が2月7 日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国公開となる。

現在、続々と発表されている映画賞レースにも予想を超える勢いでノミネートされており、1月15日時点では受賞15、ノミネート78となり、特に本国アメリカでは本作でのジェニファー・ロペスの活躍が全世界で話題となっている。

1月15日に実施された一般試写会上映後にて、映画ジャーナリスト・立田敦子氏と作詞家・ラジオパーソナリティ・コラムニストなど様々なメディアで活躍するジェーン・スー氏が登壇のトークイベントが開催された。会場には多くの映画ファンがかけつけ、本作をご覧になった感想や、近年ハリウッドの作品で題材となる機会が多くなった”シスターフッド=女の友情“や”強い女性が活躍“する作品についてのほか、本作でゴールデングローブ賞を始め、数々の賞にノミネート、受賞を果たしているジェニファー・ロペス、コンスタンス・ウーについて語った。

映画『ハスラーズ』一般試写会トークイベント

日程・場所:1月15日(水)20:20-20:40 @有楽町朝日ホール
ゲスト:映画ジャーナリスト・立田敦子氏、作詞家・ラジオパーソナリティ・コラムニスト ジェーン・スー氏

イベントレポート(敬称略)

■映画をご覧になった感想

立田:クライムムービーというと『オーシャンズ8』などがあると思うのですが、それに近いエンターテインメントムービーかと思っていたら、社会派の面がすごく強い映画だと感じました。

ジェーン・スー:色んな意味で予想と違っていましたね。(観る前は)気軽なエンターテインメント映画だと思っていました。“辛いこともあるし、楽しいこともあるけど…私たち仲間だよね!”というような印象でした。それが現実にあった話にインスパイアされていることもあって、現実のシビアさを観ている側に忘れさせない映画だなと思いました。

 

 

■近年ハリウッドの作品で題材となる機会が多くなった”シスターフッド=女の友情“や”強い女性が活躍“する作品について

立田:この『ハスラーズ』という映画はMetoo運動後に制作された象徴的な映画だと思いました。

ジェーン・スー:アジア系とヒスパニック系がメインキャラクターかつ、主人公が女性という内容で、興収100億を超えたということでかの国はネクストステージにいっていると感じました。越えられない格差をテーマにした作品が数多く作られている中で、この作品はそれに男女の性差も描いているので、他の作品と比べて『ハスラーズ』はパンチがあると思います。

 

 

■ジェネット・ジャクソンやアッシャーなど2000年代前半を代表するヒット曲が数多く使用されていることについて

ジェーン・スー:ジャネット・ジャクソンの「Control」から始まるのですが、この曲はジャネットが父親の支配から逃れることを歌っている曲なんです。その曲を冒頭で使用している時点で、本作で伝えたいことは全て伝えているなと思いました。曲がすごく象徴的に使用されていると感じました。

 

 

■ゴールデングローブ賞ノミネートなど数々の賞レースでジェニファー・ロペスやコンスタンス・ウーが評価されている理由について

ジェーン・スー:女性のリアリティを描いたことを評価されたのかなと思いました。私もすごくそのあたりを支持できると思いました。描こうと思えばもっといい話にできると思いますし、彼女たちを英雄にすることもできたと思います。でもそうは描かず、興収100億を超えたということに夢がある話だと思います。

 

 

■ジェニファー・ロペスが“奇跡の50歳”ということについて

立田:ポールダンサーという難しい役に対し、見事に身体を作り、ポールダンスを訓練し、習得していたと思います。この姿は多くの女性に希望を与えると思います。

ジェーン・スー:50歳で今が1番美しい。今、彼女は元MLBのアレックス・ロドリゲスと婚約中なのですが、その彼が、彼女がこの作品を撮影している半年間は自宅のベッドルームにポールがあったと言っていたんですね(笑)。それぐらいすごい人なんです。自分のなりたい姿をすごく明確に持っていますよね。

 

 

■最後に本作について

ジェーン・スー:女友達と観てほしいです。観た後、あーだこーだ話してほしいですね。ご夫婦の方は、いつもと違った刺激的な会話ができるのでは…と思っています。

 

 

イントロダクション
私たちは、もう媚びないー
ウォール街を震撼させた驚愕の実話を描く、クライム・エンターテインメント!
奇跡の50歳“ジェニファー・ロペス”率いる、シスターフッドムービーの金字塔が誕生!
2008年リーマンショックで打撃を受け、差し迫った事情でお金が必要だったストリッパー達が、NYウォール街の裕福な男たちから、大胆すぎる手口で大金を騙し取りまくったという、実際に起こった事件をまとめた取材記事「The Hustlers at Scores」(ニューヨーク・マガジン誌掲載)を基に映画化。ラテンの歌姫ジェニファー・ロペスと、大ヒット映画『クレイジー・リッチ』のNO.1アジア人女優コンスタンス・ウーがダブル主演。さらに大人気女性ラッパーのカーディ・B とリゾが本作でスクリーンデビュー。女性監督のローリーン・スカファリアがメガホンを取り、まさに、女たちの女たちによる映画が完成!

ストーリー
幼少の頃母に捨てられ、祖母に育てられたデスティニー(コンスタンス・ウー)は祖母の介護のため、ストリップクラブで働き始める。そのクラブでひときわ輝くラモーナ(ジェニファー・ロペス)と運命の出会いを果たす。ラモーナや同じクラブのベテラン ダイヤモンド(カーディー・B)からストリッパーとしての稼ぎ方を学び、安定した生活を得ることができるようになる。しかし、2008年に起きたリーマン・ショックの影響で世界経済は冷え込み、ストリップクラブで働く彼女たちにも不況の波が押し寄せることになる。「真面目に働いても生活が苦しいのに、経済危機を引き起こした張本人であるウォール街の金融マンたちは、なぜ相変わらず豊かな暮らしをしているのか」と不満を募らせたラモーナは、ディスティニーやクラブの仲間たちと、世界最高峰の金融地区ウォール街の裕福なクライアントたちから大金を騙し取る計画を企てる。

作品タイトル:『ハスラーズ』
出演:コンスタンス・ウー、ジェニファー・ロペス、ジュリア・スタイルズ、キキ・パーマー、リリ・ラインハート、リゾ、カーディ・B
監督/脚本:ローリーン・スカファリア
原案:ジェシカ・プレスラー(ニューヨーク・マガジン記事「The Hustlers at Scores」)
2019/アメリカ/110分/5.1ch/シネスコ/原題:HUSTLERS
PG12
提供:リージェンツ、ハピネット
配給:リージェンツ

公式サイト:http://hustlers-movie.jp
公式Twitter:@HustlersMovieJP
コピーライト:(C)2019 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

2月7日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

 


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