【レポート】『パリに見出されたピアニスト』主人公が才能を見出されたきっかけになったバッハの超難曲を”ムック”が生演奏!

パリに見出されたピアニスト

生い立ちに恵まれず夢を持たずに生きてきた青年マチューと、彼をピアニストに育てようとするふたりの大人の物語を描いた映画『パリに見出されたピアニスト』が9月27日(金)より公開となる。本作は、音楽への情熱と愛に満ちたヒューマンドラマ。パリ北駅に設置されているピアノを演奏しているマチューの姿を見た音楽学校のディレクターがその才能を見いだすシーンから始まり、やがて教師の指導を受けながら国際コンクールに挑戦するという、数々の名曲に彩られた感動のサクセス・ストーリーだ。

そして本日9月18日(水)、サンシャイン クルーズ・クルーズにて、本作の大ヒットを祈願して、YouTuberの「音楽家ムック」として、大人気のムックが登壇し、イベントが行われた。

ムックがYouTuberとして人気になったきっかけは、今年2月17日にアップされ、現在視聴回が2000万回超えという驚異的な数字を叩き出している“【音楽家ムック】街中で突然、米津玄師の Lemon 弾いてみた!!”(https://www.youtube.com/watch?v=ia6-B2tqB-Q)で、これは、横浜市関内の地下街に設置されたストリートピアノで、ムックがサプライズ演奏をしたもの。
ストリートピアノ(別名:駅ピアノ、街ピアノ)は、ここ1~2年メディアで何度も取り上げられ、ムックの他にも、ストリートピアノを演奏するYouTuberが出てくるなど、日本でも急速に定着しはじめている人気のトピックだが、この度、映画の主人公マチューと同様に、ストリートでそのピアニストしての才能を見出されたというつながりで、ムックがイベントに登壇した。

『パリに見出されたピアニスト』 ムック リサイタル 概要

【日時】9月18日(水)11:00~
【登壇】ムック
【演奏曲】J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻-第2番 ハ短調 BWV 847 ~ムック アレンジ Ver.~
【会場】サンシャイン クルーズ・クルーズ

何とムックは、主人公・マチューに負けじと、初めてクラシック曲に挑戦。しかも曲目は、マチューが、その才能を見出されたきっかけの映画の冒頭で演奏する「J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻-第2番 ハ短調 BWV 847」。この曲は、“ピアニストの旧約聖書”との異名を持つ、最高のピアニストたちさえもひれ伏す練習曲と言われる超絶難曲。運指が複雑で細やかでスピードもある難しい曲を2分程度に短くアレンジしたムックバージョンを披露し、集まった取材陣の度肝を抜いた。

そして演奏後、いったん毛並みを整える為に退出したムックが、フランス国旗を手にもって再登場。演奏したばかりで興奮が冷めやらぬムックによるトークも行われた。

パリに見出されたピアニスト

●素晴らしい演奏をありがとうございました。初めてクラシックに挑戦されてみて、いかがでしたか?

ありがとうございました。緊張しましたよ。ストリートピアノとは全然違いますよ。クラシックの音楽というのは、全ての音楽の礎になっているといいますか、歴史あるものですから、身の引き締まる思いで挑戦させていただきましたよ。本当に緊張しました。上手くいって良かったです。

●ムックさんも、『パリに見出されたピアニスト』をご覧いただいたそうですね。

いやー、いい映画でしたよ。面白かったですよ。主人公マチューが駅のストリートピアノをきっかけに、みんなに知ってもらえるようになるというか、サクセスしていくわけで、私もストリートピアノでまさかあんなに沢山の人に聞いてもらえるようになるとは思ってもいなかったので、重なるものがありました。まさか2000万回も再生されるなんて、もちろん思ってもいませんでした。ちょっと面白いかなと思ってやってみたら、まぁ色々な方が話題にしてくださって、ニュースにも取り上げていただいて、びっくりしましたよ。ありがたいですね。

●今回クラシックに挑戦しましたけど、今後もストリートピアノも続けられるんですか?これから他に、挑戦したいことや叶えたい夢はありますか?

もちろんですよ。弾かせてくれるところがあるなら、全国どこでも、何ならパリに行ってみたいですねぇ。ぜひ私をパリに!お願いいたします。パリでピアノを弾くなんてとっても良いですけれども、パリに限らず、色々なところで、全国、世界中でピアノを弾かせてもらえたら嬉しいですね。そうしたら色々な人に会えるでしょう。いつかは私、ソロコンサートもできたら、いいなぁーーなんて思っちゃったりして。うふふふ。みなさん、よろしくお願いします。

●次にまたクラシックに挑戦するとしたら、どんな楽曲にしますか?

そうですねぇ。色々と弾いてみたい曲はあるんですけど、挑戦ということでいうと、ラフマニノフですかねぇ。映画でも演奏されていますけれど、ラフマニノフのピアノ協奏曲はとっても良い曲なんですけど、あの、難しいんですよねぇ。なかなかそう簡単に、私これを弾きます!とは言えないのですが、挑戦してみたいなぁ。なんて思っております。

●そんなムックさんに良い情報をひとつ。実は、今日から、この映画の公開を記念して、ピアノ演奏動画の投稿キャンペーンが始まるんです!一般の方も、ストリートピアノを演奏して「東京テアトル映画部」の公式twitterにハッシュタグ「見出されたピアニスト」をつけて投稿いただくと、東京⇔パリの航空券など、豪華パリ賞品が当たるかもしれないんです。

あーーー、良いじゃないですか。素晴らしい。私も挑戦して良いんですか。私も投稿しようかな。

●最後に、これから映画をご覧になるみなさまにメッセージをお願いします。

この映画は本当に面白くて、私はとっても気に入りました。主人公マチュー君のサクセスストーリーではあるんですけども同時に、ピアノを通して周りの人たちから、何が大切か気付かせてくれる温かい映画でもあるんです。
人生で迷子になっちゃっている時なんかにこういった映画を観ると、とっても良いんじゃないかなと思うんです。私も芸歴46年もやっているものですから(あ、でも5歳ですよ)、悩むことも沢山あって、あー今日のおやつをどうしようかなとか食べ過ぎちゃったとか色々。でも、頑張っていると色々なものが見えてきて、みなさん温かいなあとか、みなさんに支えられているんだなと感じられる映画ですから。ぜひお1人でも、ご家族とでも、みなさん、観に行っていただけたらなと思います。私ももう一度、ガチャピンを誘って見に行きたいと思っています。ぜひみなさん観てください。
今日は、こんな素敵な場所でピアノを弾けてとても光栄でした。映画のお話もさせていただけて楽しかったです。
映画がみなさんに届いたらよいな。みなさんありがとうございました。この映画の第2弾はムック編ということで大人の方々でよろしくお願いいたしますー。

パリに見出されたピアニスト

パリ、北駅。奇跡はその場所から始まった。

ストーリー
駅に置かれた1台のピアノ。マチューの楽しみは、自身を追う警察官の目を盗んでそのピアノを弾くことだった。ある日、音楽学校でディレクターを務めるピエールが、マチューの旋律に足を止め、耳を傾ける。その才能に強く惹かれたピエールは、マチューをピアニストに育て上げたいと声をかける。乗り気ではないマチューだったが、ピエールと女伯爵“と呼ばれるピアノ教師エリザベスに手ほどきを受けることに。生い立ちに恵まれず、夢を持たずに生きてきたマチューは、周囲との格差や環境の壁にぶつかり、もがきながら、ピアノのみならず自身も成長していく。そして、彼に夢を託したふたりの大人たちもまた、図らずもマチューに影響を受け変化していく。マチューが拓く未来には、一体、何が待ち受けているのだろうか――。

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作品タイトル:『パリに見出されたピアニスト』
出演:ランベール・ウィルソン クリスティン・スコット・トーマス ジュール・ベンシェトリ
監督:ルドヴィク・バーナード
原題:au bout des doigts
2018年仏・白/106分/シネマスコープ/カラー/デジタル
字幕翻訳:横井和子
後援:ユニフランス
配給:東京テアトル

公式サイト:https://paris-piano.jp/
コピーライト:(C)Recifilms – TF1 Droits Audiovisuels – Everest Films – France 2 Cinema – Nexus Factory – Umedia 2018

9/27(金)ヒューマントラストシネマ有楽町 、 新宿シネマカリテ 、 YEBISU GARDEN CINEMAほか 全国ロードショー

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