【イベントレポート】「フランス映画祭2019 横浜」エールフランス観客賞に『ディリリとパリの時間旅行』が決定!

フランス映画祭 2019

6月20日(木)~23日(日)の期間で開催された「フランス映画祭2019 横浜」が大好評のうちに閉幕となった。

会場が横浜に戻って2年目。6月20日(木)夜に横浜みなとみらいホールで行ったオープニングセレモニーでは、フランス代表団が一堂に会し、フェスティバル・ミューズの中谷美紀さんが開会を宣言。アラン・ドロンから日本の観客にむけたメッセージも流れ、開会を盛り上げた。

満席となったオープニング作品『シンク・オア・スイムイチかバチか俺たちの夢』の上映を皮切りに、長編15作品と短編1作品を上映。6月21日(金)夜には、フランス代表団・団長のクロード・ルルーシュ監督の新作『男と女人生最良の日々』の上映に、横浜生まれで女優の岸惠子さんが登場。ルルーシュ監督とトークを繰り広げ、名匠と名女優の共演に会場は大いに盛り上がった。イオンシネマみなとみらいの通常上映では、Q&Aやサイン会を実施し、フランス代表団と観客の皆様との交流に力を入れた。サイン会は2階の特設会場で行われ、どのサイン会にも長い列ができていた。撮影の規制は設けず、ファンとの交流をゲストたちも楽しんでいた。

今年も横浜みなとみらいホールの上映は、横浜市民は500円で鑑賞できる割引を実施。地元に根差した映画祭を心掛けた。若い世代との交流として、横浜市立大学、東京藝術大学、早稲田大学で学生に向けたマスタークラスを開催し、横浜市立大学では一般の方も限定人数で参加が可能に。また、映画祭の会場では横浜市立大学の学生がボランティアスタッフとして、運営の場での仕事を経験する機会となった。

そして、上映時に配布したアンケートによって集計される「エールフランス観客賞」には、ミッシェル・オスロ監督の『ディリリとパリの時間旅行』が受賞。ベル・エポックの美しいパリが観客の心をつかんだ結果となった。


『ディリリとパリの時間旅行』

フランス映画祭2019 横浜 概要

期間:2019年6月20日(木)~6月23日(日)全4日間
会場:みなとみらい21地区を中心に開催横浜みなとみらいホール・イオンシネマみなとみらい他

プログラム
①フランス映画最新作の上映(長編15本+短編1本)
②関連事業(サイドイベント)の実施
オープニングセレモニー、マスタークラス、サイン会など

エールフランス観客賞
『ディリリとパリの時間旅行』Dilili à Paris

満席となった作品
『シンク・オア・スイムイチかバチか俺たちの夢』Le Grand Bain
『ディリリとパリの時間旅行』Dilili à Paris
『シノニムズ』Synonymes

運営&宣伝:フリーストーンプロダクションズ

公式サイト: unifrance.jp/festival/2019/

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