チュ・ジョンヒョクがサプライズ登壇 『北極星』先行プレミア上映会レポート

韓国ドラマ『北極星』の先行プレミア上映会が9月8日に都内の映画館で行われ、本作に出演するチュ・ジョンヒョクが急遽イベントに駆け付け、サプライズ登場した。

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本作は韓国の女性大統領候補と“秘密”を抱えた脱北者の孤独なふたりが立場を超えて惹かれ合う“許されぬ愛”と、南北朝鮮に迫る脅威によって翻弄される彼らの運命を描いたスペクタクル・ロマンス。大統領候補の妻で外交官のムンジュにチョン・ジヒョン、ボディガードとして雇った脱北者の男・サンホをカン・ドンウォンが演じ、監督には「愛の不時着」で共同監督を務め、「涙の女王」もヒットに導いたキム・ヒウォン、『犯罪都市 PUNISHMENT』のホ・ミョンヘン、脚本は「シスターズ」を手掛けたチョン・ソギョンが集結。

チュ・ジョンヒョクが登場すると、予期せぬ嬉しいサプライズに会場が沸く中、「皆様、こんばんは。僕はこの『北極星』でパク・チャンヒ役を演じたチュ・ジョンヒョクと申します」と挨拶し、温かい拍手に包まれた。

「急遽駆けつけてくださったんですよね」というMCからの問いに「本来であればチョン・ジヒョンさん、カン・ドンウォンさんらお兄さん、お姉さん方が来るべきところ、私が作品を代表してまいりましたが、申し訳ありません(笑)」とその謙虚な姿勢に、会場から再び温かい拍手が響き渡った。

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会場が温かい歓迎ムードに包まれる中、早速チュ・ジョンヒョク演じるパク・チャンヒの役柄について話が及ぶと「私が演じたチャンヒは大統領候補射殺事件後、ムンジュの警護を務めることになりますが、出身も正体もわからないサンホが警護チームに来ることになります。チャンヒは感情を表に出すよりも、感情を隠したまま警護を務め、ムンジュをサポートする人物」とその役どころを自ら説明。

今回、チョン・ジヒョンやカン・ドンウォンらレジェンド級の俳優らとの共演を振り返り「こんなに素敵な芸能人を初めてみました。皆さんで全体リハーサルをしていた時にふたりの目を見つめているとセリフが飛んでしまうくらい、かっこいいふたりでした」とそのレジェンドぶりを絶賛。するとMCから、そんなふたりをこれから本編で見る視聴者の皆さんはどうなってしまうのかという投げかけに「私の顔はもう皆さんの記憶にも残らないだろうと思います」と冗談交じりに話し、会場から笑いがこぼれた。

改めて、配信前から多くの期待が寄せられている本作のみどころを聞かれると「一つ目の見どころはポスターを見てわかるように、ムンジュとサンホの完璧なビジュアル、ふたりのロマンス、関係性、ビジュアルの相性がなによりも魅力ではないかと思います」と語った。

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さらに、先に本編を視聴しているMCから、もうひとつのみどころは“チュ・ジョンヒョクさんが様々な作品に出演されている中で、本作ではまた違う硬派なイメージもみどころではないか”と言われると、会場からは再び拍手がおこり、照れくさそうに「ありがとうございます」と日本語でコメント。「このようにお褒めの言葉をいただいて鳥肌が立っています。気恥ずかしい感じもします」と謙遜した様子で話した。

さらに、キム・ヒウォン監督との仕事について聞かれると「この作品には、多少重たい内容も含まれていますが、俳優たちが現場にくると誰もが幸せな気持ちになったんです。それは監督のおかげで、私たちを楽しませてくれたり、暗い雰囲気をすべて明るいムードに変えてくださる監督でした」と振り返った。

すると、監督から日本の皆さんにテキストメッセージを預かってきたと、チュ・ジョンヒョクが明かし、その場で披露するというさらなるサプライズが。「まずは日本のファンの皆さんにお会いするために伺いたかったのですが、会場に行くことが叶わず残念です。ただ最も信頼しているチュ・ジョンヒョクさんを送りましたので安心しています。日本の皆さんは作品の分析に長けていて、そして一度愛情を持つと、深く長く愛してくださる視聴者の皆様だと知っています。いつも感謝しています。そして本作ではアジアの情勢が描かれている背景もあり、そのような意味でも共感していただけたら嬉しいです。メロドラマとスリラーにこだわってこの作品を作りましたので、楽しんでいただけたら嬉しいです」と監督の言葉を伝えてくれた。

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日韓の俳優陣の交流も盛んになっている昨今にちなみ、今後共演してみたい俳優や監督を聞かれると「本当にたくさんいらっしゃいますが、日頃から日本のドラマや映画が大好きでよく見ていて、李相日監督が大好きで「怒り」という映画が好きです。是枝裕和監督も個人的にファンです」と明かし、「ご連絡をどうぞお待ちしています」と監督らにアピール。

最後に「北極星のプロモーションで日本の皆さんの前に立たせていただき、この作品を日本で初めて見る観客の皆さんの前で、この作品を知ってもらえるようにプロモーションできていることをとても光栄に思います。そしてこのように交流できることが不思議に感じられます。この作品は素晴らしい監督、スタッフ、俳優が集まって本当に素敵な作品を作り上げることができましたので、皆さんにも楽しんでみていただけると思います。この先ディズニープラスで配信されますので、続けてご覧いただけたら嬉しいですし、たくさんの関心をよろしくお願いします。そして周囲の方にも広めていただけたら嬉しいです」と熱く語り、最後に日本語で「北極星みてね!」とファンに向けてメッセージを寄せ、イベントを締めくくった。

『北極星』は9月10日よりディズニープラスのスターで字幕・吹替が独占配信スタート。

ストーリー
南北朝鮮の平和的統一を願う大規模な集会の最中、大統領候補が射殺された。妻で元外交官のムンジュは、夫の遺志を継ぎ、自らが政党の大統領候補として出馬を決意する。そして夫の死の真相を追い始めるが、やがて自身も何者かに命を狙われることに…その危機を救ったのは、脱北者の男・サンホだった。ムンジュは彼をボディガードとして雇うが、サンホは”ある秘密”を抱えていた―

スタッフ
監督:キム・ヒウォン(「涙の女王」「シスターズ」「ヴィンチェンツォ」「愛の不時着」)、ホ・ミョンヘン(『犯罪都市 PUNISHMENT』)
脚本:チョン・ソギョン(「シスターズ」『別れる決心』)

キャスト
ムンジュ:チョン・ジヒョン(「青い海の伝説」「星から来たあなた」『猟奇的な彼女』)
(日本語吹替版:沢城みゆき(「ルパン三世」峰不二子))
サンホ:カン・ドンウォン(『ベイビー・ブローカー』『新感染半島 ファイナル・ステージ』)
(日本語吹替版:濱野大輝(「SSSS.DYNAZENON」ガウマ))

『北極星』
9月10日(水)よりディズニープラスのスターで字幕・吹替が独占配信スタート

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