綾瀬はるか×千鳥・大悟『箱の中の羊』夫婦の温度差がにじむ本編映像公開

是枝裕和が監督・脚本・編集を務め、綾瀬はるかと大悟(千鳥)を迎えた映画『箱の中の羊』より、本編映像が公開された。

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本作は、“少し先の未来”の“夫婦”そして“家族”の物語。子供を亡くした夫婦が迎え入れたのは、息子の姿をしたヒューマノイド。止まっていた家族としての時間が再び動き出した彼らを待ち受けていたのは、想像を超えた<未来>だった。

綾瀬と大悟は夫婦役として、綾瀬が建築家の甲本音々役を、大悟が工務店の二代目社長・健介役をそれぞれ演じる。また共演には、桒木里夢、清野菜名、寛一郎、柊木陽太、角田晃広、野呂佳代、星野真里、中島歩、余貴美子、田中泯らが名を連ねる。

今回公開された本編映像は、甲本家にヒューマノイドの翔がやってくるシーン。車から降りてきた翔(桒木)に、音々(綾瀬)は「おかえり、翔」と声をかけ、うれしさを隠しきれない様子で家の中へ招き入れる。その一方で、健介(大悟)はどこか戸惑いをにじませた複雑な表情を浮かべる。

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部屋の中で、音々は翔の取扱説明書を見ながら、GPSや知的レベルの設定を一つひとつ確認していく。たくさん話しかけることでそれに応え、健やかに成長していくという設定を聞き、「たまごっちやん」と言う健介に、音々は険しい表情で睨む。さらに音々が電源ボタンの位置や充電の表示を確かめていく中、健介はうつむきながら「ルンバやん」と呟き、野球の試合へ行くと言ってその場を後にしてしまう。

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ヒューマノイドを前向きに受け入れようとする音々と、距離を取ろうとする健介、一見すると軽口のやり取りにも見えるこのシーンだが、大悟ならではの間や言葉のニュアンスによる、悲しきユーモアが、「同じ顔」に違う感情を抱いた夫婦の埋めがたい距離と、それぞれが抱えた喪失の深さを際立てるシーンとなっている。

是枝監督は綾瀬と大悟の印象的なシーンについて、後半で登場する夫婦喧嘩のシーンを挙げている。その理由について、「ひとりのトーンが変わると相手も変わってきます。衝突をどのぐらいの感情のぶつかり合いにするかはテイクごとに違うので、珍しく10テイクぐらい撮っているんです。喧嘩のシーンで初めて二人が向き合うように、それまでのシーンでは座り方も含めて横並びにするなど、なるべく二人が向き合わないようにしています」と語っている。

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物語が進むにつれて、夫婦の間にある感情が次第にあらわになり、二人のリアルな距離感がよりくっきりと浮かび上がっていく。積み重ねられてきたすれ違いや想いが交錯する中で、綾瀬の繊細な表現と大悟の飾らない言葉が重なり合い、夫婦の関係性の変化が丁寧に描かれていく。

『箱の中の羊』は、5月29日より公開。

『箱の中の羊』
出演:綾瀬はるか 大悟(千鳥) 桒木里夢 清野菜名 寛一郎 柊木陽太 角田晃広 野呂佳代 星野真里 中島歩 余貴美子 田中泯
監督・脚本・編集:是枝裕和 
音楽:坂東祐大
製作:フジテレビジョン ギャガ 東宝 AOI Pro.
制作プロダクション:AOI Pro.
配給:東宝 ギャガ
(C)2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.
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5月29日(金)全国ロードショー

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