手と顔の同化
9月11日、あの同時多発テロから20年が経った。米国各地では追悼式がとりおこなわれていた。
思い返せば、あの日私は、上司と友人とで、神戸のジャズバー「ソネ」にいた。そろそろ帰ろうとしていた時、お店の人に「もしかして、ニューヨークにお知り合いはいらっしゃいますか?大変な事になっています」と言われてTVに釘付けになった。幸い、思い当たる人はいなかったけど、当時米系企業に勤めていた私達は、明日から何が起こるのか得体の知れない不安に襲われた。すぐにタクシーで家に向かいつつ「戦争起こるんかな? そしたらどうなるんやろ?」と考えずにはいられなかった。
アフガニスタンからの撤退で、今後どうなるのか? 難しい政治的な事はよくわからないけど、平和を祈らずにはいられない。
そんな心配をよそに、ターディにゃんは、スヤスヤ寝ている。手と顔が同化して、どこが手やら、口やらわかりにくい
朝市で買った鶏頭のお花が、脳にしか見えなくて、思わずこんなふうに挿してしまった。