映画『海獣の子供』浦上晟周・森崎ウィン・田中泯 ―個性的な追加キャスト解禁&コメントも到着!6月7日(金)公開


自然世界への畏敬を独自の漫画表現で読者を魅了し続ける漫画家・五十嵐大介の「海獣の子供」を、映画『鉄コン筋クリート』で第31回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、そのハイエッジな映像表現で世界から注目を浴びるSTUDIO4℃がついに映像化。主演は14歳ながらにして数々の映画・ドラマ・CMにて幅広く活躍する芦田愛菜、音楽は久石譲が手がけ、その圧倒的な作画クオリティが“令和元年”に大注目の映画『海獣の子供』。6月7日(金)の全国公開を前に、この度、本作の追加キャストが解禁となった。

主人公「琉花」と共に物語の鍵を握るジュゴンに育てられた二人の少年「海」と「空」。石橋陽彩演じる「海」の兄である「空」役を新たに浦上晟周が演じることが決定。さらに、二人の少年の謎を追う天才海洋学者・アングラード役を森崎ウィンが、アングラードのかつての相棒で「海」と「空」を保護している海洋生物学者・ジム役を田中泯が演じることになった。

2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」で堺雅人演じる真田幸村の嫡男・大助を好演した他、バラエティ番組「痛快TV スカッとジャパン」の番組内ドラマでの丁寧かつ細かな演技も話題を呼び、本年秋には宮崎駿のオリジナル作品で国内初の舞台化となった「最貧前線」にも出演が決定している浦上晟周は、「最初は不安が大きかったですが、声を吹き込ませて頂く過程はすごく楽しかったです。「空」が醸し出す雰囲気は異質で、台詞のテンポやリズムも独特です。渡辺監督と色々お話をさせて頂きながら、大人びている喋り方と、時折見せる少年らしさのバランスを意識しました。」と、本作がアニメーション映画初声優ながら、キャラクターを丁寧に作り上げた様子をコメント。

また、ダンスボーカルユニット・PRIZMAXのメインボーカルとして活躍しながら、俳優としてはスティーヴン・スピルバーグ監督にその才能を見出され、映画『レディ・プレイヤー1』で青年トシロウ役に抜擢された森崎ウィンは、浦上と同じく初のアニメーション映画での声優。「絵の中にいるキャラクターと一緒に呼吸をしなくてはいけないと感じました。今回でいうとアングラードと僕、二人で一人という感覚で、その息がピタっ!とはまった瞬間はすごく気持ちがよかったです。」とコメントし、初挑戦ながら声の演技を通して映画に参加する喜びを語った。

さらに、数々の映画作品に出演する他、アニメーション作品では、映画『鉄コン筋クリート』の“ネズミ”という独特なキャラクターを演じ、13年ぶりにSTUDIO4℃作品に帰ってきたダンサーの田中泯は、「『参加せよ!』と何処からか聞こえる気がしたのです。好奇心の脈動に震える僕に安堵したのでした。収録については、大きなヘッドホンからの自分の声に包まれて言葉を出す、まさしく声もカラダなのだ、と思い、演じることの面白さと際どさを同時に感じるお仕事でした。」と、ダンサーとして、カラダで表現するものとしての共通点をアニメーションに見い出した。

本年劇場公開の長編アニメーション映画の中で、ひときわ異彩を放つ映画『海獣の子供』は、芦田愛菜、石橋陽彩、浦上晟周、森崎ウィン、稲垣吾郎、蒼井 優、渡辺 徹、田中泯、富司純子という、完成に向けて更なる期待が膨らむ個性を自由自在に共鳴させる異才キャスト布陣となった。

最後に、当初「空」役としてキャスティングが決まっていた窪塚愛流は出演を辞退する事なり、コメントが到着した。

窪塚愛流 コメント
変声期のために安定した声を出すことが困難だったため、スタッフの皆さまにご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。大変残念ですが出演を辞退させて頂くことを決めました。
この悔しさをバネにしながら、作品の完成を楽しみにしています。

キャスト コメント全文

空 役/浦上晟周
原作の漫画を読み終えたとき、自分の周りの世界が、少し違って見えました。僕にとってアニメの声を演じさせて頂くのは初めての経験でした。最初は不安が大きかったですが、声を吹き込ませて頂く過程はすごく楽しかったです。
「空」が醸し出す雰囲気は異質で、台詞のテンポやリズムも独特です。渡辺監督と色々お話をさせて頂きながら、大人びている喋り方と、時折見せる少年らしさのバランスを意識しました。映画館を出たときに、周りの世界が少し違って見えるような作品になったら嬉しいです。

プロフィール

1999年生まれ 東京都出身。2016年、NHK大河ドラマ『真田丸』に、主人公・真田信繁の息子「大助」役で出演した。その他の主な出演作に、ドラマ『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(EX)、『家族ゲーム』(CX)、『さくらの親子丼2』(CX)、「痛快TV スカッとジャパン」(CX)内ドラマに不定期出演している。映画『エイプリルフールズ』『恋妻家宮本』『トモダチゲーム 劇場版FINAL』など。2019年夏上演舞台『最貧前線』に出演。


アングラード役/森崎ウィン
アニメーションの声優は初挑戦ということで、収録用の映像を何度も見返して本番に臨みました。『レディ・プレイヤー1』では、自分で演じたキャラクターの吹替え版だったので、感情を掴みやすかったのですが、アニメーションの場合は、「絵の中にいるキャラクターと一緒に呼吸をしなくてはいけない」と感じました。
今回でいうとアングラードと僕、二人で一人という感覚で、その息がピタっ!とはまった瞬間はすごく気持ちがよかったです。それから、「一枚一枚絵を作って下さった方との呼吸でもある」ということも感じました。僕とアングラードとアニメーターさんとのフィルムの中での共演を是非見届けて下さい。

プロフィール

1990年生まれ、ミャンマー出身。小学校4年生の時に日本へ渡り、2008年よりダンスボーカルユニット・PrizmaX(現、PRIZMAX)のメインボーカルとして活躍中。俳優としても様々な映画に出演し、2014年には『シェリー』で映画初主演を務める。また、スティーブン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー1』のオーディションでメインキャストであるダイトウ/トシロウ役に抜擢され、ハリウッドデビューを果たした。本年には、恩田陸の『蜜蜂と遠雷』の実写映画にメインキャストであるマサル・C・レヴィ・アナトール役での出演が決定している。


ジム役/田中泯
オファーを頂き、海獣の子供の原作本が届き、一息で読みました。「参加せよ!」と何処からか聞こえる気がしたのです。好奇心の脈動に震える僕に安堵したのでした。
収録については、大きなヘッドホンからの自分の声に包まれて言葉を出す、まさしく声もカラダなのだ、と思い、演じることの面白さと際どさを同時に感じるお仕事でした。水の星・地球、緑のふるさと・地球、ヒトのふるさとは何処!

プロフィール

1945年生まれ。ダンサー。1974年独自の活動を開始。「ハイパーダンス」と称した新たなスタイルを発展。1978年ルーブル美術館において海外デビュー。1980年代、旧共産圏で前衛パフォーマンスを多数決行。国際的に高い評価を獲得。1985年山村へ移り住み、農業を礎とした舞踊活動を現在も継続中。2002年に映画初出演。以後映像界でも国内外で活動中。著書『僕はずっと裸だった』、共著『意身伝心』、『写真集「光合成」MIN by KEIICHI TAHARA』。


イントロダクション

あなたは<生命誕生の物語>を目の当たりにする――。

独特の線使いとその描画表現で読者を魅了し続ける漫画家・五十嵐大介。初の長編作「海獣の子供」(小学館IKKICOMIX刊)は、自然世界への畏敬を下地に“14歳の少女”と“ジュゴンに育てられた二人の兄弟”とのひと夏の出逢いを、圧倒的な画力とミステリアスなストーリー展開によってエンターテインメントへと昇華させた名作。映画本編では、原作が持つ[海の中で感じる静けさと荒々しさ]や[海の匂い]を、スクリーンから溢れだすほどの“映像”と“音楽”に詰め込み、観る者全てを呑み込んでいく。映画『鉄コン筋クリート』などのハイエッジな映像表現で世界から注目を浴びるSTUDIO4℃最新作にして、そこに集いし日本アニメーション界の至宝たちが織り成す<海洋冒険譚>。
メインキャストには、テレビドラマ「Mother」で一躍その名を世間に知らしめ、その後ハリウッド作品などにも出演し、直近では連続テレビ小説「まんぷく」の史上最年少の“語り”を任されるなど、今もなお女優としての活躍の場を広げ続けている芦田愛菜、、映画『リメンバー・ミー』の主人公ミゲルの日本語吹き替えを演じ、その美声で注目を浴び続ける石橋陽彩、そして映画『泣き虫しょったんの奇跡』で演技未経験とは思えない繊細な表情をみせた窪塚愛流と、劇中キャラクターの年齢に近い等身大のキャスティングが実現。そんな彼らを支えるのは稲垣吾郎、蒼井 優、渡辺 徹、富司純子といった個性を自由自在に共鳴させる実力派俳優陣。
音楽を担うのは、今や日本にとどまらず世界的作曲家である映画音楽界の巨匠・久石 譲。長編アニメーション映画を手掛けるのは、スタジオジブリ制作の『風立ちぬ』、『かぐや姫の物語』以来6年ぶりとなる。危うくも濃密かつ深淵な作品世界に彩りを添えた彼の“音”は映画のもう一つの顔と言える。

異才たちの才気が結晶化した“唯一無二のアニメーション映画”がここに誕生した。

ストーリー
光を放ちながら、地球の隅々から集う海の生物たち。
巨大なザトウクジラは“ソング”を奏でながら海底へと消えていく。
<本番>に向けて、海のすべてが移動を始めた―――。

自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまう。母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失うことに。
そんな琉花が、父が働いている水族館へと足を運び、両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいた時、目の前で魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年“海”とその兄“空”と出会う。

琉花の父は言った――「彼等は、ジュゴンに育てられたんだ。」

明るく純真無垢な“海”と何もかも見透かしたような怖さを秘めた“空”。
琉花は彼らに導かれるように、それまで見たことのなかった不思議な世界に触れていく。三人の出会いをきっかけに、地球上では様々な現象が起こり始める。
夜空から光り輝く流星が海へと堕ちた後、海のすべての生き物たちが日本へ移動を始めた。そして、巨大なザトウクジラまでもが現れ、“ソング”とともに海の生き物たちに「祭りの<本番>が近い」ことを伝え始める。
“海と空”が超常現象と関係していると知り、彼等を利用しようとする者。そんな二人を守る海洋学者のジムやアングラード。それぞれの思惑が交錯する人間たちは、生命の謎を解き明かすことができるのか。
“海と空”はどこから来たのか、<本番>とは何か。これは、琉花が触れた生命(いのち)の物語。

タイトル:『海獣の子供』
原作:五十嵐大介「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX刊)
キャスト:芦田愛菜 石橋陽彩 浦上晟周 森崎ウィン
稲垣吾郎 蒼井 優 渡辺 徹/田中泯 富司純子
監督/渡辺 歩 音楽/久石 譲 キャラクターデザイン・総作画監督・演出/小西賢一 美術監督/木村真二
CGI 監督/秋本賢一郎 色彩設計/伊東美由樹 音響監督/笠松広司 プロデューサー/田中栄子
アニメーション制作:STUDIO4℃
製作:「海獣の子供」製作委員会
配給:東宝映像事業部

公式サイト:www.kaijunokodomo.com
公式twitter:@kaiju_no_kodomo
コピーライト:(c)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

6月7日(金)全国ロードショー


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