「ボーンアゲイン~運命のトライアングル~」チャン・ギヨン インタビュー「出演を決めた理由は2つの役を演じられたから」

もう一度君を愛すために、生まれ変わった――。運命に翻弄された切ないラブロマンス「ボーンアゲイン~運命のトライアングル~」がTSUTAYA先行でDVDレンタル中、DVD-BOX発売中だ。

「恋愛ワードを入力してください ~Search WWW~」などで人気急上昇中のチャン・ギヨン、「オクニョ 運命の女(ひと)」のチン・セヨン、今作が除隊後初のドラマ出演となる「ウチに住むオトコ」のイ・スヒョクの3人の演技派俳優が夢の共演。
前世と現世の一人二役という難しい役どころにもかかわらず、魅力的なキャラクターとそれぞれの人生の物語を演じている。

1988年――。刑事ヒョンビンと恋人ハウン、ハウンに想いを寄せる孤独な青年ジチョルは、たがいの想いを遂げられず悲しい運命をたどってしまう。時は流れ2020年――。骨考古学者のサビンと検事のスヒョク、医大生のジョンボムは、たがいの出会いに不思議な感情を抱く。
そして過去の記憶がよみがえった時、男女3人の永遠の恋が始まる――。2人の男性が1人の女性への叶わなかった愛をつらぬく切ないラブロマンスから目が離せない。

ジチョルの父親役に「華麗なる2人-ミセスコップ2-」のチョン・インギョム、ジョンボムの母親役に「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」のキム・ジョンナン、検事長でジョンボムの父親役に「ドクター探偵」のチェ・グァンイル、ヒョンビンの相棒でスヒョクに協力する刑事役に「約束の地~SAVE ME~」のチャン・ウォニョンと韓国ドラマではおなじみのベテラン俳優たちが作品を盛り上げている。

このたび、前世と現世の一人二役という難しい役どころを演じたチャン・ギヨンのオフィシャルインタビューが到着した

ボーンアゲイン~運命のトライアングル~

■演じた役柄について紹介をお願いします。
このドラマで僕が演じたのは、前世では父の呪縛にあらがう孤独な青年コン・ジチョルで、現世ではエリート医大生のチョン・ジョンボムです。

■監督とはどんな話し合いをされたのでしょうか?
このドラマの特徴としてファンタジー要素が強く、様々なジャンルの形式を併せ持つ作品ですよね。なので、演じる時も脚本の中から効果的に人格を表現できるポイントを見つけようと意識していました。そして思いつくと、撮影現場で監督に提案して、お互いに意見を言い合いながら役作りをしました。そういう過程がすごく面白かったですし、正解がないので、いろんなパターンを考えました。そのうえで現場に行き、監督に伝えると、“こうしたら?”とアドバイスをくださるんです。その共同作業が楽しかったです。“転生”という素材がとても目新しいので、俳優陣にも迷いがありました。それで演技に悩んだり、どうすべきか判断のつかないポイントがあると、まずは監督に相談して、意見をすり合わせるようにしていました。

■2つの役を演じ分けるポイントは?
ポイントと言うならジチョルの場合は、何かを見て心の中である感情が生まれると、それをすぐ外に出すタイプです。でもジョンボムの場合は、お分かりの通り感情を見せません。演じ分けるポイントとしては、ジチョルの時は感情をストレートに表して、ジョンボムの時は逆に隠すと言うか、感情がないというか…。だから少し異様な雰囲気のキャラクターなのかなと。そういう違いがあると思います。役者としても、1つの作品の中で2つの役柄を演じられるのは、すごく幸せなことだと思っています。難しい面もありますが、視聴者の方の前で、2つのキャラクターを自分のイメージに沿って演じてみて、自然で説得力があると思ってもらえたら、すごく誇らしく感じます。

■難しい役柄を演じることについて、大変そうだと思いましたか?
最初から楽しそうだと感じましたね。そもそも僕が出演を決めた大きな理由は、2つの役を演じられたからです。それにジチョルの時はかつらをかぶりましたが、ああいう姿も視聴者の皆様や関係者の方々に初めてお見せしました。そしてジョンボムは、特異な性格で感情を見せない人間なので、僕も何を考えているのかわかりません。視聴者の方々を戸惑わせたいという思いもあり、その姿を想像すると楽しくなりました。なので、最初から不安よりも期待のほうが大きかったですね。

■本作のどんな部分に魅力を感じましたか?
序盤にジチョルとして登場する場面での外見的な雰囲気やかつらをかぶった姿、そして自分の心臓をあげようと思えるほど愛する女性に尽くせる情熱、そこに大きな魅力を感じました。その後、現世ではジョンボムが登場しますが、彼はジチョルと真逆の性格です。その点でも役者として、“すごく面白そうだ。是非挑戦してみたい”と思いました。

■役作りではどんなことをしたのでしょうか?
前世の舞台である80年代には生まれていないので、時代背景を掴むのに少し苦労しました。それで当時の音楽をたくさん聴いて理解を深めましたし、映画も見ました。時代背景が反映されている海外の作品を選んでヒントを得たりしましたね。でも一番確実なのは監督に聞くことです。例えば80年代の若者の話し方もそうですし、ジチョルの衣装や髪形についてなど、監督の“こうしたら?”という意見を参考にしながら、試行錯誤して役作りをしました。

ボーンアゲイン~運命のトライアングル~

■撮影現場でのムードメーカーは?
誰かが盛り上げたというよりは、和やかな感じでした。明るくて楽しい雰囲気でしたね。作品自体のトーンは暗くて重いのですが、撮影現場は春みたいでした。冬なのに桜が咲いているような感じで。監督と俳優も仲が良いですし、スタッフの皆さんともふざけ合ったりしていました。意外かもしれませんが、シリアスな内容のドラマとはいえ撮影中はとても楽しかったです。

■チン・セヨンさんとの共演はいかがでしたか?
セヨンさんはこれまで何度か僕の親しい俳優仲間と共演をされていました。彼らからは、芝居に対しても意欲的で素晴らしい女優さんなので、共演したらいいと薦められました。それで僕もいつか共演したいと楽しみにしていましたが、この作品で初めて一緒に仕事をしたら、彼女のポジティブなパワーに驚かされました。僕の集中力が切れてしまって感情移入できない時も、彼女がうまくリードしてくれるんです。実はそれに便乗しただけの時もあります(笑)。そういう形で何度も助けてもらったので、辛い時はセヨンさんに頼らせてもらったりと、すごく感謝していますね。それに序盤の前世のシーンでは、重苦しい場面が続いて、気持ちを作るのに苦労したのですが、彼女も状況的には同じでした。でもお互いの目を見て演じると自然に涙が出てくるので、息が合っていると感じましたね。中でも特に印象深かったものは、壁越しに電話をしながら、お互いに涙を流す場面です。そこも難易度の高いシーンで、前日に眠れないくらい不安を抱えていましたが、実際に撮影が始まると、彼女の目から思いが伝わってきました。そういう意味で印象深い場面ですし、彼女にもすごく感謝しています。

■イ・スヒョクさんとの共演はいかがでしたか?
実をいうとスヒョクさんは、僕がデビューする前から憧れていた存在でした。スヒョクさんを見たことがきっかけで、ファッションモデルを志したんです。なので、俳優として共演できることが決まり、とてもうれしくて興奮しました。撮影中もどこか信じられない気持ちで、憧れの先輩として見つめていましたが、スヒョクさんが気さくに接してくださったので、ありがたかったです。どの場面でも素敵でしたが、スーツを着て前髪を挙げた姿は最高でした。第2話の本編が終わった後、次回の予告シーンで、スーツ姿のスヒョクさんが映るんですが、“なんてセクシーなんだ。僕もああなりたい”と思いましたね。現世の役柄を演じられている時が、特にカッコよくてセクシーで、自分もあんな役を演じてみたいと思うほど、すごく素敵でした。

■ご自身の前世は何だったと思いますか?
これは単なる願望かもしれませんが、例えば朝鮮時代のような昔の時代に生きてみたいと思ったことはあります。貴族として(笑)。当時の空気や文化を味わってみたいし、家の前の川を眺めながら散歩したりしたいですね。そういう想像はしました。

■見どころの紹介をお願いします。
チャン・ギヨンです。本作は“転生”がテーマですが、最初は少し理解しづらいかもしれません。でも登場人物の心情を追いながら最終話までじっくり見ていただければ、きっと満足してもらえると思います。気に入っていただけたら、是非周りの方々にも薦めてくださいね。ありがとうございました!

【キャスト】
チャン・ギヨン:コン・ジチョル/チョン・ジョンボム役「恋愛ワードを入力してください ~Search WWW~」
チン・セヨン:チョン・ハウン/チョン・サビン役「オクニョ 運命の女(ひと)」
イ・スヒョク:チャ・ヒョンビン/キム・スヒョク役「ウチに住むオトコ」

【スタッフ】
演出:チン・ヒョンウク「がんばれ!プンサン」
脚本:チョン・スミ

【ストーリー】
1988年、刑事ヒョンビンには古書店を営む恋人ハウンがいた。一方、複雑な環境で育った孤独な青年ジチョルは、教会で出会ったハウンに一目ぼれをする。ある日、ハウンが重い心臓病をかかえていると知ったジチョルは事件を起こしてしまう。そして、ハウンを想うジチョルのさらなる行動が3人を悲劇に導く。
時は流れ2020年――。骨考古学者のサビンはある事件の担当検事スヒョクと出会う。スヒョクはサビンのことが気になる一方、サビンが知り合った医大生ジョンボムの行動を怪しむ。やがてそれぞれに過去の記憶がよみがえり始め…。

「ボーンアゲイン~運命のトライアングル~」
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DVD-BOX1 発売中
DVD-BOX2 2022年1月7日(金)発売

各¥15,840(税込)
発売元:「ボーンアゲイン~運命のトライアングル~」 パートナーズ
レンタル販売元:PLAN Kエンタテインメント
セル販売元:ハピネット・メディアマーケティング
※TSUTAYA TV/FODにて先行配信中
Licensed by KBS Media Ltd. (c) 2020 KBS. All rights reserved
公式サイト:http://www.kandra.jp/bornagain/
予告編:https://youtu.be/lRCrr-e3C4c

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