野木亜紀子オリジナル脚本「連続ドラマW フェンス」青木崇高、與那城奨(JO1)、光石研ら追加キャスト情報解禁!

連続ドラマW フェンス

ドラマ「アンナチュラル」(18)、「フェイクニュース」(18)、「MIU404」(20)、映画『罪の声(塩田武士原作)』(20)等、社会派エンターテインメント作品を数多く手がける脚本家・野木亜紀子が手掛ける新作オリジナルドラマ「連続ドラマW フェンス」(WOWOWにて2023年3月放送・配信)の追加キャスト情報が解禁された。

今回、野木が描くのは2022年に本土復帰50年を迎え、今も世界最大規模の米軍基地を抱える沖縄の現在。W主演を務めるのは映画『勝手にふるえてろ』(17)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞、『万引き家族』(18)で同賞の優秀助演女優賞を獲得するなど、確かな演技力で圧倒的な存在感を放つ、WOWOW初主演の松岡茉優と、アフリカ系アメリカにルーツを持ち、2015年にミックスとして初めてミス・ユニバース日本代表に選出され、差別や偏見を無くすための活動を続ける、WOWOW初登場にして初主演の宮本エリアナ

松岡演じる東京から来た雑誌ライター“キー”と宮本演じる沖縄で生まれ育ったブラックミックス“桜”がバディとなり、ある性的暴行事件の真相を追う、日本のドラマ史上初となる肌の色の違う女性バディがW主人公の連続ドラマだ。

沖縄県警・渉外警ら隊所属の警察官・伊佐兼史役を演じるのは大河ドラマをはじめ、公開中の『犯罪都市 THE ROUNDUP』の次回作への出演が決まっており、初の韓国作品に参加するなど、精力的に活動する実力派俳優の青木崇高。桜の元交際相手で米軍基地従業員の仲本颯太役には今年3月4日にデビュー2周年を迎えた11人組のグローバルボーイズグループ「JO1(ジェイオーワン)」のリーダーで、グループ初の紅白歌合戦出場も決まった沖縄出身の與那城奨。初の連続ドラマ出演にしてWOWOWドラマ初登場となる。キーの上司で「月刊BOWOW(バウワウ)」編集長・東諭吉役には日本を代表する名バイプレイヤーとして映画やドラマ界では欠かせない存在の光石研。野木作品に出演するのは「フェイクニュース」(18)以来となる。

連続ドラマW フェンス

さらに、人種やルーツも様々な国際色豊かなキャストが多数出演。在沖米軍の海兵隊員・ジェイ役にはフランス人のミックスで映画やドラマ、舞台など様々なフィールドで活躍するド・ランクザン望。アメリカから来た小児科医・ホリー役にはロンドンで生まれ育ち、人並外れた努力で日本語を習得して声優や女優として活動するReina。米軍の上官・ハリス役にはソフトバンクのCM「白戸家」シリーズでおなじみのダンテ・カーヴァー。桜の友人で基地従業員のミッキー役には沖縄在住の芸人でアメリカ人を父に持つミックスのニッキー

そして、沖縄出身キャストの役どころも明らかに。颯太の妹・仲本琉那役に比嘉奈菜子、伊佐の後輩で相棒の警察官・上原光栄役に佐久本宝、ジェイの婚約者・山城実結役に松田るか、伊佐の上司で刑事の平良清巳役に志ぃさー、老人ホームで暮らす桜の祖母・大嶺ヨシ役に吉田妙子らが集結。総勢50人を超える沖縄出身のキャストが本作のリアリティを高めていく。それぞれが舞台となる沖縄に想いを馳せ、作り上げる本作にぜひご期待いただきたい。

コメント(敬称略)

伊佐兼史役:青木崇高
沖縄本土復帰50年を迎えた今年ですが、これほど様々な問題を取り扱った「ドラマ」は無かったように思います。
完成したこの「ドラマ」が、現在ある複雑に絡み合った問題を解きほぐす何かのきっかけになってくれればと願っています。
野木さんの脚本からは演じる上で大きな力をいただきました。
撮影で来た久しぶりの沖縄は、やっぱり海も空もキレイでした。

仲本颯太役:與那城奨(JO1)
今回「仲本颯太」を演じてみて、改めて沖縄の問題、基地の現状を知ることが出来ました。
またこの作品を通して皆さんが、沖縄が今抱えている問題に目を向けてくれたら嬉しいですし、僕自身も、今後ともさらに沖縄について学ぶべきことが沢山あると感じました。特に、僕も今まで沖縄で過ごしてきた中で見ることのなかった側面などを、今の若い世代、僕と同じ世代の方々に、見て気付いて頂けたらなと思います。

東諭吉役:光石 研
以前、脚本家の野木さん、北野プロデューサーのコンビ作「フェイクニュース」に出させて頂き、サスペンスとエンターテインメントのバランスに、身震いしました。そして今回、野木さん・北野Pコンビに加え、沖縄出身のWOWOW高江洲P、松本佳奈監督、主演に松岡さんと宮本さん!このメンバーを聞いて化学反応が起こらない筈がありません!重いテーマを軽やかに。でもしっかりビターな作品に仕上がるのでは。僕自身、出演させてもらうのですが、イチ視聴者として、楽しみで仕方ない!乞うご期待です。

仲本琉那役:比嘉奈菜子
沖縄の至る所にあるフェンス、授業中に窓から見えるオスプレイ、洋楽を爆音で流し走るYナンバーの車、私は幼い頃からそれが当たり前の光景として育ちました。「沖縄ってパスポートいるんでしょ?」って東京の友達にふざけて言われた言葉。自分でもなんでか分からないけど、すごく嫌でした。
沖縄本土復帰、50周年。私が今まで目を背けてきた沖縄の影の部分、その数の多さにこの作品を通して何度も気付かされ辛くなり引きちぎられる思いでこの作品に向き合っています。
“沖縄”の問題だけじゃない、差別、偏見、いじめ、性的暴力、誹謗中傷、誰もが一度は無くなってほしいと考えたことがあるはずです。
今この時代だからこそ多くの人に見て欲しい、届けたい。沖縄のフェンスを通して今”何か”に悩んでるあなたに、少しでもその”何か”に対して前を向いて、向き合えるメッセージを伝えていきたいです。

大嶺ヨシ役:吉田妙子
沖縄に真正面から向き合ってくださったプロデューサー、脚本家さん、皆さんに感謝いたします。私事ですが、私の娘は米軍人と結婚し、今、娘と孫たちはアメリカに住んでいます。孫たちのことを思うと、桜の気持ちが痛いほど分かります。沖縄のこと、桜のことを考えて、一生懸命、演じさせて貰いました。

ストーリー
雑誌ライターのキーこと小松綺絵(松岡茉優)は、米兵による性的暴行事件の被害を訴えるブラックミックスの女性・大嶺桜(宮本エリアナ)を取材するために沖縄へ向かう。桜の供述には不審な点があり、事件の背景を探る必要があったのだ。米軍基地の門前町・通称コザを訪ね、桜の経営するカフェバーMOAIへ行き、観光客を装って接近。桜の祖母・大嶺ヨシ(吉田妙子)が沖縄戦体験者で平和運動に参加していることや、父親が米軍人であることを聞く。
一方でキーは、都内のキャバクラで働いていた頃の客だった沖縄県警の警察官・伊佐兼史に会い、米軍犯罪捜査の厳しい現実を知る。やがて、沖縄の複雑な事情が絡み合った“ある真相”に辿り着く。キーが見つけた事件の真相とは?!

作品タイトル:「連続ドラマW フェンス」
出演:松岡茉優 宮本エリアナ / 比嘉奈菜子 佐久本宝 志ぃさー 吉田妙子 ほか
脚本:野木亜紀子(「アンナチュラル」「MIU404」『罪の声(塩田武士原作)』)
監督:松本佳奈(「きょうの猫村さん」「パンとスープとネコ日和」『マザーウォーター』)
音楽プロデューサー:岩崎太整
プロデューサー:高江洲義貴 北野拓
製作:WOWOW NHKエンタープライズ

番組特設サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/fence/

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