映画『22年目の記憶』自らを国家主席だと思い込むソングンがスーパーで反資本主義を唱える本編映像解禁―1/5(土)公開

22年目の記憶

『殺人者の記憶法』のソル・ギョング主演『22年目の記憶』(配給:ファインフィルムズ)は2019年1月5日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて公開となる。この度本作の本編映像が解禁された。

今回解禁された本編映像では、ソル・ギョング演じる自らを金日成(キム・イルソン)だと思い込んでいるソングンがスーパーに1人出向いてしまったシーンから始まる。棚に並んだ色とりどりの商品を見つめ、手に取り、「反資本主義の旗を挙げよ 目を覚ますのだ」と一人呟くソングン。身振り手振りで国威発揚の発言を続けるソングンに、スーパーの客も店員も怪訝そうな様子。
一方息子テシク(パク・ヘイル)と彼を慕うヨジョン(リュ・ヘヨン)は、家からいなくなったソングン探しに必死。やっと見つけたスーパーの中では、ソングンが店員と言い争いの真っ最中だ。「責任者の本分を全うしろ!」「物資を積み上げて腐らせるつもりか!」と1994年の韓国に実在する人物とは思えない的外れな発言を大声で繰り返すソングンに、店員も腹を立て始める。店員をとりなし、ソングンをなだめようとするテシクの必死の牽制も裏目、怒りを爆発させたソングンはテシクを突き飛ばし、店員に掴みかかる。
自らを金日成だと思い込むソングンをコミカルに、しかし危うさ抜群に演じるソル・ギョングと、彼に振り回されながらも必死でとりなす息子テシク役のパク・ヘイル、そして2人に比べればキャリアの浅いリュ・ヘヨンが重要な立ち回りを鮮やかに決めてみせる一幕。演技者たちのケミストリーが本編に先んじて垣間見れる映像だ。

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主演は、『1987、ある闘いの真実』『殺人者の記憶法』など、演技力・興行力を兼ね備えた韓国を代表する俳優、ソル・ギョング。共演にはもう一人の演技派、『天命の城』『神弓-KAMIYUMI』のパク・ヘイル。そのほか『オクジャ/Okja』のユン・ジェムン、『殺人者の記憶法』でソル・ギョングと共演したイ・ビョンジュン、『あいつだ』のリュ・ヘヨンなど、実力派俳優が脇を固める。監督・脚本は『ヨコヅナ・マドンナ』『彼とわたしの漂流日記』など、独創的な設定と演出力で知られるイ・へジュン。韓国と北朝鮮の南北首脳会談のリハーサルが行われたという記事から着想を得て、実力派俳優2人の父と息子の22年に渡る物語を見事完成させた。

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ストーリー
1972年、韓国と北朝鮮との間で南北共同声明が発表される。統一ムードが高まるなか、初の南北首脳会談に向け、韓国では北朝鮮の最高指導者・金日成(キム・イルソン)の代役オーディションが秘密裏に行われた。オーディションに受かった売れない役者ソングン(ソル・ギョング)は、いつしか自分を金日成だと信じ込んでしまう—。22年後の1994年、ある理由からそんなソングンと、彼に振り回されてきた息子テシク(パク・ヘイル)の同居生活が始まる。

作品タイトル『22年目の記憶』
出演:ソル・ギョング 『殺人者の記憶法』、パク・ヘイル 『神弓-KAMIYUMI-』、ユン・ジェムン、イ・ビョンジュン、リュ・へヨン
監督:イ・へジュン『ヨコヅナ・マドンナ』
2014/韓国/カラー/韓国語/128分/原題:나의 독재자/英題:My Dictator
映倫:G
配給:ファインフィルムズ

公式サイト:http://www.finefilms.co.jp/22nenme/
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2019年1月5日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋他にてロードショー

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