第71回ロカルノ映画祭金豹賞受賞作『幻土』撮影監督・浦田秀穂氏がスペイン・バリャドリード映画祭で撮影監督賞受賞!

幻土

2000年12月に記念すべき第1回が開催された国際映画祭「東京フィルメックス/TOKYO FILMeX」。今年で19回目を迎える「東京フィルメックス」は、アジアを中心とした新進気鋭の監督たちの作品を集め、どこよりも早く、ここでしか観られない注目作品がラインナップされる唯一の国際映画祭だ。そのコンペティション部門で上映が決定している作品『幻土(げんど)』が、10月20日~27日まで開催されたスペインのバリャドリード国際映画祭にて「撮影監督賞」を受賞した。

画像01

同映画祭は、スペインでは最大のサンセバスチャン国際映画祭につぐ規模の映画祭で、今年で63回目を迎える歴史ある映画祭だ。シンガポール、フランス、オランダの合作による 『幻土(げんど)』は、撮影を日本人の浦田秀穂氏が担当。浦田氏は、代表作に第29回モントリオ―ル国際映画祭で史上初5冠に輝いた『窯焚―KAMATAKI―』などがあり、国際的に活躍している撮影監督の一人である。また、ヨー・シュウホウァ監督は、東京フィルメックスの人材育成プログラム「タレンツ・トーキョー」の修了生でもある。本年は、第71回ロカルノ国際映画祭で最高賞の金豹賞を受賞している話題作。フィルメックスでは、公式上映で二人の登壇も予定している。 ぜひ、この機会に『幻土(げんど)』の上映と舞台挨拶にご注目頂きたい。

画像02

『幻土(げんど)』A Land Imagined

監督:ヨー・シュウホァ
2018/95分/ シンガポール、フランス、オランダ

シンガポールを舞台に、ある中国人移民労働者の失踪事件から明らかになっていく、この男の過去とは?フィルム・ノワールと社会派リアリズムが奇跡的に融合した物語。第71回ロカルノ国際映画祭で金豹賞受賞。撮影監督は、日本人カメラマン・浦田秀穂。

画像03

画像04

第19回東京フィルメックス<コンペティション部門>にて上映
上映日:
11月19日(月)18:40
11月22日(木)12:30
※いずれも有楽町朝日ホールにて/19日はヨー監督・浦田撮影監督のQ&Aを予定

撮影監督:浦田秀穂(うらた・ひでほ)

画像05

(c)Akanga Film Asia

ニューヨーク大学大学院在学中にアーネスト・デッカーソンやスティーブン・H・ブラムなどのカメラ・アシスタントを務め、 撮影現場で経験を積む。2011年よりラサール芸術大学映画学科に就任。主な作品に『KAMATAKI』(モントリオール国際映画祭5部門受賞、ベルリン国際映画祭特別賞)、『クローンは故郷をめざす』(サンダンス映画祭正式招待作品、モントリオールファンタジア映画祭最優秀撮影賞)、『Disappearing Landscape』(ロッテルダム国際映画際招待作品)、『7 Letters』(釜山国際映画祭招待作品)などがある。『7 Letters』は第88回米アカデミー賞外国語映画賞部門のシンガポール代表作品に選出された。また本作で、先日開催されていた「第63回バリャドリード国際映画祭」(スペイン)にて<最優秀撮影賞>受賞。

監督:ヨー・シュウホァ(YEO Siew Hua)
画像06

シンガポール国立大学で哲学を学ぶ。2009年に、監督&脚本をつとめた実験的映画『In The House of Straw』にてデビュー。批評家から、シンガポールのニューウェーブの重要な作品として称賛された。その他の作品は、『Wormhole』 (12)、『The Obs:A Singapore Story』(14)、『The Minotaur』(16)など。2015年「タレンツ・トーキョー」の修了生。

「第19回東京フィルメックス」開催概要

開催:11月17日(土)~11月25日(日)
会場:
【メイン会場】有楽町朝日ホール
【オープニング&レイトショー】TOHOシネマズ 日比谷
【特別上映会場】有楽町スバル座

「第19回東京フィルメックス/TOKYO FILMeX 2018」11月17日(土)~11月25日(日) 有楽町朝日ホールほかにて開催!!

↑上に戻る