林遣都×小松菜奈W主演!作家・三秋 縋による切なくも美しいラブストーリーが待望の映画化『恋する寄生虫』2021年公開

作家・三秋 縋の代表作であり、10万部を突破したヒット作「恋する寄生虫」を原案とした、映画『恋する寄生虫』(KADOKAWA配給)が、2021年に公開することが決定した。
ウェブ上で作品を発表したことがきっかけで2013年にメディアワークス文庫から作家としてデビュー。2作目の「三日間の幸福」(メディアワークス文庫)が22万部を超えるベストセラーとなり、10~20代をはじめとする若者を中心に絶大な支持を得る作家・三秋 縋。2019年には「君の話」(早川書房)が第40回吉川英治文学新人賞候補入りし話題になる等いま最も期待を集める新鋭作家だ。

主演を務めるのは、NHK連続テレビ小説「スカーレット」(19-20)、『護られなかった者たちへ』(20)への出演と快進撃を続ける林遣都。さらに林とW主演として名を連ねるのは、『溺れるナイフ』(16)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16)、『糸』(20)など、ラブストーリーのヒロインとして、女性からの支持も熱い小松菜奈。若手ながら抜群の演技力には定評のある二人が本作で待望の初タッグを組む。
林が極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に生きる青年・高坂に、小松が視線恐怖症に苦しむ不登校の女子高生・佐薙に扮し、繊細で儚い恋物語を紡いでいく。

監督を務めたのは、CMやミュージックビデオを中心に多岐にわたり活躍を広げる異才・柿本ケンサク。TOYOTA、コカ・コーラ、ユニクロ、Kanebo、Panasonicなどの企業CM、近年では、長澤まさみ出演「UNDER ARMOUR」や、菅田将暉と中村倫也が共演した「アサヒスーパードライ」など話題作を手掛ける若きCM界のトップランナーが、現代の孤独を描いた繊細なラブストーリーの映画化に挑む。脚本を手掛けるのは『長い散歩』(06)、『眉山―びざん―』(07)、『トワイライト ささらさや』(14)の山室有紀子

潔癖症に苦しむ孤独な青年と、視線恐怖症の不登校女子高生。誰かを好きになることなど一生ないと諦めていた孤独で不器用な二人が出会い、運命の恋に落ちる。しかし彼らの幸福な日々はそう長くは続かなかった――。
観た人の心にそっと寄り添う感動の物語にご期待いただきたい。

◎「恋する寄生虫」書影
三秋縋「恋する寄生虫」
(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)

コメント

■高坂賢吾役:林遣都
『恋する寄生虫』は普通の恋愛映画ではないファンタジックな要素もありつつ、軸として描かれるのは 人の心の変化です。
人生に行き詰っていた人間が、誰かと出会って感じたことのない喜びを味わい、思いがけないところにたどり着く。
この映画も、誰も想像出来ない世界が広がっている新しいラブストーリーになっていると思います。
物語は高坂と佐薙の二人の関係性をメインに進んでいきますがさらに内容や設定にも一癖あり難しい役柄です。
毎回想像を超えるアイディアをくださった柿本監督に出会えたこと、そして小松さんとお互いの心を通わせながら気持ちをぶつけ合いお芝居できた撮影の日々はとても印象深いものとなりました。
きっと今まで見たことのない恋愛映画になっていると思うので、観ていただける皆さんには登場人物それぞれの感情の変化を想像しながら楽しんで頂ければ嬉しいです。

世の中がいつ抜け出せるか分からない大変な危機に瀕していますが、細心の注意を払い、一刻も早く穏やかな日常が再び訪れることを心から祈っています。

■佐薙ひじり役:小松菜奈
“寄生虫”がキーワードになるラブストーリーという今までにない作品で、柿本監督と林さんとこの作品でご一緒出来たことは非常に光栄でした。
社会に馴染めない不器用な二人の恋愛は初々しく新鮮で、佐薙ひじりを演じる日々はとても愛おしい時間でした。
視線恐怖症に苦しむ繊細なキャラクターである佐薙ひじりを演じるうえで、迷いや不安もありましたが、撮影が進んでいく中で彼女を理解していき、最後には素直に感情をぶつけられたと思います。
林さんの現場に挑む姿勢は勉強になることばかりでした。演じる役や作品に対する姿勢やアプローチがとてもカッコ良く、そしてセリフや演技について相談すると倍にしてアドバイスを返してくださいました。
今回ご一緒出来てとても嬉しかったです。
素敵な物語に柿本監督の個性が混ざり合い、きっとこれまでにない新しい作品になっていると思います。

今や明日何が起こるか分からない不安定な状況が続いていますが、一日も早く世の中に明るい光が差す事を心より願っています。

■監督:柿本ケンサク
〇『恋する寄生虫』をどのように映画化したいと考えたか
僕は『恋する寄生虫』というラブストーリーを通して<心>の在り方についてを描きたいと考えました。
人間の心はどこにあるのか? 心は目にも見えないし形もないけど確かにそこにある。
主人公の二人は虫に寄生され、そのせいでこの社会に馴染めずにいます。
社会不適応に苦しむ二人こそが弱さを知る者なのです。
今、社会全体が大変な状況に置かれている中、自分を含む多くの人が未来への希望を失う危機に瀕しています。
こういう状況だからこそ、本当に大切なものが何かを見失わないよう常に自分自身の心に耳を傾けたい、そんな思いを込めています。

〇林遣都さん、小松菜奈さんについて
林さんが、この映画に心を、小松さんが命を与えてくれました。
主人公二人が抱える不安や悩みは目に見えるものではなく、心の奥の方に隠れています。
そんな弱さを演じるのは簡単なことではない。その弱さに真剣に向き合ってくれたことに僕は日々、学びを得ました。
結果、僕が想像していたものを遥かに超え、新しい物語へと成長させてくれました。

プロフィール

■高坂賢吾役:林遣都
1990年生まれ、滋賀県出身。2007年に映画『バッテリー』の主演で俳優デビューし、第31回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。NHK連続テレビ小説「スカーレット」(19-20)など、幅広い演技をこなす実力派俳優。主な出演作に『ダイブ!!』(08)、『ラブファイト』(08)、『風が強く吹いている』(09)、『パレード』(10)、『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』(11)、『莫逆家族 バクギャクファミーリア』(12)、『ROAD TO HiGH&LOW』(16)、『花芯』(16)、『グッドモーニングショー』(16)、『しゃぼん玉』(17)、中国映画『青禾男高』(17)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(17)、『チェリーボーイズ』(17)、『コーヒーが冷めないうちに』(18)、『劇場版 おっさんずラブ~LOVE or DEAD~』(19)など。公開待機作に『護られなかった者たちへ』(20)がある。

■佐薙ひじり役:小松菜奈
1996年生まれ、東京都出身。中島哲也監督『渇き。』(14)で長編デビューを飾り、第38回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。マーティン・スコセッシ監督『沈黙 サイレンス』(16)ではキリシタンのモニカ役を演じ、国内外から高い評価を得る。主な出演作は、『バクマン。』(15)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『溺れるナイフ』(16)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16)、『恋は雨上がりのように』(18)、『来る』(18)、『サムライマラソン 』(19)、『さよならくちびる』(19)、『閉鎖病棟―それぞれの朝―』(19)など。公開待機作に『糸』(20)、『さくら』(20)がある。

■監督:柿本ケンサク
映像作家・写真家。映画、CM、ミュージックビデオを中心に、演出家、映像作家、撮影監督として多くの映像作品を手がける。映画監督としては、 窪塚洋介を主演に迎え全編パリで撮影した『UGLY』(11)、ドキュメンタリー作品『LIGHT UP NIPPON』(12)等を手掛ける。
2016年1月、代官山ヒルサイドフォーラムにて写真展『TRANSLATOR』展を開催。同年11月、ART PHOTO TOKYOに参加。映像、写真という境界を越えた活動を広げている。2016年ACCグランプリ他、Cannes Lions International Festival of Creativity、One Show Design、 London International Awards、New York Festivals、AD STARS、Spikes Asia、ADFEST、THE Adobe WW Sales Conference Film Festivalなどで数々の賞を受賞。
日本のみならず欧米、アジアへと活動範囲を広げている。

■原案:三秋 縋
1990年生まれ、岩手県出身。ウェブ上で『げんふうけい』名義の小説を発表し人気を博す。
2013年、メディアワークス文庫から「スターティング・オーヴァー」で作家デビュー。
2作目の「三日間の幸福」(メディアワークス文庫)は22万部を超えるベストセラーとなり、10~20代をはじめとする若者を中心に絶大な支持を得る。
その他の著作に「いたいのいたいの、とんでゆけ」「君が電話をかけていた場所」「僕が電話をかけていた場所」(すべてメディアワークス文庫)があり、累計で65万部を超えるヒットを記録している。
最新作「君の話」(早川書房)では第40回吉川英治文学新人賞への候補入りが話題となり読者層を広げている。

 


ストーリー
極度の潔癖症から誰とも人間関係を築けずに孤独に過ごす青年・高坂は、視線恐怖症で不登校の少女・佐薙の面倒を見ることに。露悪的な態度をとる佐薙に辟易していた高坂だが、それが自分の弱さを隠すためだと気付き共感を抱くようになる。クリスマスに手をつないで歩くことを目標にリハビリを始めた二人はやがて惹かれ合い、初めての恋に落ちていくが――。

作品タイトル:『恋する寄生虫』
主演:林遣都 小松菜奈
監督:柿本ケンサク/脚本:山室有紀子
原案:三秋縋「恋する寄生虫」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
配給:KADOKAWA

公式サイト:koi-kiseichu.jp
コピーライト:(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会

2021年 全国ロードショー

 

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