映画『リトル・ジョー』本編解禁!いとうせいこう氏「植物に人間が操られているのはすべての園芸家の実感」 ―7/17公開

昨年、第72回カンヌ国際映画祭でエミリー・ビーチャムが女優賞を獲得した映画『リトル・ジョー』。6月に予定していた公開が延期となっていた本作が、ついに7月17日(金)よりアップリンク吉祥寺他全国順次ロードショーとなる。

人間によって生み出された新しい植物が人知を超えた進化を遂げ、知らぬ間に人に感染し、支配していたとしたら…という、まったく無いとは言い切れないテーマに挑んだ本作。この度、怪しくも美しい映像で、未知の恐怖を描いた冒頭本編映像が解禁となった。

研究所を訪れた企業の人間に、香りで人を幸せな気持ちにするという新種の植物“リトル・ジョー”のプレゼンをする研究者のアリスと助手のクリス。“リトル・ジョー”がもたらす幸せの秘密は、香りによって母性ホルモンを促進すること。それによって「植物を子供のように」愛し、気分を高めて鬱も防ぐことができるというアリスたち。ストレス社会に生きる人類にとっては夢のような植物だが、この「子供のように愛することができる」という“リトル・ジョー”の魅力が、人間を未知の恐怖に導くことになるのだった…。

リトル・ジョーさらに、植物をこよなく愛する作家のいとうせいこう氏からも本作への絶賛コメントが到着した。

“既に日常を植物に支配されている”と公言するいとう氏は一見、荒唐無稽なこの物語に「植物に人間が操られているのはすべての園芸家の実感である。これは正統派スリラーかつ美しいアートのようであり、道端の花の前でふと見る夢。」と、マンションのベランダで数々の植物を育てるベランダ園芸家“ベランダー”ならではの視点でコメントを寄せた。

“リトル・ジョー”が放つ蠱惑的な美しさと、おとぎ話のような耽美な世界観でカンヌ国際映画祭を震撼させたボタニカルスリラー『リトル・ジョー』は7月17日(金)公開。

リトル・ジョー

第72回カンヌ国際映画祭でエミリー・ビーチャムが女優賞を獲得した、
新種の植物“リトル・ジョー”が齎す多幸感に周囲の人々が囚われていく
新感覚ボタニカル・スリラー!

本作は、「奇跡の水が湧き出る地」として知られるルルドを舞台にしたサスペンスドラマ『ルルドの泉で』でヴェネチア国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞した気鋭女性監督ジェシカ・ハウスナーの最新作。主演は、カンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いたエミリー・ビーチャム。カンヌでの受賞後、ディズニー製作『101匹わんちゃん』の悪役クルエラを主人公とした新作『Curuella(原題)』への出演も決定し、いま最も世界的に脚光を浴びている女優の1人といえる。共演には、『007』シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』出演のベン・ウィショー。音楽は、日本人作曲家、故・伊藤貞司。尺八や和太鼓、琴など和楽器の音色で創り出される、危うく儚い旋律も必聴。
不気味なほどに美しい真紅の花、リトル・ジョーの齎す幸せに、あなたもきっと魅了され、堕ちていく―。

ストーリー
新種の植物開発に取り組む研究者のアリス(エミリー・ビーチャム)は、息子のジョー(キット・コナー)と暮らすシングルマザー。彼女は、ある特殊な効果を持つ美しい真紅の花の開発に成功した。その花は、ある一定の条件を守ると、持ち主に“幸福をもたらす”という。会社の規定を犯し、アリスは息子への贈り物として花を一鉢自宅に持ち帰り、“リトル・ジョー”と命名する。花が成長するにつれ、息子が奇妙な行動をとり始める。アリスの助手、クリス(ベン・ウィショー)もリトル・ジョーの花粉を吸い込み、様子がいつもと違う。何かが少しずつおかしくなっていくその違和感は、果たしてこの植物がもたらしたものなのか…。

リトル・ジョー作品タイトル:『リトル・ジョー』
出演:エミリー・ビーチャム、ベン・ウィショー、ケリー・フォックス、キット・コナー 他
監督:ジェシカ・ハウスナー『ルルドの泉で』
2019/オーストリア・イギリス・ドイツ/105分/カラー/ビスタ/5.1ch/英語/原題:Little Joe/日本語字幕:金関 いな
配給:ツイン

公式サイト:littlejoe.jp
公式Facebook:@littlejoe0619
ツイン公式Twitter:@movietwin2
コピーライト:(C) COOP99 FILMPRODUKTION GMBH / LITTLE JOE PRODUCTIONS LTD / ESSENTIAL FILMPRODUKTION GMBH / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THE BRITISH FILM INSTITUTE 2019

7/17(金)アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショー

 

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