映画『ロングレッグス』(3月14日公開)をいち早く鑑賞した著名人より、コメントが到着した。

本作は、全米公開初日から3日間で興収2240万ドルをたたきだし、2024年公開の独立系ホラー映画における全米最高のオープニング成績をおさめ、独立系ホラー映画として過去10年間の全米最高興収を記録(2024年12月時点)。さらに、2024年公開独立系作品において全米興収1位を記録(2024年12月時点)。北米配給のNEONにおいてはアカデミー賞受賞の『パラサイト 半地下の家族』の北米最終興収5,336万ドルを超えて、NEON史上最高興収作品となった話題作。
オズグッド・パーキンス監督は、黒沢清監督によるサイコ・スリラー映画『CURE』を好きな映画の一つに挙げており、実際にサイコ・キラーが不可解な事件を巻き起こしていくストーリーは、『CURE』を連想させる。今回、黒沢清監督よりコメントが到着し、「どう言えばいいのだろうこの物凄い緊張感を。何か恐ろしいものが出てくるというのではなく、こちらの常識が終始ひっくり返りそうになるのだ」と、研ぎすまされたカメラワークと編集の技巧、画面のアスペクト比を変えるアイデアを駆使し、新たな恐怖表現を生み出したオズグッド・パーキンスの手腕を絶賛。
さらに、清水崇監督や、『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』が公開中の近藤亮太監督ら、ホラーのプロフェッショナル達からコメントが到着。
また、手掛けたホラー小説「近畿地方のある場所について」の映画化が決まり話題の背筋は、「おぞまし過ぎるロングレッグス(あしながおじさん)の不快な魅力に憑りつかれました」、ホラー映画に精通するお笑い芸人のこがけんも、「こんな足長おじさん(ロングレッグス)は恐ろし過ぎる!!ヒトコワか否か断定させぬまま終盤にもつれ込むストーリーの上手さ、答え合わせの鮮やかさには舌を巻いてしまった!!」とコメントを寄せた。

そして、ロングレッグスがあなたの耳元で“何か”を囁く恐怖の電話キャンペーンが始まる。3月4日から4月末日まで開催される本キャンペーンは、指定された謎の電話番号に電話をかけると、ロングレッグスにつながるという。詳細は、後日公式Xにて発表される予定。
コメント一覧(順不同・敬称略)
どう言えばいいのだろうこの物凄い緊張感を。何か恐ろしいものが出てくるというのではなく、こちらの常識が終始ひっくり返りそうになるのだ。
黒沢清 映画監督
研ぎ澄まされたビジュアルとサウンド、荒唐無稽な厨二病じみた狂気!
本作が孕んだ狂気は、日本の観客の多くを迷宮の闇へと誘うだろう。
『羊たちの沈黙』×『シャイニング』×『セブン』×『ゾディアック』…
明らかに影響を感じる映画はたくさんあるが、
この妙に映画偏差値の高そうなホラーを印象のままに受け止めてはいけない。
陰鬱とした空気に宿る闇の正体は厨二病のそれに似ている…
その意味では『ゲットアウト』なども入ってくるかもしれない。
T.Rexの“Gei it on”が本作で初めての方は一生この印象に囚われるかもしれない。
難解に捉える必要は無い…厨二病から始まる逃れようのない自我の嵐、
人の心と身体に宿る正体不明の闇そのものが化け物であり、恐怖なのだ。
清水崇 映画監督
好きな映画は開始5秒で胸を掴まれる。
ホラー映画は開始5秒でもう怖い。
まさにそれ。
開始5秒で怖くて好きな映画だと思った。
BGMは昔ながらのホラーな音をあえて使っている感じ。
カット割や色も懐かしい感じなんだけど新しくもある。
芝居している後ろで流れているテレビも不気味。
最後まで引っ張られるストーリーも最高でした。
品川ヒロシ 映画監督
子どもの頃通っていたレンタルビデオ屋に「こわい棚」があった。サイコスリラー、オカルト、心霊。
全部まとめて異様な障気を放つそのコーナーを恐れつつ惹かれていた。あの一角まるごとが一本の映画になったような映画が『ロングレッグス』だった。
濃縮された悪意であり恐怖を描くジャンル横断型映画。好きです。
近藤亮太 映画監督
おぞまし過ぎるロングレッグス(あしながおじさん)の不快な魅力に憑りつかれました
背筋 作家
これほど謎に満ちていて、不気味で陰惨で救いがないのに、なぜかお洒落で軽快で美しくて、それが最高に気持ち悪い。
尾崎世界観 クリープハイプ
異様な静寂。引き攣った記憶。不吉な兆候。連鎖。
『ロングレッグス』は、観る者を深淵へと引きずり込む。
そしてその呪詛は、不思議と詩的な美しさがある。それが怖い。
大森時生 テレビ東京 プロデューサー
え!?あれニコラス・ケイジだったの…!?って気付かないくらい殺人鬼にドハマりした”怪演”ニコラス・ケイジが凄まじい!
“怪演”て言葉じゃ足りないほどキモ恐ろしい…!FBIが謎を追う本格スリラー!
シネマンガ おざき映画館 お笑い芸人
僕は、特に映画に詳しいとか造詣が深い訳ではありません。
ただそんな僕でも、この映画のヤバさだけはわかりました。
不気味すぎて、観た後「なんでこの仕事を引き受けたんだろう」と若干後悔しました。
ミルクボーイ 駒場 お笑い芸人
良質ホラー三原則とは!!90年代アメリカ!!FBI捜査官!!殺人鬼!!
これはUSホラー黄金期のDNAを引き継いだ新時代のホラー作家による正拳突きのようなA級ホラー映画だ。
そして生き生きとした不穏さを垂れ流しながらスクリーン内を支配するニコラス・ケイジを見れるのは「LONGLEGSロングレッグス」だけ!!もういい!?
おミュータンツ 宮戸フィルム お笑い芸人
こんな足長おじさん(ロングレッグス)は恐ろし過ぎる!!
広角レンズの映像はとにかく不穏でスタイリッシュ、耳に貼り付く音響が恐怖を掻き立てる!
ヒトコワか否か断定させぬまま終盤にもつれ込むストーリーの上手さ、答え合わせの鮮やかさには舌を巻いてしまった!!
飛び交う前情報を頭から排除し、真っさらな状態で臨むべき快作!
2025年コガデミー助演男優賞はニコラス・ケイジに決定!!
こがけん お笑い芸人


『ロングレッグス』
出演:マイカ・モンロー、ニコラス・ケイジ、ブレア・アンダーウッド、アリシア・ウィット
監督・脚本:オズグッド・パーキンス
2023年/アメリカ/英語/101分/シネスコ/カラー/5.1ch/原題:LONGLEGS/日本語字幕:牧野琴子
PG12
配給:松竹
(C) MMXXIII C2 Motion Picture Group, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/longlegs/
公式X:@Longlegs_JP
2025年3月14日全国公開