映画『SLEEP マックス・リヒターからの招待状』本編映像解禁&コトリンゴ、真鍋大度ら各界著名人のコメントが到着!

SLEEP マックス・リヒターからの招待状

観客は開演した真夜中から明け方まで、会場に並べられたベッドに横たわり“眠っている間に聞くために作られた8時間以上に及ぶマックス・リヒターの【スリープ(SLEEP)】ライブ演奏を聴く。そしてそのまま本当に眠ってしまったり、歩き回ることも自由―。

ロサンゼルス野外のグランド・パークやシドニーのオペラハウス、アントワープの聖母大聖堂など世界各地のシンボリックな場所で次々と開催し話題をさらった“眠り”をテーマとするまったく新しいスタイルのコンサート【スリープ】

その全貌とその裏側を、このコンサートを企画、そして「スリープ」の作曲・演奏も手掛けた音楽家 マックス・リヒターの素顔とともに追いかけた珠玉のドキュメンタリー『SLEEP マックス・リヒターからの招待状』が、3月26日()より公開される

この度、天才音楽家の創作の裏側を捉えた本編映像が解禁された。

“芸術”と“科学”、相反するように見えるこの2つの世界が持つ、不思議な共通点について言及することから映像は始まる。それは、前の2つの数の和が次の数になる“フィボナッチ数列“。花びらの枚数、貝殻のらせん模様や松ぼっくりのかさの並びなど自然界に数多く存在する不思議な法則だが、作曲に利用されることも多いという。「ドビュッシーやバルトークはこの数列を用いて曲の盛り上がりを表現した」と語られ、芸術の世界と数学や科学の世界には美しさの共通項があり「我々が生きる混沌とした世界を読み解くための言葉なんだ」と言及される。

ピアノに向き合いひとり静かに作曲活動に勤しむリヒター。「作曲中はうまくいくか不安で、落ちていくような感覚だった」と当時を思い起こし「これほど長い曲は頭の中にとどめておけない、思いついた瞬間に書く。従来の作曲法には反したやり方だ」「自分が熟知している領域の中なら、マックス・リヒターらしい曲がすぐ作れる。でも【スリープ】はそういう光から出て、暗闇を探りながら作った」と、8時間にも及ぶ楽曲【スリープ】を製作した際の苦労を明かしている。

また合わせて、コトリンゴ、真鍋大度、前田エマら各界の著名人総勢13人から本作へのコメントも到着した。

コメント一覧 <※順不同/敬称略>

美しい映像と共に、「SLEEP」をちょっと体験できた気持ちになり、
不思議で穏やかな夢を見ているようだった。
とても贅沢な音楽会、そして睡眠のかたち。
会場で「SLEEP」と共に眠ると、私はどんな感情と一緒に目覚めるのだろう。
自分のベッド持参で参加してみたい!
コトリンゴ(音楽家)

権威や政治に負けず自分の信念を貫き通す姿を通じて、作り手として何を大事にすべきか、
そして人生において何に重きを置くかを強く問いかけてくる。
表現活動に関わる全ての人に観てもらいたい。
真鍋大度(アーティスト、インタラクションデザイナー、プログラマ、DJ)

「睡眠を共有する」
そんな夢のような話が、ここには本当にありました。
そしてそれは、芸術家として共に生き抜くパートナーの記録だったのです。
前田エマ(モデル)

こんなに心地の良い「超低音」を体験したのは初めての経験。
映画はもちろんのこと、あの「SLEEP」の音楽を映画館で堪能できること本当に贅沢な体験!
水野蒼生(指揮者/クラシカルDJ)

ぼくも震災の年、ボルダリングジムで眠りにまつわるコンサートをやったことがあって、
マックス・リヒターの「SLEEP」の試みのことは気にしておりました。
アルバムを拝聴させていただき、本当に素晴らしかった。
今回の映画体験でも、充分に、その音楽的意図は伝わってきました。刺激になりました。
鈴木惣一朗(音楽家)

はじめは先鋭的なコンサートのドキュメンタリーとして見ていましたが、
すぐになにかが違うと気づきました。
この映像、そして『Sleep』自体が、「夫婦ふたりの人生の作品」なのだと。
そう見え始めた瞬間、深く心を打たれました。
リヒターが作る曲が優しいのは、それゆえなのだと。
複雑な現代に必要な癒しだと思います。
寒川裕人(現代美術家)

内省的になって、どんどん感覚が研ぎ澄まされていく。
他の音楽ドキュメンタリーでは決してできないような体験だった。
映画が終わった後は、まるでぐっすり寝たかのように、
心から余計なものが取り払われて、本当に清々しかった。
ありがとう、マックス・リヒター。
山崎まどか(コラムニスト)

まどろみの中に心は何を感じ、身体は何を想うか。
この音の粒の前に全ては露わになる。
音は、我々の身体に委ねられ、肉体を通じて心の奥底へと染み込んでいく。
マックスの音楽を聴きながら、自分自身の人生を聴いているのだ。
誘われる世界は、こんなにも儚く優しさに溢れている。
私たちは皆、固有の一人であり、私たちは皆、固有に美しい。
山崎晴太郎(アートディレクター)

音を研ぎ澄ませていった先の必然としての、聴取環境そのものを創出するという試み。
それが堅苦しいものではなくどこか微笑ましいところに、
マックス・リヒターという音楽家の本質がある。
宇野維正(映画・音楽ジャーナリスト)

140億の大脳の神経細胞が同期してハーモニーを奏でる、それが深い心地よい睡眠だ。
私は、マックス・リヒターの音楽と映像が自分の神経細胞と同期することを体験した。
目覚めも爽快だ。ぜひこの体験を分かち合いたい。
西野精治(睡眠研究者、著書「スタンフォード式最高の睡眠」)

音のすごさに驚かされました。感動しました!!
様々な低周波をコントロールしてエネルギー感を操っているようです。
時間軸共に低周波のうねる場所が異なり、心地が良い低周波の海にいるようでした。
ピアノの音色も素晴らしかったです。
ピアノがピアノに、バイオリンがバイオリンに聴こえてました。
佐藤博康(㈱イースタンサウンドファクトリー 代表取締役/odessa音響システムスピーカー設計)

この映画を観た後は、眠ること、そして、音楽に耳を傾けることが、
いかに豊かな体験なのかを実感できるはず。
そして、「スリープ」を疑似体験するには、暗闇の中、見知らぬ人々と
同じ時間を共有する映画館ほど、うってつけの場所はないだろう。
村尾泰郎(音楽/映画ライター)

僕が2017年の「スリープ」アムステルダム公演で体験した
低周波の重低音が見事に再現されていました。
マックス・リヒターが望んだ通りのサウンドが映画館で聴けて感無量です。
前島秀国(サウンド&ヴィジュアル・ライター/マックス・リヒター・プロジェクト企画監修)

3/19(金)世界睡眠デーを記念したキャンペーン続々開催!

<第一弾>『SLEEP マックス・リヒターからの招待状』特別先行上映
・マックス・リヒター&ユリア・マールよりショートメッセージ映像公開
・来場者全員にプレスブックプレゼント
・通常料金¥1800-(各種割引使用可・ムビチケ使用不可)

日程:3月19日(金)18:15開映(上映時間99分)
劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷/シアター1(odessa上映)
チケット発売開始:3月12日(金)19:00より(オンライン&劇場窓口にて)
お問い合わせ先:ヒューマントラストシネマ渋谷
https://www.ttcg.jp/human_shibuya

<第二弾>「スタンフォード式 最高の睡眠」(サンマーク出版)から生まれた最高の睡眠を生み出す、脳が眠る枕が当たるキャンペーン

商品名:「BRAIN SLEEP PILLOW」 STANDARDタイプ
販売価格:ダブルメッシュカバーとのセット 30,000円(税抜)
応募方法:作品公式Twitter(@maxsleepmovie)&Instagram(@maxsleepmovie)をフォローの上、2つのハッシュタグ #SLEEP #マックスリヒター をつけて、「@maxsleepmovie」にアップされている本プレゼントキャンペーン告知をリツイート、または作品のレビューや期待をコメントしてくださった方の中から、抽選で1名様にプレゼント
キャンペーン期間:2021年3月12日~4月15日
プレゼント発送時期:4月下旬予定
お問い合わせ先:アット エンタテインメント
http://www.at-e.co.jp/


マックス・リヒターは、クラシックとエレクトロニック・ミュージックを融合させて作られるポスト・クラシカルの旗手であると同時に映画やテレビのサントラも数多く手掛け、『戦場でワルツを』(2008年)がヨーロッパ映画賞作曲賞、『メアリーとエリザベス ふたりの女王』(2018年)がハリウッド音楽メディア賞作曲賞を受賞したほか『アド・アストラ』(2019年)が、2021年度に開催される予定の第63回グラミー賞最優秀スコア・サウンドトラック賞にノミネート、加えて、大ヒットSF映画『メッセージ』(17)のオープニング&エンディングでも彼のオリジナルスコア「オン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト」が使用され日本でもiTunesクラシック・チャート1位を獲得するなど、いま、映画音楽の世界においてもっとも重要なアーティストの1人ともいわれる人物。

劇中ではそんなリヒターと彼の公私に渡るパートナーであり、本コンサートも一緒に作り上げてきたマールへのインタビューや、15年間にわたって彼女が撮りためていたリヒターの創作の様子を捉えたプライベート映像、そして、彼が作曲家として成功するまでの苦難の道のりやマールとの強い絆も明らかにされていく。監督はボノやサム・スミスなど様々なミュージシャンとコラボレートしてきたナタリー・ジョンズ。その繊細な演出と美しい映像で「SLEEP」の魅力を浮かび上がらせる。

仕事に追われ、誰もが生き急いでいるような現代社会。そんな中、睡眠と芸術を題材に、人間にとって本当に必要なものは何かを考えさせてくれ、同時に、劇場の観客も観賞後は実際にコンサート【SLEEP】に参加したかのように最高級の“眠り”と“目覚め”の体験を感じられる珠玉のドキュメンタリー『SLEEP マックス・リヒターからの招待状』は、3月26日(金)より公開。

作品タイトル:『SLEEP マックス・リヒターからの招待状』
出演:マックス・リヒター、ユリア・マール、(ソプラノ)グレース・デイヴィッドソン、(チェロ)エミリー・ブラウサ、クラリス・ジェンセン、(ヴィオラ)イザベル・ヘイゲン、(ヴァイオリン)ベン・ラッセル、アンドリュー・トール
監督:ナタリー・ジョンズ
製作:ステファン・デメトリウ、ジュリー・ヤコベク、ウアリド・ムアネス、ユリア・マール
撮影:エリーシャ・クリスチャン
2019年/イギリス/英語/99分/シネスコサイズ/原題:Max Richter’s Sleep/映倫:G
配給:アット エンタテインメント

公式サイト:max-sleep.com
公式Twitter:@maxsleepmovie
公式Facebook:@maxsleepmovie
公式Instagarm:@maxsleepmovie
コピーライト:(c)2018 Deutsche Grammophon GmbH, Berlin All Rights Reserved

3/26(金)新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、
ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

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