『パラレル・マザーズ』(11月3日(木・祝)公開)で7度目のタッグを迎えるペドロ・アルモドバル監督とペネロペ・クルスからのコメント、さらにメイキング写真が解禁された。
『トーク・トゥ・ハー』『ペイン・アンド・グローリー』のペドロ・アルモドバル監督の待望の最新作は、同じ日に母となった二人の女性の数奇な運命と不思議な絆、そしてこの困難な時代における生き方を描く、家族の愛をあらたな形で描く衝撃作。
本作が、『ライブ・フレッシュ』以来のタッグとなるアルモドバル監督と主演ペネロペ・クルス。お互いの印象について、監督は「彼女のデビュー作品『ハモンハモン』をみて、「一緒に仕事をしたい」と思ったのを覚えている。彼女は優れたコメディアンでありながら、痛みや感情についてとても深く理解しており、実力がある。私の仕事のやり方にもすぐに適応してくれた。」と回顧。
一方でペネロペは、両親が持っていたビデオテープでアルモドバル監督の映画を観てファンになり、以後、アルモドバルとタッグを組み続けている。「彼はいつも、私がそれまでにやったことのない新たな題材に挑戦させてくれてチャンスを開いてくれた。そして彼は、私の演技を事前にイメージ出来るようで、そのことにとても感謝している。」と、7回目の共同作業となる今では阿吽の呼吸で意思疎通が図れることを明かした。
「今後の二人のコラボレーションは?」の質問に、監督は笑いながら「彼女は私の作品すべてに出演したいと言っていて、もちろんペネロペには全作品に出てもらいたいが、まだ脚本を書いていないものもある。だから全てに彼女が出てくるかどうかはまだ分からない。でも、おそらく起用し続けるだろう。彼女は私の芸術的な家族の一員であり、個人的な感情の家族の一員でもあり、私の古いスタイルの劇団の一員だと思っている。」と回答。
ペネロペは、「彼の映画に100本出演できたとしても、十分ではないの。彼と一緒に撮影現場にいるときはいつも大冒険だし、彼と食事に行くときでさえ同じ気持ちを抱く。私たちは永遠にお互いの人生の中にいる。」と熱く答え、ふたりの固い絆は友情や恋愛をも凌駕する超越した場所にあることが窺える。
あわせて解禁されたメイキング写真は、ペネロペと監督の距離感からしっかりと構築された彼らの信頼関係が伝わってくる3枚となっている。
ストーリー
フォトグラファーのジャニス(ペネロペ・クルス)と17歳のアナ(ミレナ・スミット)は、出産を控えて入院した病院で出会う。共に予想外の妊娠で、シングルマザーになることを決意していた二人は、同じ日に女の子を出産し、再会を誓い合って退院する。だが、ジャニスはセシリアと名付けた娘と対面した元恋人から、「自分の子供とは思えない」と告げられる。そして、ジャニスが踏み切ったDNAテストによって、セシリアが実の子ではないことが判明する。アナの娘と取り違えられたのではないかと疑ったジャニスだったが、激しい葛藤の末、この秘密を封印し、アナとの連絡を絶つことを選ぶ。それから1年後、アナと偶然に再会したジャニスは、アナの娘が亡くなったことを知らされる──。
作品タイトル:『パラレル・マザーズ』
出演:ペネロペ・クルス、ミレナ・スミット、イスラエル・エレハルデ、アイタナ・サンチェス=ギヨン、ロッシ・デ・パルマ、フリエタ・セラーノ
脚本・監督:ペドロ・アルモドバル(ペイン・アンド・グローリー/ボルベール〈帰郷〉)
2021/スペイン・フランス/スペイン語/123分/カラー/5.1ch/ドルビーデジタル/アメリカンビスタ
原題:MADRES PARALELAS 字幕翻訳:松浦美奈 R15+
提供:木下グループ
配給・宣伝:キノフィルムズ
公式サイト:pm-movie.jp
公式Twitter:@pm_movie_jp
コピーライト:(C) Remotamente Films AIE & El Deseo DASLU
11/3(祝・木)ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ、新宿シネマカリテ 他公開
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