『ロマンスドール』フードコーディネーターは料理家・なかしましほ!衣食住に溢れるタナダ監督のこだわりとは― 1/24公開

ロマンスドール

一目で恋に落ちて結婚した妻との日々を描き、”ラブドール職人”という型破りな設定とセンセーショナルな展開に多くの話題と共感を呼んだ、タナダユキの小説「ロマンスドール」。男女が強く惹かれ合い、そして時間とともに変わりゆく感情と関係を繊細に描いた物語は、多くの話題と共感を呼んだ。発表から10年、原作者であるタナダユキ自らが脚本・監督をつとめ、純愛と性愛が交差する新たな映画作品『ロマンスドール』が2020年1月24日(金)全国公開となる。惹かれ合い結婚し、愛し合った先に2人がもった”嘘“と”秘密“とは―。変わりゆく男女の感情をリアルに映し出す、美しく儚い、大人のラブストーリーが誕生した。

本作の劇中に出てくる衣食住にまつわる様々なアイテムにはタナダ監督のこだわりが溢れている。中でも料理は監督自身がファンだという料理家なかしましほによるもので、なかしまは書籍や雑誌を中心に心温まる、体に優しいナチュラルな食事を提案しており、『四十九日のレシピ』(13)や『バースデーカード』(16)などの映画ではフードコーディネーターとして携わっている。

なかしまの起用についてタナダ監督は、「なかしまさんの作るお料理はいつも、美味しいだけではなく、知らない間にちょっとだけ弱ってしまった部分にスッと入り込んで、まるで優しく治療をしてくれるようなところがあるんです。それでいて押し付けがましさが全くないのは、美味しいものを美味しくいただいて欲しいという純粋な想いで料理を作られているから。心にも身体にも染み渡るそんなお料理を作れる方なので、ぜひお願いしたいと思いました」と絶賛。

一方、なかしまは本作への参加について「主演のおふたりがお料理がお好きというのがかなりプレッシャー(笑)、且つがんばらねばと思いました」とオファーを受けた当時を振り返った。

ロマンスドール

料理に対しては「台本を読ませてもらって、園子はひとり暮らしもきっと長くて、あまり凝ったものは作らないけれど、手際よくちゃちゃっとお料理を作る印象を持ちました。自分で工夫したりするのも好きそうだなと(漬物を漬けたり、塩麹を使ったり、とか)。なので見た目はシンプル、味付けには少し意外性を持たせるようなお料理にしました。食器やテーブルまわりも、少しだけ彼女の年代が好きそうな柄物や北欧っぽいを混ぜましたが、基本はとてもシンプルなものです」とコメント、台本を読み解いて丁寧に劇中の料理を作り上げたことがよく分かる。

タナダ監督「料理は生活の一部なので、結婚生活においては、頑張りすぎないけれど少しだけ気の利いたもの、という点を相談しながらメニューなども決めていきました。」と料理には相当こだわっており、「細かすぎて伝わらないと思いますが(笑)新婚時代は少しだけ味付けも濃い目のもの(炊き込みご飯やポタージュ)、年齢を重ねるともう少し落ち着いた料理に(白米にお味噌汁)・・・と微妙に変化しています」と一つひとつの料理にきちんとイメージや意味があると明かした。なかしま「監督の中で食卓のイメージがしっかりあるので、それをきちんと汲み取って観客の方にも伝えられたと思っています。ただおいしいそうな料理というよりは、作る人の生活が伝わるような料理を心がけています」と語っており、シーンごとに移り変わる食卓に要注目だ。

ロマンスドール

また、食事と同じくらい拘りに溢れているのがインテリアと衣装。インテリアや小物は、“園子だったらこれを買うだろうな”というものがスタッフによって揃えられ、タナダ自身もカーテン、マグカップ、フクロウの飾り、ウールダスター(ほこり取り)、猫の置物、鳥の置物、アンティークのインク瓶など、自身で用意・製作した小物を劇中で使用している。衣装に関してもエプロンのほか、園子のブルーグレーのコート、キャミソールワンピースなどを『勝手にふるえてろ』や今年2月公開の『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』など数多くの映画でスタイリストを担当している宮本茉莉率いる衣装部が製作。コートとキャミワンピは生地を染めるところから作るほどのこだわりようで、キャラクターを形作るためにスタッフの力を結集して取り組んでいる。

さらに、『ロマンスドール』とデリッシュキッチンのタイアップが決まり、劇中に登場する「きのこのさっぱりごはん」をレシピ動画化。高橋と蒼井による紹介動画も公開された。

レシピ動画はこちら:https://delishkitchen.tv/recipes/277327753152299493

美しく儚いラブストーリーと共に、食欲そそる料理もぜひスクリーンで楽しみたい。

ストーリー
変わらない日常の中で、どうして僕らは、変わってしまったんだろう。
美人で気立てのいい園子に一目惚れして結婚した哲雄が、彼女にずっと隠し続けている仕事、それはラブドール職人としてドールを作っていること。
平穏に過ぎていく日常の中、哲雄は仕事にのめり込み、恋焦がれて結婚したはずの園子とは次第にセックスレスになっていた。
いよいよ夫婦の危機かと思ったとき、園子はぽつりと胸の中に抱えていた秘密を打ち明けた。

作品タイトル:『ロマンスドール』
出演:高橋一生 蒼井優
浜野謙太 三浦透子 大倉孝ニ ピエール瀧
きたろう 渡辺えり
脚本・監督:タナダユキ
原作:タナダユキ「ロマンスドール」(KADOKAWA刊)
PG12
配給:KADOKAWA

公式サイト:romancedoll.jp
コピーライト:(c)2019「ロマンスドール」製作委員会

2020年1月24日(金)全国ロードショー

 


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