“まさに今見るべき映画”と大反響『SKIN/スキン』メイキング映像公開!ジェイミーが全身のタトゥーメイクを施す様子も

SKIN

新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほかにて全国順次公開中の映画『SKIN/スキン』。アメリカで発足したレイシスト集団の共同創設者ブライオン・ワイドナーの実話を描いた本作は、世界中で「Black Lives Matter」運動が高まる中での劇場公開となり、“まさに今見るべき映画”と多くの反響を呼んでいる。

スキンヘッドに差別主義者を象徴する無数のタトゥー。白人至上主義者に育てられ、憎悪と暴力に満ちた生活を送っていたブライオンは、シングルマザーのジュリーと出会い、これまでの自分の悪行を悔い、新たな人生を始めようと決意する。しかし脱会を許さないかつての同志たちから執拗な脅迫、暴力を受けることとなり、ジュリーたちにもその矛先は向き始める…。

この度、本作の撮影風景と併せてガイ・ナティーヴ監督が製作背景を語るメイキング映像が解禁となった

映像では、ガイ・ナティーヴ監督が本作を製作するきっかけとなった、ブライオン・ワイドナー本人が壮絶なタトゥー除去手術を行った記録写真が映し出される。イスラエル出身で、ホロコーストを生き延びた祖父母からあらゆる人種差別について聞かされてきた監督は、ブライオンの写真と“スキンヘッドの若者が社会復帰できる確率は、0.1%にすぎない”と書かれた記事を読み、本作を製作する決心をしたという。

監督はブライオンを演じた主演のジェイミー・ベルについて、「本作がキャリア最高の役」と絶賛。役作りのため14キロもの増量をするだけでなく、自らブライオン・ワイドナー本人の元へ足を運び、直接対話をしたことで、彼の心の闇を見事に表現してくれたと語った。ジェイミーが全身のタトゥーメイクを施す様子も公開され、「タトゥーの数が多いほどネオナチの仲間に尊敬された」というブライオンの姿を忠実に再現するため、撮影時は毎朝4時から3時間かけてメイクを入れていたという。

自身を演じたマイク・コルターの大ファンだというダリル・L・ジェンキンス本人が撮影現場を訪れるシーンでは、ダリルが撮影にあたり、反ヘイトの観点からファシストとどう闘うか、更生を望む者にどう協力するかなど監督にアドバイスをするだけでなく、マイク・コルターとも交流を重ねたことが映画完成の力になってくれたと語った。

SKIN/スキン

映像の最後には、本作のモデルとなった人物たちの写真が映され、「あなた方は彼の努力を受け入れれられるか?」というこの映画のテーマについて監督が語っている。憎悪と暴力の世界から抜け出そうしたブライオンと、どんな人でも救おうと奮闘するダリルの友情は、コロナウィルス以後の世界でレイシズムの嵐に直面している私たちに、見失っていた“寛容さ”について改めて考えるきっかけとなる姿だ。

作品タイトル:『SKIN/スキン』
出演:ジェイミー・ベル/ダニエル・マクドナルド/ダニエル・ヘンシュオール/ビル・キャンプ/ルイーザ・クラウゼ/カイリー・ロジャーズ/コルビ・ガネット/マイク・コルター/ヴェラ・ファーミガ
監督・脚本:ガイ・ナティーヴ
製作:ジェイミー・レイ・ニューマン、ガイ・ナティーヴ
撮影:アルノー・ポーティエ
編集:リー・パーシー、マイケル・テイラー
音楽:ダン・ローマー
2019年|アメリカ映画|118分|DCP|カラー|スコープサイズ|原題:SKIN
配給:コピアポア・フィルム

公式サイト:skin-2020.com
コピーライト:(C) 2019 SF Film, LLC. All Rights Reserved.

新宿シネマカリテ、ホワイト シネクイント、アップリンク吉祥寺ほか
2020年6月26日(金)より
ロードショー!以降全国順次開

 

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