ムン・ソリ主演『三姉妹』6月17日(金)公開決定 ―現代を生きる烈しくもあたたかい三姉妹の絆の物語


第42回青龍映画祭をはじめとした韓国の主要映画賞で女優部門の受賞を軒並み果たし、第25回釜山映画祭パノラマ部門にも出品された『Three Sisters』(英題)を『三姉妹』の邦題で6月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次にて公開されることが決定した。

第16回大阪アジアン映画祭の特別注視部門に出品され、上映後にはSNS上で絶賛のコメントが並び、日本の慧眼を持つ映画祭の観客の心を掴んだ作品が、いよいよ待望の正式公開となる。
本作は『オアシス』(02/イ・チャンドン監督)で第59回ヴェネツィア映画祭の新人賞であるマルチェロ・マストロヤンニ賞に輝き、以後もパク・チャヌクやホン・サンスといった韓国の名匠監督たちとタッグを組み世界を魅了してきた名優ムン・ソリが、その脚本に感銘を受け、主演を務めるとともに共同プロデュースを買って出た、現代を生きる烈しくもあたたかい三姉妹の絆の物語。

韓国・ソウルに暮らす三姉妹。長女ヒスクは別れた夫の借金を返しながら、しがない花屋を営んでいる。一人娘には疎まれ相手にされなくても“大丈夫なフリ”をして日々をやり過ごす。
次女ミヨンは熱心に教会に通い聖歌隊の指揮者も務める模範的な信徒。高級マンションに暮らし“完璧に”家庭でも振舞うが、そんな日常は次第にほころびを見せ始める。三女ミオクは劇作家としてスランプに陥り自暴自棄となって昼夜問わず酒浸りの日々を送り、夫の連れ子である息子の保護者面談に“酔っていないフリ”で乗り込む始末。
性格、仕事、生活スタイル、全てが異なる人生を送る彼女たちは、父親の誕生日を祝うために久しぶりに一堂に会し、蓋をしていた幼少期の心の傷と向き合うことに。真正面から自らと対峙し、もがき、苦しみながらも新たな希望を見出していく三姉妹の姿を、ユーモアを交えながらも激しく活写した。

韓国の主要映画祭である、第42回青龍映画祭(最優秀主演女優賞・最優秀助演女優賞)、第57回百想芸術大賞(最優秀助演女優賞)、第41回韓国映画評論家協会賞(最優秀主演女優賞・最優秀助演女優賞)、第30回釜日映画賞(最優秀助演女優賞)の女優部門で次々に受賞を果たし、韓国映画界を席捲。またイ・チャンドン監督は「非凡な映画。何を想像しても、それ以上。」と絶賛のコメントを寄せている。

長女ヒスクを演じたのは、韓国の名バイプレイヤーであるキム・ソニョン。日本でも一大ブームとなったドラマ「愛の不時着」で北朝鮮の人民班長ナ・ウォルスク役を人情味あふれながらもコミカルに演じたことで話題となったが、今回も悲哀に満ちながらもどこか可笑しみを感じさせる熱演を披露。
ムン・ソリは完璧な人間として気丈に振る舞いながらも徐々に仮面が剥がれていく次女ミヨンを演じている。三女ミオクには、長年トップモデルとして第一線で活躍し、2015年の韓国で年間一位の興行収入を記録した『ベテラン』で映画デビューを果たしたチャン・ヨンジュが抜擢され、自暴自棄になり感情を爆発させる劇作家ミオクを体当たりで演じている。
監督は長編デビュー作『Communication & Lies』(15)で第20回釜山国際映画祭NETPAC賞に輝き、本作が長編3作目となるイ・スンウォン。イ・チャンドン監督がその手腕を激賞する鬼才監督だ。


作品タイトル: 『三姉妹』
出演:ムン・ソリ(『オアシス』、『ペパーミント・キャンディー 』、『お嬢さん』)、キム・ソニョン(「愛の不時着」、『マルモイ ことばあつめ』)、チャン・ユンジュ(『ベテラン』)、チョン・ハンチョル(「海街チャチャチャ」「ヴィンチェンツォ」)
監督・脚本 イ・スンウォン (長編第三作 )
製作: キム・サンス 、 ムン・ソリ
音楽 パク・キホン(『大統領の理髪師』)
2020年 /韓国 /韓国語 /ビスタ /カラー (一部 B/W)/5.1ch/115分 /原題:세자매/字幕翻訳:中西美絵
配給:ザジフィルムズ

公式サイト:http://www.zaziefilms.com/threesisters/
コピーライト:(c)2020 Studio Up. All rights reserved.

6月17日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!


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