『WAVES/ウェイブス』映像美が凝縮された水辺の新場面写真到着!監督が語ったリチャード・リンクレイターからの影響

WAVES/ウェイブス

トロント国際映画祭で史上最長のスタンディングオベーションを巻き起こし、「一生に一度の傑作」「今年、最もまばゆい体験」と世界中が大熱狂。今やアメリカ映画界の最前線に立つ存在になったA24が放つ最新作『WAVES/ウェイブス』が近日公開となる

主役とも呼べるのは、今の音楽シーンをリードする豪華アーティスト達が手掛ける31の名曲トレイ・エドワード・シュルツ監督が事前に本編に使用する楽曲のプレイリストを作成し、そこから脚本を着想し製作された。監督自身が“ある意味でミュージカルのような作品”と語るように、全ての曲が登場人物の個性や感情に寄り添うように使用され、時には音楽がセリフの代わりに登場人物の心の声を伝える。ミュージカルを超えた<プレイリスト・ムービー>の誕生だ。

WAVES/ウェイブス

ある夜を境に、幸せな日常を失った兄と妹。傷ついた若者たちが、再び愛を信じて生きる希望の物語。スクリーンいっぱいに躍動するサウンド、息を呑むほど美しい色彩と独創的なカメラワーク、登場人物の心情を疑似体験するストーリーテリングは、いまだかつてない映画体験をもたらし、映画の持つ無限の可能性を感じさせる。

誰もが体験する青春の挫折、恋人との別れと出会い、親子の確執、家族の絆、そしてすべての傷を癒す愛といったさまざまなテーマを、実験的かつ現代的な手法で鮮烈に描く。とりわけサウンドに乗ってカメラが360度回転するオープニングの7分間は圧巻。そして135分後、息もできないほどの感傷と明日への希望が胸に広がってくることだろう。

この度、水辺のシーンを集めた場面写真が解禁となった。

どれもカップルたちのデート風景だが、『WAVES/ウェイブス』とタイトルにあるように、常に穏やかな波が恋人たちを包み込む。太陽が照り付けるカリフォルニアのビーチや、洒落たレストランが並ぶ港、マナティーを見に訪れた緑豊かな泉。場所は変われどいつも「WAVES」=「波」が彼らを静かに見守る。時にカメラを水の中に潜らせて、見つめ合う姿や手を繋いで泳ぐ姿も撮影され、まるで観ている側も一緒に波に漂っているような感覚に。

WAVES/ウェイブス

WAVES/ウェイブス

本作を監督したトレイ・エドワード・シュルツは、影響を受けた監督の一人、リチャード・リンクレイターについて次のように語っている。

「リンクレイターの『バッド・チューニング』を初めて観てから、取りつかれたようにそれからずっと考えていたよ。個人的でありながら半自伝的な要素がとても多かった。僕が高校生活を送っていた時とは全く違う時代だけれど、作品に出てくる高校生たちと同じようにテキサスで育ったし、彼らの日常に親しみも持てた。すごく真実味があったんだ。現代版の『バッド・チューニング』を作れないだろうか?と思ったよ。リンクレイターからは自然体であることの大切さを学んだ。そうすることでキャラクターやその人生に信憑性を持たせることができるんだ。『ビフォア』シリーズは大のお気に入りだよ」

リンクレイターと言えば、彼も水辺のシーンを美しく撮る監督。『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』では、主人公が恋心を寄せる女子と川に遊びに行きそこでファーストキスを交わし、『ビフォア・サンセット』では9年後に再会した男女が川沿いを歩き、船に乗りながらお互いが知らないお互いの9年間について語り合い、『6才のボクが、大人になるまで。』では離れて暮らす父子がキャンプで川を訪れ絆を深める。

人間関係を1歩進めるロケーションとして水辺を選び、それを美しく切り取ってゆく『WAVES/ウェイブス』。その映像の美しさに酔いしれたい。

豪華31曲のプレイリスト

「FLORIDADA」「LOCH RAVEN (LIVE)」「BLUISH」アニマル・コレクティヴ
「BE ABOVE IT」 「BE ABOVE IT -EROL ALKAN REWORK」「BE ABOVE IT ? LIVE」テーム・インパラ
「MITSUBISHI SONY」「SIDEWAYS」 「FLORIDA」「RUSHES」「RUSHES (BASS GUITAR LAYER)」「SEIGFRIED」 フランク・オーシャン
「WHAT A DIFFERENCE A DAY MAKES」ダイナ・ワシントン
「La Linda Luna」 ケルヴィン・ハリソン・Jr
「LVL」 エイサップ・ロッキー
「AMERICA」 ザ・シューズ
「BACKSEAT FREESTYLE」 ケンドリック・ラマー
「IFHY」 タイラー・ザ・クリエイター feat. ファレル・ウィリアムス
「FOCUS」 H.E.R.
「LOVE IS A LOSING GAME」 エイミー・ワインハウス
「SURF SOLAR」 ファック・ボタンズ
「U RITE」「U-RITE (LOUIS FUTON REMIX)」 THEY.
「I AM A GOD」 カニエ・ウェスト
「GHOST!」 キッド・カディ
「MOONLIGHT SERENADE」 グレン・ミラー・オーケストラ
「THE STARS IN HIS HEAD(DARK LIGHTS REMIX)」 コリン・ステットソン
「HOW GREAT」 チャンス・ザ・ラッパー
「PRETTY LITTLE BIRDS」 SZA feat. アイザイア・ラシャド
「TRUE LOVE WAITS」 レディオヘッド
「SOUND & COLOR」 アラバマ・シェイクス

ストーリー
傷ついた今日も、癒えない傷も、愛の波が洗い流す―
高校生タイラーは、成績優秀なレスリング部のエリート選手、美しい恋人アレクシスもいる。厳格な父親ロナルドとの間に距離を感じながらも、恵まれた家庭に育ち、何不自由のない生活を送っていた。そんなある日、不運にも肩の負傷が発覚し、医師から選手生命の危機を告げられる。そして追い打ちをかけるかのように、恋人の妊娠が判明。徐々に狂い始めた人生の歯車に翻弄され、自分を見失っていく。そしてある夜、タイラーと家族の運命を変える決定的な悲劇が起こる。
一年後、心を閉ざして過ごす妹エミリーの前に、すべての事情を知りつつ好意を寄せるルークが現れる。ルークの不器用な優しさに触れ、次第に心を開くエミリー。やがて二人は恋に落ちるが、ルークも同じように心に大きな傷を抱えていた。そして二人はお互いの未来のためにある行動に出る・・・。

作品タイトル:『WAVES/ウェイブス』
出演:ケルヴィン・ハリソン・Jr、テイラー・ラッセル、スターリング・K・ブラウン、レネー・エリス・ゴールズベリー、ルーカス・ヘッジズ、アレクサ・デミー
監督・脚本:トレイ・エドワード・シュルツ(『イット・カムズ・アット・ナイト』)
音楽:トレント・レズナー&アッティカス・ロス(『ソーシャル・ネットワーク』、『ゴーン・ガール』)
原題:WAVES/2019年/アメリカ/英語/ビスタサイズ/135分/PG12
配給:ファントム・フィルム

公式サイト:https://www.phantom-film.com/waves-movie/
コピーライト:(c)2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.

近日公開


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