レビュー
父親の遺伝子
ドイツのコメディ映画です。まさかのびっくりストーリーでした。ネタバレすると面白くないので、ぜひみてください。 鑑賞後、自分が受け継いだ父親の遺伝子は何か、自分も探しました。
ヴィンフリートとコンサルタント会社で働く娘・イネス。性格も正反対なふたりの関係はあまり上手くいっていない。たまに会っても、イネスは仕事の電話ばかりして、ろくに話すこともできない。そんな娘を心配したヴィンフリートは、別人<トニ・エルドマン>となって、イネスの元に現われる。
職場、レストラン、パーティー会場――神出鬼没のトニ・エルドマンの行動にイネスのイライラもつのる。しかし、ふたりが衝突すればするほど、ふたりの仲は縮まっていく・・・。
【introduction】
ジャック・ニコルソンが自ら名乗りを上げ、ハリウッド・リメイクが決定!
第89回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート他、40以上もの賞に輝いた2016年の映画ベスト1!
互いに思い合っているにも関わらず、今ひとつ噛み合わない父と娘の普遍的な関係を、温かさと冷静な視点をあわせ持った絶妙のユーモアで描いた本作。
ワールドプレミアとなったカンヌ国際映画祭で公式上映されるや、カンヌは本作の話題で持ちきりに。スクリーン・インターナショナルの星取りでは、歴代最高得点3.7(4.0満点)を獲得。主要賞は逃したものの「観客と批評家にとってのパルムドール」と言わしめ、マスコミから絶賛された。
既に公開されたドイツ、フランスでは異例の大ヒットを記録し、アカデミー賞ノミネートをはじめ、各国の映画批評家協会賞や外国語映画賞を受賞。ヨーロッパ映画賞では作品賞、監督賞、男優賞、女優賞、脚本賞と主要賞を総なめ! と世界の映画祭、映画賞を席巻!
また、アメリカ公開の際に、本作を観て、惚れ込んだジャック・ニコルソンが、ハリウッド・リメイクを熱望! 引退表明していたにも関わらず、撤回しリメイク版で自ら父親役を演じるという。『ありがとう、トニ・エルドマン』はアカデミー賞の常連である大物俳優の心をも鷲掴みにした。
ペーター・ジモニシェック、ザンドラ・ヒュラー
監督・脚本:マーレン・アデ
2016年ドイツ=オーストリア 162分
配給:ビターズ・エンド
ドイツのコメディ映画です。まさかのびっくりストーリーでした。ネタバレすると面白くないので、ぜひみてください。 鑑賞後、自分が受け継いだ父親の遺伝子は何か、自分も探しました。